別枠表示
夜に書く
白紙見つめ10分 書きたいことを 探すと 一瞬一瞬の場面が 言葉が、声が 聴こえてきて 話しかけても 耳を傾けても 変わらない 届かない さみしさに 潜る 夜は大げさに 静かで 歌いたがる さみしさを 煽る たられば が 泳ぎ出す 息継ぎを 我慢して 苦しさを 膨らませる 起こったこと より 起こせなかった ことが 鈍く痛む ない痛みに つける薬は 見つからない さみしさ は やさしさ に 変わるだろうか さみしさ は 深い方が 強い方が やさしさ のために なるのか ほどほどの さみしさは 心地よさに 成り代わって 夜に昇華されて しまう 書きたいこと に 煽られて 言葉が散ってゆく かき集めても 散らばり まとまろうとしない あおい朝が やってくる さみしさは くたびれて 眠り込んだ
夜に書く ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 875.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-06-11
コメント日時 2018-06-14
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
息継ぎを 我慢して 苦しさを 膨らませる 起こったこと より 起こせなかった ことが 鈍く痛む ない痛みに つける薬は 見つからない この3つ島のリズムの中に躍動して溢れる、なんとも言えない落ち窪んだ哀しさは一体なんでしょう。そして、さみしさからやさしさへ…と、一見別物に転換しているように読ませていながら、暗にエゴからエゴへ終着してしまうループのようなモノを感じました。哀しみに暇のない、美しい作品ですね。
0詩を書く身としては、最終連がとても結局まとまっていなくて好きなのですが、 読者としては、花緒さんに賛成で、「まとめにかかっている」と感じました。 ひっくるめて、まさに「夜に書く」という名にふさわしいな、という感想になります。
0次郎さん はじめまして!コメントくださり、ありがとうございます。細部までお読みくださり、ありがとうございます。 エゴからあと一歩前進できたらと思いました。 花緒さん いつもありがとうございます!<詩をまとめにかかっている手つきを感じて とのこと。わかりやすく伝わるように、という意識が逆に詩を小さくし てしまったかもしれません。改めて詩を書く難しさ、と深さを感じました。 かるべまさひろ さん はじめまして!コメントくださり、ありがとうございます。 かるべさんも「まとめにかかっている」をお感じになったとのこと。 大変興味深く感じました。わかりやすく、伝わりやすく、からあと一歩前進して作品に力をつけなければと、思いました。
0