作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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2021年的迷走の悲しみ

 いけい・るか
 0   1100.4   0   1 

僕の横を 聖火をかざして 走ってゆくの 僕と同じ 五体満足または不満足が 足元の広がりを ストロンチウムで 染めてゆくの コーヒーの匂いでいっぱいの 口腔を濡らしながら 粗挽きの キスを交わそう 未来永劫共通の 肉感的な心地良さで殴り......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-20

言葉のない河原から

 わたしも
 1   1508.7   1   1 

ベッドに仰向けに身体を横たえたまま、 MRI装置の中に水平に押されるように 入って行く。   「はい 息を吸って 止めて        はい 楽にしてください」 機械音の向こうの音声が何度か指示を繰り 返す。目の前20㎝に迫る装置の壁面を避け......


現代詩
作成日時 2021-07-17

角を曲がる

 ハービー
 0   952.9   0   0 

こつんこつん ゆっくりと足を出す 朝すら来て欲しくない 赤色以外灯すことをやめた信号機 一体いつまでここで待とうか 人はおらず 車も走らず 寂しそうに自販機が光る 中途半端に見え隠れ 星と月 雲に隠れ 雲から現れ 私だけのものじゃな......


現代詩
作成日時 2021-07-19

きみらしい

 otonano_furi
 7   1511.8   1   0 

私に君の生きる権利を選ぶことはできない なにを返すにも「ん」の一言    返事をする分だけマシなのか    まだ私の声が聞こえているだけでも良しとするか     六畳一間には君の宇宙が眠る   おおいに愉しむべきだ    君という君は......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-09

夏のヘリオガバルス

 獣偏
 0   1014.6   0   1 

七月の空に逆噴射 レモン味の焼きそばを買おうや どん、どっ、どどん ? コノヤロー 火之迦具土神が焼いたぼぼのにおい 鈍行を乗りついで来たんだと ご苦労さんだね。 ほんとはダメなんだけど、ビールも買った 隅にいって一人で飲んだよ ......


現代詩
作成日時 2021-07-17

消破船

 高代 あさ
 5   1144.3   0   0 

水をながめ 舌を伸ばした すくいとったのに 指が 溺れた 息つぎのこと 目を逸らさなかった それを見る目が 破船で 静けさを尊ぶようになった 夢という言い訳は いいね たやすく眠り 光が眩しい、という人の 貝が住民票を得る ......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-18

紫陽花

 杜 琴乃
 8   1722.9   0   4 

まだら色をした渦紫陽花は 自分の重みで零れ落ちるまでの 僅かな季節を過ごす蝶であり ひと粒の雨のための器 いつか最上級の枕で眠りたいと云う まち針のためのピンクッション 憧れのジューンブライドも 血を吸われ 七月は蚊を殺した 目覚める......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-10

あぁ、夏だ

 すずちに
 1   1075.7   0   0 

ドアを押し開ける 冷気の膜をひと破り。 ひんやりと冷やされた足で暖かな床をペタペタと歩き、そこに足があるのだと思い出す。 ジメジメとした温風が頬を撫でる。 気にせずペタペタ、ペタペタ、階段を上る。 洗濯物を畳みながらふと外を見ると......


現代詩 縦書き
作成日時 2021-07-17
投稿作品数: 8528