小春日和の
今日だから言ったの
淡々としてて
きれいなもの
なにか
島のようなこどく
観覧車のなかの
空気
あなたの睫毛
いつかのラブレター
睡眠薬が効いて
わたしが溶けるようにねむるとき
あなたは
わたしのなかに組み込まれている
ここに図がある
これは
わたしのなかにあなたがいることの図
例えば
あなたがコーヒーを淹れてくれたとき
わたしもそのコーヒーに属していることの図
わたしのなかには公園があって
それがあなたであることの図
わけのわからないまま
郷愁の波にさらわれていったわたしが
泣いていた
そのこどくは
島みたいで
わたしはそこにパラソルを一つたてて暮らしていた
それはうつくしくはない島だった
なにもない島だった
パラソルを以外はなにもなくて
ただ暑い島だった
半袖でも汗がシャツにはりつくような島だった
だけど
それもまたいいから
と
あなたはわらった
作品データ
コメント数 : 28
P V 数 : 3304.9
お気に入り数: 1
投票数 : 5
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-15
コメント日時 2023-07-03
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:3304.9
2024/12/22 15時15分59秒現在
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心象風景のような感じで読みました。どこがどうというのでもないけれど、孤独やさみしさ、そこから守られたい気持ちのような印象を受けた。 幾つかのイメージが混在していて、それが面白いというか、幾度か繰り返される文末の「図」。 どうしてかはわからないけれど、無人島のようなイメージを連想した。 作中の「コーヒー」「パラソル」「あなた」等のフレーズも印象的だけれども、「睡眠薬」、冒頭の「小春日和」(日常的なイメージなのかな)。 丁寧にいま見えているものをスケッチしているように思う。
0佳い、と思いました。 「わたし」と「あなた」が個の範疇を超越して描かれており、「コーヒー」や「公園」との遠近、輪郭の感覚が丁度、アナモルフォセスの様に自在に変化せしめられていらっしゃる処が、巧みであると。 行間空けも、奏功を呈していらっしゃる。 感性の優れた、作品ですね。
0こんにちは。 夢の中の情景を描いたような詩ですね。 「島のようなこどく」と「ここに図がある」こととは、なにか関係があるような気がします。 自分の中に他者が属し、他者の中に自分が属している。でもそれはあくまでも「図」であり、その図を見ている自分が他にいる。 だからそれは、パラソル以外は何もない島のような孤独であり、郷愁の波にさらわれてしまう。 そんなふうに読み取りました。
0読んでくださってありがとうございました。丁寧にスケッチしていると言ってくださって嬉しいです。
0行間あけは今回結構意識したのでうれしいです。コメントありがとうございます。
0なにも考えずにというわけではないのですが、流れにそって自分の思考を書いているので、なんというか、わたしのなかでも、図と島の関係性だったりは、はっきりしていないのですが、そんなふうに読み取っていただけてうれしいです。コメントありがとうございます。
0好きな作品と言っていただけてうれしいです。クヮン・アイ・ユウさんの言ってくださるとおり、ある意味ではこの詩は過去を肯定しているのかもしれません。ある苦しんだ時期への肯定といいますか、でもそれも確かにかけがのないような日々だったねという感じです。言葉にするとチープになってしまいますが。コメントありがとうございました。
1そうですね、島とか図とかはある意味で(ある意味でって使いすぎかもしれませんが許してください)わたしなのかもしれません。たけださんが心の一点に結びついてさわさわと触っていくとか、旅行したような感じがしたというのはわたしの感じたことがたけださんにとっては新しいものであると同時に一方では共通しているものだったからではないでしょうか。わたしもそこはよく分からないので、断言はしたくないのですが、本を読むことはその小説の作者と会話しているようなものというのはよく言われます。ですから、わたしの感じたことをまさにたけださんにつたえることができたのかなとうれしく思っております。
0この詩を書きました、夏立です。一応、作者が分からないように投稿したのですが、作品に誤字がありましたので、ここで書かせていただきたいと思います。最後から8行目の「パラソルを以外はなにもなくて」は正しくは「パラソル以外はなにもなくて」です。失礼しました。
1とても好きなのだけれど、私にとってはここ無い方がよいなぁと思うところがあって、こんな感じだったら好きです。 小春日和の 今日だから言ったの 淡々としてて きれいなもの なにか 島のようなこどく 観覧車のなかの 空気 あなたの睫毛 いつかのラブレター 睡眠薬が効いて わたしが溶けるようにねむるとき あなたは わたしのなかに組み込まれている ここに図がある 例えば あなたがコーヒーを淹れてくれたとき わたしもそのコーヒーに属していることの図 わたしのなかには公園があって それがあなたであることの図 わけのわからないまま 郷愁の波にさらわれていったわたしが 泣いていた そのこどくは 島みたいで わたしはそこにパラソルを一つたてて暮らしていた パラソルを以外はなにもなくて ただ暑い島だった だけど それもまたいいから と あなたはわらった
0そうなんですか?
0わたしのほうもそんなに気にはしないのですが、「これはわたしのなかにあなたがいることの図」の部分はない方が好きです、というのなら一意見として受け入れやすいですが、つつみさんのコメントを見ると、なんというか、つつみさんがわたしの詩を改変したという印象が強くなるので、あまりよくないかなと。たけださんもそのように思われてコメントなさったのだと思います。わたしはそこまで気にはしませんが、不快に思われる方もいらっしゃると思いますので今後は控えたほうがよいのではと思います。とはいえ、コメントありがとうございます。
1たけだたもつさん 筆者さん この度は不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。そこまで深く考えてませんでした。
2かわいらしい詩だと思いました。 わたしも人のことを、このひとは私にとって薬局だなとか思うことがあるので、 >わたしのなかには公園があって それがあなたであることの図 は共感しました。公園って楽しいこといっぱいですが、それだけじゃないですよね。あなたという存在が公園のように多面的なのかもしれないと思いました。
1なんか大したもんで 恋愛の詩なんだなあっていうのがなぜかわかるという 読み直すと睫毛のあたりですね 島のところはなんかアニメ的?視覚的に牧歌的で 孤独はだいたい冷たいからその逆のイメージをもってきてぶつけるという なんだかテクさを感じます
1横レス失礼します。 投稿作品に対して「ここをこうしたら良いのに」という事は合評あるあるだと思うのですが、全文をのせたところに問題が出来てしまったのだと思います。 「削った方がいいと思った場所」を削った方がより良くなると思うのですがどうでしょうか? と言うようなスタイルであれば、合評の一意見としてなんら問題ないと考えます。
0上記の事は作者さんがすでにおっしゃられてましたね。重複してしまい申し訳なかったです。 改めまして 「睡眠薬が効いて」以降は流れるように気持ちよく読めたため、誤字の部分であー勿体無い!と思って軽くのけぞってしまいましたw 読後感も胸がほっこりするような気がして良かったです。 対して、冒頭の部分は作者さんには何らかの絵が見えてるんだろうな、と感じつつもどのように受け取ったらいいか迷ってしまう気持ちもあり口惜しい感じがしました。 平易な表現で、書いてあるままに受け取ることも出来るはずなのに、わかりやすいストーリーを求めるというか受け取り方に迷う事もあるんだなというのが不思議な体験になりました。
1とても好きなのだけれど、私にとってはここ無い方がよいなぁと思うところがありました。 >これは >わたしのなかにあなたがいることの図 を削った方がより良くなると思うのですがどうでしょうか? >それはうつくしくはない島だった >なにもない島だった を削った方がより良くなると思うのですがどうでしょうか? >半袖でも汗がシャツにはりつくような島だった を削った方がより良くなると思うのですがどうでしょうか?
0つつみさん、さっそく実践されてみたのですね。 上記のような書き方であればひとまず他の第三者を含めた盗用や改変などの問題は起こりにくくなると思います。 オリジナルよりも少しあっさりした感じを好まれたんですね。 僕は、つつみさんが削られた部分にこそ作者はリアリティを持たせた気がしていたので、そういう見方もあるのかと勉強になりました。 後は作者さんがどのように受け取るかは作者さんの自由ですので、作品と作者さんにリスペクトを持ちつつ意見をぶつけ合ったり、お互いに得た刺激が次の創作に繋がっていくのであれば、合評としていいのではないかなと考えています。
0作品においては、現在他媒体において書かれている自由詩にも特有の問題「主体の果てしない分断」が行替え聯替え併せて如実に出ていて、とても興味深い作品でした。 90年代から言われ続けていることですが、インターネットの存在が言語行動そのものの性質を変えていく。言語が言語によりフェティッシュになっていく時、残された発話体としての私たちは情報以上の価値をどう保っていくのか。 ネット詩こそ、その恩恵と弊害を最も大きく受けている存在なのかもしれませんね。価値としての詩の土壌として(他にもこういう観点から評価される作品はたくさんありますが)こちらのサイトをたまに見るのも悪くないかもしれないと思わせていただきました。 さて、つつみさんというレッサーが上部で荒らしていますが、意見させて頂きます(以下、「あなた」と呼称する対象は「つつみ」さんとなります) もしこちらが合評を前提としてある場所であるならば、ご指摘をされることもあるでしょう ただ、なぜその指摘が発生するのか、その「背景」も「分析」も「理由」も、その変化の(削除によってもたらされる変化の)「価値」とその「差分」も示されないのであれば、それはただの揶揄となんら変わらないものになります あなたは、なんの理由も前提もないまま私から 「あなたの鼻の形を私はいいと思わないから、削ったらどう?」と言われた場合どのような気分になるでしょうか? ビーレビューのマナーガイダンスに載っていなければそれはマナー違反ではないと思われているのであれば、本当にそうなのかという問題を提起させて頂きますし、通常の合評会(紙媒体での合評会)でもつつみさんの発言された態度(背景理由分析価値差分といったことを説明することなく発せられるエゴイスティッな態度)は忌避されます 今一度、ご自身の発言がもたらす影響に関して、ご一考いただければと愚考いたします 運営の方へ 日々の運営業務に関しまして、感謝申し上げます さて 武田地球さん作品へのABさんの発言より、こちらに記載されたつつみさんの発言の方がよっぽど問題があると愚考します 「ボランティア」であることを強調されていたのは重々承知してはおりますが、こう言った発言に関してリアクションを取らないのは、より運営への信頼性を失することになると愚考します 八月までの残り短い任期ではいらっしゃいますが、どうか後節を汚さないよう、お願いしたく思います
2一行空きの改行が効果的。
1私が荒らしている。ほーほー。 なかなかみんなして攻撃的ですなぁ。おもろいおもろい 私だって、平気で自分の作品を改変されたりしたことあったけど わー、こんな風に考えてくれてありがたいわぁサンキューでーす ってかんじですよ でも、作者が不快に思う可能性があったらガイドライン違反になりますから いろいろと飲み込んで、謝罪したにもかかわらずまだ外部からネチネチといってきますかぁ なかなかやるなおぬしも。こちらはもじゃおさんの言うとおりにやっただけですけど? 正直に言いましょう。この作品無駄が多すぎるんですよ しつこいんですよ。もうね、無駄なものが多すぎて 理由言うのも面倒なくらい。こんなの初めて。 わたしのコメントって結構丁寧な方だって言われてるんですよ この作品には丁寧に書く気にもならなかった 「ここが無い方がよりよいと思います」はい、これ理由です あとはご自分で考えてくださいよ。 っていうか別に考えなくてもいいっすよ。 自分でこの作品がいいんならね。 眞島脈博さんっていつからここに参加してるんすか? 「ここは無い方がいいかもです」、的なコメントは これまでもあふれてますけどー。 もうすこし他の作品を読まれたら?それから意見言えよ 削除した方がいい理由くらい自分で考えてよ。 そしてする必要がなければスルーしなさい レッドカードちょうだいね?
3お世話になっております。運営の沙一です。 現運営の方針としては、ユーザー間の話し合いにより問題解決されたなら、運営は介入する必要がないとしています。 今回、つつみさんとたけだたもつさんの間で話し合われ、筆者様も含めて相互理解に至り、解決したと見受けられます。よって、この件について運営はとくに介入しません。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。
0運営の仁川路です。 つつみさんの現状の言動、特に言葉遣いに関して、多少荒々しくなっていると見受けられます。どうか一旦、心の休息をお取りいただけることを願います。
0なぜか印象に残る、そんな詩でした。 もう少し味わって見たいです
1こんなことを書くと、怒らせてしまうかもしれませんが、どうしても伝えたかったので書いています。なんだか、最初にコメントを下さったときとだいぶ印象が違うように感じます。つつみさんの心情ははかりかねますが、わたしとしては「丁寧に書く気にもならない」ようなひどい作品にはコメントをしないでほしいと思います。つつみさんがどのような状態であれ、わたしも人です。コメントで傷つくこともあります。これ以上はコメントをしません。変に介入したようで申し訳ありませんでした。
1>「丁寧に書く気にもならない」ようなひどい作品にはコメントをしないでほしいと思います。 ひどい作品にコメントしてはいけないという決まりはマナーガイドラインにはありませんよ。 「ひどい作品」にも「真摯なアドバイス」として、コメントすることは、マナーガイドライン違反にはなりません。 私の今回のコメントは「真摯なアドバイス」ではなかったので、次回、「ひどい作品でも真摯なアドバイスをしたい」と思ったときは、真摯に、誠実に、きちんと、理由を書いてコメントしようと思います。 >わたしも人です。コメントで傷つくこともあります。 私も、これまでコメントで傷ついたことたくさんありますよ。決して「真摯」とは思えないコメントでも。でも、「なぜそのように言われたのか」考える先に成長があるのではないかと思っています。 コメントで傷つきたくないのなら、ビーレビに投稿するのはやめたほうがよろしいかと思います。
2「あなたがコーヒーを淹れてくれたとき わたしもそのコーヒーに属していることの図」 こんな2行がいいですね。 笑ったあなたは恋人以上、配偶者未満だったのかもしれません。
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