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わたしの分厚い皮膚の下 毎日死んでいく細胞の記憶を辿って 行き着いた先で 知らない、のか 忘れた、のか なくした、のか なかった、のか 鮮やかな色に埋もれたあの子は どんな顔をしていたのだろう 徒花をかき集めて花束をつくろう だからどうか 今日には死んでしまう私のカラダのどこかを 明日生まれるあなたのカラダのどこかが 小さく 微かに 覚えていてくれるのならば わたしは 幸せです
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作品データ
P V 数 : 277.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-30
コメント日時 2025-03-31
項目 | 全期間(2025/04/07現在) |
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叙情性 | 0 |
前衛性 | 0 |
可読性 | 0 |
エンタメ | 0 |
技巧 | 0 |
音韻 | 0 |
構成 | 0 |
総合ポイント | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めまして。 ああ! とても素敵な詩ですね。 ゾクゾクします。 (佳い詩を読むと鳥肌たつのです) ごめんなさい。 解釈より先に、余韻に浸っていたいので、 また後でコメントさせていただきます。 取り急ぎ、御礼申し上げます。 ありがとうございます!
0こんばんは。 そうですね… 印象としては「手紙」。 >鮮やかな色に埋もれたあの子は どうしても亡くなり、棺に入っているように思えるのです。 ラブレターのようでいて、 輪廻のようでいて。 >徒花 咲いても実を結ばない花 ああ、だからこんなに切実で、切ないのかと納得いたしました。 >わたしは 幸せです この言葉が救いのようであり、 涙のようであり。 とても無駄なく緻密に計算された詩だと思います。 どの言葉をとっても、ちゃんと機能しておられる。 佳い詩です。 ありがとうございます!
1細胞に対する言及が新鮮に感じられました。鮮やかな色から喚起されるイメージ。「あの子」の存在。日々更新される体。覚えて居れくれることから来るハッピー感。この詩から萌え出る思想があるのかもしれません。
1初めまして。 コメント、そしてとても嬉しいお言葉をありがとうございます。 「手紙」という印象を受け取っていただいた通り、 明確に”手紙のように書こう”と思っていたわけではありませんが、 それに近いような気持ちで書きました。 読む人によって、「悲しい」とも「幸せ」とも、あるいは他の印象でも それぞれ違うものを受け取る余白があるように、言葉を選びたいと思っています。 励みになります。ありがとうございます。
1コメントありがとうございます。 日々、目に見えずとも分からずとも変わっていく身体のことを慈しんでいたいと思っています。 ”萌え出る思想”この感覚を言葉にしていくことをさらに深めていきたいと思います。
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