地球へのラブレター - B-REVIEW
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地球へのラブレター    

 周りにしゃへい物がないので、風がようしゃなく吹き付ける。広い空はからっとしていて水色。その下には青と緑の中間、エメラルドグリーンの海が太陽に照らされ波打ち、そのせんたんがレース状の白いあぶくと一緒にぼくに襲いかかる。ぼくはわざとそれをぎりぎりまで引き付けて、ステップしてよける。さっきまで黄色っぽかった砂が、水にぬれて黒くしめっぽい色になる。ぼくの茶色のスニーカーのくつさきはわずかにぬれたが、くつしたはまだまだ大丈夫だ。また次の大きな波が来る。ぼくは息を弾ませ「よっ」とする。  そんなふうに一時間、海岸沿いの砂浜を歩く。誰もいない砂浜を。ぼくはこういうのが好きだ。


地球へのラブレター ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 657.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-12-13
コメント日時 2024-12-18
#現代詩
項目全期間(2025/04/13現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:657.5
2025/04/13 17時10分52秒現在
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    作品に書かれた推薦文

地球へのラブレター コメントセクション

コメント数(6)
らりるれろ
らりるれろ
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(2024-12-15)

単純にこの星の「生きている」部分を全身で感じ取り、身を震わせる姿に清々しさすら覚えました。動的でいながらロマンチック。良かったです。

0
えんがわ
えんがわ
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(2024-12-16)

らりるれろさんへ はじめまして。誰かコメントしてくれないかどきどきしてたので、嬉しいお言葉、嬉しいです。 自分はあんまりひねった表現は苦手なので、素直に感情を書きたいなと思ってます。 ありがとでした。

1
黒髪
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(2024-12-17)

シンプルな描写ですが、無駄な部分がなく、感情と情景が描いてあり、よどみなく読めました。 ひらがなにした部分が多いと思いますが、個性を磨いていく途中なのかな、と思いました。

0
えんがわ
えんがわ
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(2024-12-18)

黒髪さんへ はじめまして。 すすっと読んでいただければ嬉しいです。 漢字から開いたのは、自分が自力で書けない字を使うのにためらいが出たのと、あんまりとがり過ぎたくないなと思ってでした。 おっしゃる通り、こなれておらず、また自分の感性、作風、ともにまだまだ形になってないと思います。 今はいろいろと失敗も含め、チャレンジしたいな。

1
紅井ケイ
紅井ケイ
作品へ
(2024-12-18)

水色、青、緑、白、黄、黒、茶、と非常にカラフルな詩だと思いました。

0
えんがわ
えんがわ
紅井ケイさんへ
(2024-12-18)

紅井ケイさんへ ありがとうございます。 色と動きで、映像的なものは意識しました。 そういえば、意味からいえば、自然に連想できて、色を書く必要のない箇所もあるんですよ。 レース状の白いあぶくとか。レースという言葉に、白いという意味はついてますから、わざわざ白と書かなくてもいい。 でも、鮮やかすぎるほどに鮮やかな光景というか、色を並べる時に出る賑やかさとかを考えると、つたない自分が取れた一つの手だったのかなという気もします。 でも、色を直接的に使い過ぎたかなー。 迷いながら、表現を進めていきたいです。

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投稿作品数: 1