臨界 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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臨界    

空がひとつ 押し流された街に あおいいのち 掬いあげた 白い右手は 土に喰われてゆく 開かれた口に かなしみがある 握っていた真は 転がり落ちてしまった 逆立った鱗が 煌々とひかる 水面に波 薄氷もなく 泥の底に ひび割れた時が 沈んでいる 砂粒を摘む指 海原で砂金を洗う 焚べられた薪によって 約束に星は 据えられる 自転する螺旋 階段を下ると 呼吸だけがある 包帯の巻かれた腕の 崩れる音を聞く 雪原をゆく孤独 秘められた ランタンが揺れる 型の合わない歯車ばかりが やけにまぶしい 赤子の掌を そっと握る いないいない、ばあ 笑う声 心臓の動く音 堕ちた翼を 脱ぎ捨てるために 何が要るというのだろう 息ひとつさえ 燃えているのに



臨界 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 858.5
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2022-06-14
コメント日時 2022-06-22
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
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前衛性00
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 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:858.5
2025/04/10 06時10分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

臨界 コメントセクション

コメント数(1)
よんじゅう
よんじゅう
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(2022-06-22)

空はひとつと勘定するのだろうか、読み始めてすぐにひっくり返ったのはぼくなんだろうと思いました。

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投稿作品数: 2