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灯台
灯台は、ただそこに存在した 星月の果てを、指し示す灯 その果ての彼方にいる誰かのために いつまでも灯は絶えることなく 千億の夜の群れを貫いている 星の雨の降りしきるなかで 灯台の中に置かれた寝台の上 そっとランタンの明かりを消して 泣き声を波と風の合間に隠す どうしてここまで来たのだろう 君がいないのはわかりきっていたのに 夜の静寂は無音を意味しない 星月の、澄んでいく悲しみ 星の雨は、その透明度の琴花酒に溶ける 懐かしさのための香りが部屋を覆い それがなおさら僕の魂を突き刺していくんだ
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灯台 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 498.0
お気に入り数: 0
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-01
コメント日時 2025-04-03
項目 | 全期間(2025/04/07現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
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構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
参りました。 とても佳いです。 取り急ぎ、 御礼まで。 ありがとうございます!
2灯台の存在。星月の存在。懐かしさのための香り。ただそこに存在した灯台。 「夜の静寂は無音を意味しない」 こんな一行にも惹かれました。
2コメントありがとうございます! 結構悩んで推敲した甲斐があった……。
1コメントありがとうございます! 「夜の静寂〜」はPixivでも一度使った表現だけど、結構気に入っているんだ。
1ロマンティック。 哀しい、切ない。 透明だったテイムラー隆ーさんの詩が、感情を帯びてきた印象。 やはり、読み返すごとに 佳いです。 ありがとうございます!
1すうっと澄んでゆく夜風の中で灯台の光だけが悲しみに寄り添ってくれるような感情をこの詩を通して受け取りました?
1そう言ってもらえてありがたい。 透明さと抒情性をこれからも追及したいし……。
1コメントありがとうございます! そう読んでもらえてありがたい限りです!
1テイムラー隆一さん、良かったです。 読んでそのまま感じたことを書いたので、読み違いでなくて良かったです。
1この作者さんは同じことのくりかえしに執着が強そうなタイプに見えるので、 今回は灯台を選んだのかなと思いました。 ほかにも電車とかバスとか、いろいろなモチーフがありそうですね。
1コメントありがとうございます! 僕「同じことの繰り返し……ってそうかな……(読み返し中)……確かにどれもノスタルジアをテーマにしてるか、星とか夜の果てとか君とかそんな単語ばっかりだぞ。それはそうと、”この作者さん”ってやけに他人行儀な……」 まあ、電車は以前にやったね。それも二度も。 (『早朝列車で』と『夜行列車』を参照)
1ノスタルジアひとつとってもひとそれぞれなんだなーと…テイムラー氏はぶれませんよねー(一途ですなぁ)
1コメントありがとうございます! そこまでぶれていないかというと……それもまた疑問に思うけれどね。 案外変わっているかもしれないよ(過去作への自然な誘導)
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