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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。


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寓話『お城の王様』

 aasha
 1   1315.0   0   0 

 ある街にお城があった。万里の長城のような壁に囲まれた、一個の国のような街があった。お城はその中央に灯台のようなシンプルさで立っていた。というより実際、それは灯台のようなもので、街を包み込むように張り巡らされた城壁とは釣り合わない、一本の華奢な塔だった......


現代詩
作成日時 2020-10-09

そしてみんなドラえもんを見なくなった

 たわし
 4   1264.8   1   1 

むかしむかし、あるところに、おじさんとおばさんが、住んでいました。 ある日、おじさんは、街の、キャバクラに、おばさんは、工場へ、パートに出かけました。 おじさんの、名前は、のびお、といいました。おばさんの、名前は、しずえ、といいました。 しずえが、3......


現代詩
作成日時 2020-10-15

わたし

 かずや
 4   1096.6   2   0 

私はわたしについて言葉を繋ごうと思う あなたについては沢山言葉を重ねたもので そろそろ私について語らなくては 何とはなく不公平な気がしてきた 歌を歌ってみたいと思う しわがれ声の歌手 少し長い巻き毛を振り乱して 少し古いギターを大切に抱え......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-16

さようなら

 新染因循
 3   1453.9   1   1 

あの日ぼくたちの街は ビー玉のなかで輪っかになって 青く、まるく、かがやいて とじようとしていた それから大きくなったぼくらの指は 世界のすべてをつまみ上げるには もう十分に大きくなったけれど 傷だらけなんだな、どこかで転がって そういって......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-13

順列問題

 r
 5   1870.7   0   0 

小説や詩など 文学作品(A)とは つまるところ 言葉の 順列問題(B)である Bは数学の世界で [nPr ](C)という公式で解かれる どこかの研究室の誰かたち(D)が Cを発展させた新たな公式 {p^xθ[nPr]y}により たとえば ......


現代詩
作成日時 2020-10-01

伝記びりびり

 入間しゅか
 2   2309.6   0   6 

史実と伝説の判別もつかぬ時代の人物の 伝記びりびり破り捨てる 轟音轟音 業突張り 朴訥な祖父母は笑みを湛えて 緘黙のぼくはドギマギと いつまで経ってもぎこちない 一縷の望みにすがりつく 一途な少年だった ぼくの望みとは どこまでもわ......


現代詩 縦書き 受賞作
作成日時 2020-10-08

読書する小鳥

 暁美玲
 10   1823.5   3   3 

わたしの愛する小鳥が わたしのお気に入りの本をかじっていた 熱心に慎み深い態度で これはまたなんて偶然なんだろう? 以前住んでいた小鳥も同じ本をかじっていた 小さなお部屋に住む小鳥たちは 時に残酷なほど冷たい生き物だけど 不思議な態度......


現代詩 縦書き
作成日時 2020-10-01

 もとざわ
 0   1113.1   0   0 

人間が蠅じゃなくてよかった もし人間が蠅だったなら 道端に落ちているパン屑にさえ 興奮して勃起したその陰茎を まだ柔らかいそのスポンジに突き刺し 激しく擦り付けていたのだろう 男が蠅じゃなくてよかった 人間でよかった......


現代詩
作成日時 2020-10-13
投稿作品数: 207