並行世界ミーティング - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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並行世界ミーティング    

雨天 乗った快速 遠い道のり 重い荷物 手持ち無沙汰は 現状の主張が激しくする だから僕は逃げた 現実の視界へと 入り乱れた広告とビル群のスライドショー 見えない誰かの生活痕からペルソナを産む それが飽きた頃 フレームが狭まって 枠の外から各停が 現れ すり寄ってきた 見ていた でも 見られてもいた ほとんどは 仮想の世界に目が落ちている 頭の中で遊んでる 蹲ってる 閉ざしてる ひとりだけ ドアにもたれかかり ギターケースを抱えた金髪の女性 彼女は顔を上げていた 黒目が見えた 窓越しに目があった かもしれない マスク越し 微笑まれた ように見えた 後ろの誰か 勘違い もしくは変な人 記憶に埋もれた僕の知り合いもありえそう 誰だろう 一回切りに溢れてる東京は人の海 どれだけの人と 話しただろう 会っただろう すれ違うだけなら何桁くらういくのだろう 顔も名前も何も知らない 仮の知り合い 彼らは いま なにをしているんだろう また会えるだろうか もう会ってるだろうか その時々の 感情だけは 覚えてる けれど 詳細は行方不明 気づけば思考のシャワーを浴びていて 僕は視界を忘れてた 刹那 轟音  時間軸のズレた電車のカーテンがかかっていた 急な刺激に脳内PCはショートした たった数秒ほどの長い時間 重低音はボリュームを下げていき 落とした意識がゆっくり上がってきた 流れる環境音の破調を終えた頃 線路を隔てたパラレルワールドとの接触も 再開して 再会した けど 他人だった 二つの電車は 近づいて 遠のいて また近づいて 追い越し 追い越されて かけっこでもないけれど 身を寄せ合った でも目的地は違うから さようなら 北へ向かった 黄色い電車と誰かさん 僕は一旦西へ参ります だけで乗り換えて北へ行くんです 方向性は違っても 目指す方角は同じなんです だから 二言加えましょう 窓から窓を通して見た貴方 既に顔も忘れた名前も知らない貴方 人混みを泳ぐようなこの街で またいつか またどこか  気付かぬ内に すれ違い なにかの拍子に目が合って なにも起こらず また忘れましょう そんな縁でもあれば また


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作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 309.1
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2025-04-06
コメント日時 2025-04-08
#現代詩
項目全期間(2025/04/14現在)
叙情性0
前衛性0
可読性0
エンタメ0
技巧0
音韻0
構成0
総合ポイント0
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:309.1
2025/04/14 09時13分01秒現在
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    作品に書かれた推薦文

並行世界ミーティング コメントセクション

コメント数(5)
レモン
レモン
作品へ
(2025-04-06)

淡々とした印象。 改行で‘平行世界’を表しておられるのでしょうか。 気をつけた方が良いことは、 このような‘熱量’だったり‘クライマックス’を敢えて避ける詩だと、 長さが気になります。 途中から、「長いな」と思い、退屈しました。 ただ、やはり‘素直さ’が詩に顕れていて、 そこは良いと思いました。 もう少し、研ぎ澄ますと良いかも。 ありがとうございます。

1
銀河少年
銀河少年
作品へ
(2025-04-06)

初めまして。 昨年久々に東京へ行く機会がありました。(10年以上ぶり) 知らない方にも電車の行き先を訊ねたり、色々助けてもらうこともありました。 人口が多くて、二度と会わないかもしれない人に囲まれた世界だからこその 人の温かみもあるのかもしれないと感じ、詩を読んでそのことを思い出しました。

1
283.0046.
283.0046.
銀河少年さんへ
(2025-04-06)

はじめまして 閲覧コメントありがとうございます 実際にみんな壁を作って、お互い干渉しないようになってますけど、困った時に助けてくれる人もいたり、その逆もいたり、ひと言で言えないような場所ですね ただ、悪くないなって思ってます ぜひ機会があればまたお越しください

1
283.0046.
283.0046.
レモンさんへ
(2025-04-06)

実直なご感想ありがとうございます 言われて気づきました、、 実は、久しぶりに詩を書きまして 最近思いついた言葉のメモの切れ端を平たく伸ばして作った詩なんです 最初は短くまとめてたんですが、どんどん言葉が溢れて肉付けしすぎてしまった結果になります 詩の構成は気に入ってるんですが、書き方を修正するべきだったとか削ぎ落とす部分がまだあるなと思う部分が多々あります、、 おっしゃる通り研ぎ澄ますべきでした、、というか研ぎ澄まします

1
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2025-04-08)

情 報 が 何 一 つ 脳 に 入 っ て こ な い 

1
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