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らふか
みずいろの薔薇を簪にして 宝石にしてしまえばよかった アクリル絵の具の 力強さを水で溶かしてしまいたかった 屋根のきしむ音よりも 激しい稲妻が空に走っているのをみた 遠くだ 遠くの空 その下に人がいることをわすれてしまうような * 人間が耕して温めた玉葱を 躊躇ナク切り刻んでカレーの具材にしてしまうこと 肉は牛であった事を どれくらいおぼえている おいしいのうらがわに 血と骨がまぎれこんでいる 透明な泥水をのんでいるみたいだ 蛇口の水はいつのまにか綺麗で とても綺麗だ 君のつくられた肌色絵の具のように 僕の言葉もまた 作られた都市のような悩みでベタベタだ (いきるとかしぬとか) ああ、じゃまだ こんなにもおいしいのに シチューはこんなにもおいしいのに 君の作ってくれたシチューは それはまるで 昨日の夜寝ようとした時にふってきた 小雨のように + 少しだけ空気に溜まった 湿度を追い払わないと 八つ裂きにしないと眠れないように 繊細な心の方角は いつも狂っている 大事な事 いつも眼を背けて寝ているふりして 寝付けない夜から いつも背を向けて 雨の音を感じる事で 自分のまぶたを下ろして幕を閉じた = 世界に、 ちっぽけな世界に リトル・グッバイ = 遠くにいる人はみな 稲妻の音にまけてしまう その存在感の下で シチューを食べるよ 真っ赤なシチューを とても、とてもおいしい きれいなしちゅーを 口いっぱいにはらんで それはまるで 宝石みたいな味がしたんだ ――ほんとだよ? 夢の中では、 宝石みたいな味がしたんだ ああ、 水色の薔薇を簪にして 宝石にしてしまえばよかった / 屋根がきしむようなリズムで 隣で誰かがセックスしている 僕はその音を聞きながら 音楽を聴いている ご飯を食べている すぐ側で ほんのすぐそば すぐそばのかべだ そこが 人が動物であることを思い出す暗闇であるとしたら 新しく生まれたあかちゃんに 水色の簪を さしてあげたい 君はこうして生まれたんだよって 宣告する 雷鳴に誓って
らふか ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1045.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-12-17
コメント日時 2017-12-28
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いきなりツイッターに「みずいろの薔薇を簪にして宝石にしてしまえば……」のくだりが飛び込んできて、この瑞々しさに惹かれてリンクをタップしてしまいました。タイトルはラフカディオ・ハーンから来たのかな? もっと解釈できそうですね。また読みに来ます。
0私も、ツイッターに、みずいろの薔薇〜の文字が見え、すぐにクリックしました 稲妻や雷鳴などの激しさが、薔薇や宝石などの綺麗なモチーフと合わさり、瑞々しさを表していると感じました。
0冒頭からの九行を一連として読みました。ならば、 何故この連で終えなかったのだろう。他の方たちもおっしゃているように、この連は佳いですね。予期せぬ運命をキャンバスのなかに見立てたような、何か惹かれるものがあります。 もちろんこれだけで終えてしまえばタイトルも変更になるでしょうが、あとはだらだらと引っ張り過ぎた印象が否めません。 省けばそれで良いというものでもないのでしょうが、推敲される良さには切り捨てる覚悟を養う、ということにもつながると思います。
0「みずいろ」と「水色」 「はし」と「かんざし」 いろいろな言葉を食卓にならべて、歓びや哀しみといっしょに食するような感覚で読ませていただきました。
0おはようございます。 体調不良で投稿を1日早めた貴音です。 色んな思いを凝縮して一言。 私がこの詩を書きたかったです。
0こんばんは、よろしくお願いします カレーからシチューへと 何故そうなっていくのかという勘繰りをしながら 殺生した万物への心の行き方や、その間、取り巻く世界で性がなされるサマが躍動的に綴られていて 日常にありながら、裏を返せば「このようなことだ」と思わんばかりに盛りだくさんな詩だと思いました。
0●kaz.さん レスありがとうございます。所謂このフレーズが思いついたから書いた物なんなんですが、難産でした。始め方と終わり方、ずっと悩んでいますが、これが一つの回答としてなしえるかどうか、という所で未だ不安ですが、コメント頂けて安心している自分がいます。らふかというタイトルはカフカから音を組み替えた物なのですが、多分kaz.さんからもらった音ですね。ラフカディオ・ハーンは確かkaz.さんから教えてもらった気がします。そういった感じで、この作品は多分色々な方からもらった物つぎ込んだ物なのかなと思います。 ●ジャンブリーズさん レスありがとうございます。そういえば、Twitterの方では冒頭の数行が引用されるんですよね。とすると、更に頭本当に大事だなぁと気づかされました。僕自身、アンビバレンスモチーフを描かざるを得ないみたいな所にいる中で、多分B-REVIEWから沢山もらった物を稲妻で引き裂きたかったのかなとか思いました。単なる暴力に終わっていなかったのであれば、と思います。 ●アラメルモさん 鋭いですね。そうです。冒頭の9行で、一回終わったんですね。そこまでが感覚的にふと思いついた言葉を並べて終わりました。でも、そこで終われなかったんですね。続けないと、自分の感覚を覆い尽くして滅ぼすような意味を、解釈を自分の手で編み出さねばみたいな強迫観念でもって以降は綴りました。やはり、終われなかったし、切り取る事も出来ませんでした。ある意味最初の一連が僕の書いた絵で、以降は僕による解釈だとも言えるのかなと、気づかされました。 B-REVIEW、僕の感覚がどんどん壊れていくので、再構築時間掛かりますが、次の標が見えたようなきがしました。ありがとうございました。 ●くつずり ゆうさん 多分僕にとって食卓は大事な場所なのだと思います。言葉を並べるというのは、正にそういう事だと気づかされました。対称的でありながら重なる物、あるいは多重の意味を持つ物を、読み手に思考させるのではなく感じさせるような物が、多分僕は書きたいと思っています。そこに上手くつながるような詩が書けたのかなぁと、ちょっとだけ思いました。 ありがとうございました。 ●カオティクルConverge!!貴音さん♪ おはようございます。僕もカオティクルさんの書いたような詩が書きたいです。この詩はB-REVIEWに参加しなければ間違いなく書けませんでした。本当にありがとう。 ●り さん あおあおしさが詩的表現のなかにぎゅうぎゅうで この悩ましさぎゅうぎゅうのなおかつなまなましさ、少し狂気 この詩をかける瞬間にかいたことが、こころの底からうらやましい、 この瞬間をのがさなかったのはすばらしい才能 最初の一連のととのってうすくなってる感はそれはよい、 そのあとのおわらなさ、もっといい、だってこんなものはおわらないから 作者の年齢や思想、瞬間もきりとっている、そういう類いのやつ らふかごっこしよう!! おはよーです! ああ、何も返せないですね。コメントで下さった事、そのまま体現出来ていたら、もうそれでいいです。最初の始まり方本当に不安で、陳腐だと思われたらどうしようって投稿したので、嬉しいです。狂気も、最後にひねり出した落ちも、僕が書ける瞬間にいたという事が、また次があると思えました。 皆さんのレスも含めて、ありがとう。らふかごっこしよう! ●李沙英さん おはようございます。裏と表、両方受け止めながら書いていきたい、あるいはどちらかを選択する事になったとしても、その背景に何かがあることを忘れてしまってはいけない。というのは、僕のエゴみたいな所だと思うのですが、そこを忘れないようにして、何が書けるのかというのが、多分僕が追い求めている物なのかなぁと、レスを通じて思いました。中々難しいですが、人間の自意識には裏が多すぎますね。僕だけなのかもしれませんが。ここに一つの世界が構築出来ていたのであれば、本当に嬉しいです。 レスありがとうございました。
0みんなが良い良い言うので読んでみましたが、たしかに良いですね。百均博士、やったね!
0一連目、すごくよかったです。ほかの連もすごくいいところがあるのに、個人的には、 「世界に、 ちっぽけな世界に リトル・グッバイ」 とか 「屋根がきしむようなリズムで 隣で誰かがセックスしている」 があるだけで読み飛ばしていました。 なんとなく、全体的にはすごくすごく目を惹いて胸にくるものがあるのに、もう誰かが一万回ぐらいありふれた顔で安っぽく切なそうな顔をして書いている、「リトル・グッドバイ」のような単語があるだけで台無しにしてしまう、もったいないさというか。 私は単語の好き嫌いが激しくて、嫌いな単語があるだけで読み飛ばす傾向があるからかな。 でも、「自分の手で編み出さねばみたいな強迫観念でもって以降は綴りました」、という、やりとりの中でのこの作品がつくられた過程というものに納得するものがありました、作る人の何かを守るために、とても必要ですよね。 一字も捨てたくない作品、というのが、どんなに駄作といわれても、私にもあります。 私自身も、「書かねばならぬ」ところが、作品をダメにするところもあるので、えらそーに指摘しながら、自分の作品を振り返っております。 読み込んだら、ほんとうに、素敵なところはとても素敵でした。こんなに書ける方なんだぁ~、という感じでした。 「書かねばならぬ」という強迫観念があるところ、エゴで書いているといって自分を否定する卑屈さを持つ人が、「読んでもらいたい」へ移行して、削っていく勇気を持つとき、何かがいい音を立てて壊れて新しいものが作り出されていくような気がします。あるいは、詩をはなれて、別のジャンルにも挑戦してみるとか。 ちょっと昔の自分をみるようで、ダラダラとよくわからない感想みたいなものを書いてしまいました。
0今までの何作かを見ていて、勢いで書きなぐった、というような、あふれ出すような勢いで今までは書いてきていた、気がする、のだけれど(姉が語る設定の作品は、少し違っていた印象がありますが)この作品は、すごく丁寧に綴っていった、印象を受けました。改行のタイミングとか、ひらがな、カタカナ、漢字の表記などの細かな調整とか、そういった部分から受ける印象かもしれません。 アラメルモさんの評に私も同感する部分が多いのですが・・・李沙英 さんの疑問(カレーがなぜかシチューになる、という整合性の無さに、必然性が感じられないので、なんとなく流していった感が否めない)にも同意なのですが・・・ 〈肉は牛であった事を/どれくらいおぼえている〉という、原初への思いというのか・・・今、在るもの、が、もともと何であった、という思弁的な思いへ、遡りたいという(出来ないことをしりながら、願わずにはいられない)情熱、というものに触れていく。このあたりが、とても面白いと思いました。 〈透明な泥水をのんでいるみたいだ/蛇口の水はいつのまにか綺麗で/とても綺麗だ〉湧き出した清水は、清らかかもしれない。でも、それがいつのまにか泥水になる。その泥水が、浄水施設をくぐって来るうちに、また透明な水になってしまう・・・汚れを消されてしまう、目から隠されてしまうことへの思い。それを、透明な泥水を飲む、と形容する体感が、とてもよい。そこから 〈君のつくられた肌色絵の具のように〉と飛ぶところ、冒頭のアクリル絵の具に通じる部分もあって面白いのですが、冒頭のアクリル絵の具を伏線とするなら、もう少し粘って、うまく仕組んでおいた方がよかった、と思いました。君、が、生身の人間ではなくて、キャンバスの中に描かれかけた「君」で、その「君」と語り合っている(部屋には、語り手しかいない)設定、とか。 〈僕の言葉もまた/作られた都市のような悩みでベタベタだ〉ここも面白いけれど、悩み、と一言で言ってしまうところが、粘り足りない、ような気がしました。 ペーパームーン、というような安っぽさを歌いたい、わけで・・・。 〈きれいなしちゅー〉が宝石のような味がした、というのも、わかるような、わからないような・・・澄んだボルシチの色味やコンソメスープの色味を宝石と言う、流れでもなく。味が宝石のよう・・・。冒頭の鮮烈な一連の印象にひきずられて、この言葉を選ばされてしまった、という感覚。 このあたりが、すこし中だるみになっているので、もう少し絞った方がよいかなと思いました。 壁を隔てて、軋みや喘ぎが聞こえて来る。暗闇の中に浮ぶ白い裸体を思い描く・・・気を付けないと、とても陳腐になりそうな場面。僕らはこうして生まれて来たんだ、という部分と、水がいつしか泥水になって、それがまた「見た目」だけ透明になって流れて来る、というイメージと、言葉が(言葉になる前は)清らかなものであったのかもしれない、それが汚れて、手垢にまみれて、それがまた「見た目」だけ、形になって・・・という繰り返される思考、観念のバリエーションのようなものを、もっと意識的に描ければよかったかもしれない、と思います。 隣室のセックスに、耳をすませながら、普通のこと、日常のことをしている、というところに、重点を置くのか、そこを飛ばして、僕等はこうして生まれたんだ、というところに行くのか。「薄汚い」セックスが、清らかな生誕へと結びつく、という展開にするのか、隣室の行為に耳をそばだてる自身の行為を「薄汚い」と感じているのか、どちらなのか、などなど。
0●三浦果実さん レスありがとう! なんか三浦さんに褒められると安心しますね笑 色々掲示板の事もありがとう。 ●田中修子さん 色々鋭いレスを頂いて、返事を考えていました。まず、引用して下さった二箇所については、今思うと妥協しながら書いていたと思います。上手く言葉にならないのですが、自分が一番ダメだと思いながら、でもこのフレーズを書く事によってどうにか書き続ける事の出来た所を、ピンポイントで打ち抜かれてしまい、参りました。そういうのは読み手に全て感じ取られてしまう物だと言うことを、心に刻まれました。 >「書かねばならぬ」という強迫観念があるところ、エゴで書いているといって自分を否定する卑屈さを持つ人が、「読んでもらいたい」へ移行して、削っていく勇気を持つとき、何かがいい音を立てて壊れて新しいものが作り出されていくような気がします。あるいは、詩をはなれて、別のジャンルにも挑戦してみるとか。 もう何も言えないくらい、そうだなと思ったり、色々悔しい思いもあります。あー、なんというかその通りなのだと思います。田中さんに早く追いつきたいですね。メチャクチャ良い意味で心にきました。頑張ります。 レスありがとうございました。
0いえいえ、私もまだまだ「削っていく勇気」もないし「読んでもらいたい」より「書かねばならぬ」ところが多い人間ですよ~。 恩師からの受け売りの言葉も多数です。人のあら、人のいいところは良く見えるんだなぁ~と。 詩なり童話なりまたほかの言葉の分野で、私がプロかセミプロになったら「追いつきたい」とおっしゃってください。 たぶん、私自身の作品に対しての言葉かけでもあったのだと思います。書き続けましょうね!!
0今晩は 感想です。 > みずいろの薔薇を簪にして 宝石にしてしまえばよかった ここが良かったです。 だくだくと流れている川から跳ねた魚のかげを捕らえるような……、一瞬のシャッターチャンスを見逃さないとでもいうような、作者さんの精神の力・それから目の良さを感じた部分でした。
0百均さん、こんにちは。 みずいろの薔薇を簪にして 宝石にしてしまえばよかった は、正しい順番では、宝石にしてからそれで簪を作るんじゃないのかな、と思います。ここの順番をあえて変える理由がわかりませんでした 確かにありふれたフレーズを使っているようになってる思えますが、そもそも詩を書くということ自体がありふれたことなのかも。それが自覚できてなお書くことが大切なことだと最近思うのです。
0●まりもさん ずっと返信考えていたのですが、今言えるのは、白旗という感じで。そこまで読まれてしまうのかという悔しさが目立って、本当に何も返せませんでした。正直僕が薄ら思っていたけれども、自身の感覚に浸す内に目を背けてしまった物全てから銃口を向けられた気分で、それはレスを頂く身としては、骨身に沁みる程ありがたい事だと思っています。レスを自分で書けば書くほど、まりもさんのレスには勉強させられます。本当にありがとうございます。 色々白状してしまえば、本作はB-REVIEWで読んできた作品を僕なりに咀嚼した返詩みたいな物だと思っています。まりもさんの詩から水のイメージを滅茶苦茶勉強しましたし、一行目は、右肩さんへの返レスに被ってしまいますが、湯煙さんの影響を受けているし、作品の構造はfiorinaさんの山頭火の詩から多分着想を受けている。肉と骨の話は間違いなく白島さんの詩から影響されているし、そういう諸々を引き継ぎながら、それ以外の事を書こうとして迷いながら書いたのが、行き着いたのが、最終的に人間の赤ちゃんの話だった。それまでのシチューとかの話は僕が昔ネット上に作った詩集の名前にシチューを入れていたという理由が始まりのイメージで、そこから、解釈される事を離れて、この作品を書いた理由やきっかけの所の話をしてしまえば僕の都合がかなり入っています。という事しか言えません。 問題なのはその部分を自分で統御出来ないという事です。これでも数ヶ月書くのかかりました。しかし、推敲は本当に難しくて、そうやって生み出した自分の感覚に論理を沿わせる事が出来ない。色々やったはいいのですが、結果的に一連目で全て終わってしまっている。結果的に偶発的に生み出された言葉に、自分が後天的に勉強してきた言葉を付き添わせる事が出来ない以上、後はオチをどこにつけるかさまようように書いている自分しか残りません。 これがどこまで何が書けているのかも自分でよく分かっていない。そういう物を読ませてしまう戸惑いと、それでも何か達成出来たかのような気持ちにもまれながら、投稿しました。…という長い言い訳で、申し訳ないです。でもそれぐらい言われて悔しかったです。もっと書けるようになりたい。僕が思ったのはただ、そういう思いです。頑張ります。
0●田中修子さん 再レスありがとうございます。 >いえいえ、私もまだまだ「削っていく勇気」もないし「読んでもらいたい」より「書かねばならぬ」ところが多い人間ですよ~。 >恩師からの受け売りの言葉も多数です。人のあら、人のいいところは良く見えるんだなぁ~と。 > >詩なり童話なりまたほかの言葉の分野で、私がプロかセミプロになったら「追いつきたい」とおっしゃってください。 > >たぶん、私自身の作品に対しての言葉かけでもあったのだと思います。書き続けましょうね!! なんだか、そのまま引用する他ないのですが、僕にとっての師匠は本当にこの場所で色々な方からレスもらって勉強になったり、させられたりなのだなと思いました。僕はプロもセミプロも関係なく、田中さんの言葉に動揺しました。そして勉強になりました。僕も頑張って書き続けます。つたないレスで申し訳ありませんが、本当にありがとうございます。 ●渚鳥 sさん >だくだくと流れている川から跳ねた魚のかげを捕らえるような……、一瞬のシャッターチャンスを見逃さないとでもいうような、作者さんの精神の力・それから目の良さを感じた部分でした。 ありがとうございます。なんというか、この一行捕まえるのも大変だったのですが、捕まえた後も大変で、捕まえたはいいけどどうしようみたいな感じでした。こいつには本当に色々悩まされたのですが、しかし、予想以上に沢山レス頂けて本当に嬉しいというかありがたいというか悔しいというか。この目を鍛えていきたいし、シャッターチャンスもっと増やしてゲットしていきたいと思いました。 ●Migikataさん >みずいろの薔薇を簪にして >宝石にしてしまえばよかった ここなんですが、発想の大本は間違いなく湯煙さんのミネラルショップで、そこで鯨の耳石が宝石と同じ感じで店の中に並べられるみたいな始まり方をするんですが、そこから水色の薔薇でも簪の飾りにしてしまえば宝石と同じにならないかなぁみたいな感じです。それでこの二行が出来たのは、そういうものの集積がふっと湧き出したような感じで、要するに崩せなかった。推敲出来ませんでした。この形をリファイン出来なかったのは、僕の力不足でもあり、詩を書き始めてからの課題なのですが、この先どうしたらいいか分からんのですよね。 >確かにありふれたフレーズを使っているようになってる思えますが、そもそも詩を書くということ自体がありふれたことなのかも。それが自覚できてなお書くことが大切なことだと最近思うのです。 意味するところ中々難しいですね。色々考えたのですが僕にとって書くという行為は、生存戦略の一部みたいな物で、大体忙しくなったときにぼろっと出す事によって僕が生きながらえる事の出来る一つの方法、謂わばライフハックに近い、みたいな感じです。排泄行為よりは吐瀉物に近い。エクリチュールは排泄物に近くて、パロールは吐瀉物に近いよねみたいな話をなかたつさんとかとした事があるのですが、僕の場合はパロール的な吐瀉物が偶々宝石の様な形で出てきたが、排泄物のように固まってなかったので、削る事が出来なかったという事です。そういう文脈で考えていくと、僕の方向せいは日常から乖離している。頻繁に人間はそう吐かないからです。しかし、うんこは毎日出す。そっちは当たり前じゃないのかと思うのですが、どうでしょうか。僕の知り合いの映画監督の周辺はうんこを飾る立てる派だと言ってましたが、中々難しいですね。
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