作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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距離0メートルのカエリミチ

 つつみ
 11   1430.1   1   1 

彼の町が近づく頃 列車は少しずつスピードを落とす 私は早々と席を立ち 移り行く町並みを眺めながら 既にあなたの空気を察したような 気持ちになっている いつも私たちは一緒だった 夜中の中途覚醒の時間も 朝、目覚める時間も 今見ている空の青 ......


現代詩
作成日時 2020-12-01

復讐

 一足遅れた戦友
 3   1075.3   3   1 

愛煙家は生き場所を失った ベビースモーカーの彼は何故だか嬉しそうに言った。私はよく目を凝らさないと取りこぼしてしまいそうな彼の僅かな笑みに気を取られあまりにも不躾に 生きたいの?死にたいの? と聞いていた。すぐに答えを求めてしまうのが私の悪い......


現代詩
作成日時 2020-12-05

帰り道

 宵月
 8   1323.3   1   2 

「今日、満月なんだよ」 誰かがそう言ったから 皆で空を見上げた 晴れた夜空 薄い雲を 風が流して行く 「乱視だから、月、三つ並んで見える、信号機みたいに」 「それって得なんじゃない?」 「お月さまの中のウサギは見えるの?」 「あれってウサギ......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-12-08

いくたびも星月夜をこえて

 花澤悠
 2   946.0   2   2 

(短歌7首) サァサァと鳴きさやさやと揺れる笹星月夜にあの人に逢いたい 歩くこと朝早くからあてもない散歩している静かな心で 傷を負い血を滴らせゆく猿の母の子猿を想うその愛 冴え冴えと光る瞳の奥にあるはずのあの日の温かい笑み ......


作成日時 2020-12-06

ラプンツェル

 もとざわ
 3   1150.4   0   1 

涙の跡はメイクよりも早く落ちる 素顔の少女がいたずらに微笑む鏡越し 私ひとりだけの部屋 月の光にあてられ、ほだされ 情けない顔を晒しながら Twitterに吐き出しされたいくつもの悲しみが きめの細かな糸となって 繊細に編みこまれ紡ぎ出されて ......


現代詩
作成日時 2020-12-02

腐るもの、咲(かな)しむもの

 鱗子(揶白)
 1   1014.1   1   1 

つまり、革命の失敗者をニヒリストと云ふ 菩薩様の衣を借り慢精せる銀 心の一粒を、汲みに書物を読むのだ まつたく撓たれる応援に関わり コンビニの夢の淵に 貧しい夫婦を見ると 我に欲のことをを 思へば 花になりし君を恥ずかしいと思つて 堂々......


縦書き
作成日時 2020-12-12

そうすれば幸せ

 朝野欠月
 2   1371.3   1   1 

言語化の何が悪いんだ なんて、 誰も言ってない。 情緒が正しいなんて そう思いたいだけ 理性が生き残っててほしいのも どうせ誰も願っていない なあ、 そうだろ? お前だって手放しで 呼吸したいはずなんだ 眠るから 全ては......


現代詩 受賞作
作成日時 2020-12-09

詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日

 田中宏輔
 13   1891.7   3   2 

二〇一四年九月一日 「変身前夜」  グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた。家のなかは外の闇とおなじように暗くてしずかだった。父親も母......


現代詩 縦書き 受賞作
作成日時 2020-12-01
投稿作品数: 224