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ガラスのオブジェ
聞こえなくなった声が 感知できないまま響いてる それに耐えられずに横になる若者がいる 目の前にガラスのオブジェ 失っていた音が響いたその反響を 粛々と湛えて屹立してる 色付きの鮮やかな透明 ただ綺麗ならいい 届かない純真を性急に渇望して それが音もなくあなたを殴打する 若者よ あなた老け込んでるよ今も ただ綺麗ならいい
ガラスのオブジェ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1246.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-09-17
コメント日時 2021-09-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
(手違いで一行目に作者名が入ってしまいました。すみません。)
0仕様だったのですね...すみません。早計でした。失礼しました。
0音は聴こえないけど、響いている。 その言い回しが面白い作品ですね。 どうして音は聴こえなくなったのか、そのが知りたいなと思いました。 若者よ あなた老け込んでるよ今も の部分に、自分は若者ではないけれど老け込んでいないかなと自問自答しました。 色々と考える事の出来る作品でした。
0私は一応若者の部類ですが、 あなた老け込んでるよ今も にギクリとさせられました。まだ若いから輝けると思っているうちに、老けて年をとっていってしまうかもしれない。 若さに頼らないみずみずしさ、自分らしさが出せる人間になりたいなと思わされました。 綺麗という言葉は、最近歌詞や詩でよくみるように感じますが、いくら使っても(少なくとも今の時点では)廃れない「綺麗」という音とイメージに魅せられます。 この詩でさらに好きになりました。
0「自分には聴こえなくなってしまっている」ということは、イコール「音がしていない(ないし響いていない)」ということではないんだなあとふと思いました。 聴こえないけど音はしてるんだろうな...と。 していない音を聴こうとすることに没頭して過ごしてしまったから聴こえなくなったのかなと思います。 そしてそれがすなわち老け込むということなのかなとも。
0ありがとうございます。 「若者」に対して「あなた老け込んでるよ"今も"」としてるところが、頂いた評に対してキーとなる部分なのかなと自分では思います。 綺麗という言葉はベタではあるのかもしれないけれど、意識して使えば決して凡庸な言葉ではないと思って使ってみました。
1老け込むのは若い頃、なぁんて思いました。虚無感で世紀末絵画に美貌を感じたり、ニヒリズムで身を歪めたり。若さの病だったと思っています。それは本当に嫌なものです。歳を取るとそんな余裕はなくなるのでしょう。たぶん。
0ですね。 素朴にシニカルになることって、いい歳してすることじゃないなって思います。 自戒も込めて、よく思います。
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