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息をする
影武者が私を追いかけてくる。 生きていると、息が止まるのではないかという恐怖にたまに襲われます。 70歳のおじいさんもおなじ事を言っていました。 私も10歳の頃からやっぱりおなじ事を思っていました。 けれど、おじいさんの方が切迫しているのではないかと思うと申し訳ない気持ちになりました。 それは優越感とは違う、ただ単純に年齢という一点に尽きました。 歳を重ねるたび、10歳の頃に感じた死への恐怖が私を襲います。 これには全く辟易としてしまいます。 どんなに逃げようとも追ってくる影武者のように、それは背後にピッタリとついてくるのです。 私はこれを全員にわかってもらえるとは考えていないけれど、 数人には理解してもらえると思っています。 その数人に対して言います。 何も考えない事が肝要だと。 ただ生きろと言いたいです。 それしか言えないからです。 死んだことがないのだし。 生きることしか、出来ないのだから。 影武者はやっぱり、ついてくる。 けどね。
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息をする ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 467.1
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-01-03
コメント日時 2025-01-05
項目 | 全期間(2025/01/06現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ちーきょこさん、一時期書けない書けない言いよったけど書けましたねー詩なんて書かなければ書けない苦しみなんて味わわなくて済むんじゃけど書かずにおれない僕らの哀しい性質ですねーなんかね、無から無へ還るだけだから怖くねえって話もあるけどやっぱねー10と70じゃ70のほうがソレに近いから実感しちゃうんじゃなかろうか…幸い僕は病弱でもない愚鈍な子供だったから、んなこたぁ考えたことはなかったかなー田舎だから身近にはソレはよくあったけどね。ありがとうございました。
0影武者=死が連想されました。 歳を重ねるごとに死を意識してしまう感覚は誰もが感じるだろうなと考えました。 絵も上手ですね★
0死というのは生きるエンジンかもしれないですね。猫、詩に挿絵があると良いです。
1自分も子供の頃、同じような思いをしたことがあります。 (特に夜寝る前とか) 影武者というメタファーは見事ですね。
0インパクトのある絵ですね。こういう絵も描かれるのですね。
02年前に病気で入院していた時に個室の壁越しに隣の患者が朝夕問わずうめき声をあげていたのを思い出しました。
0絵にゾッコンでした。
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