石像の眠り - B-REVIEW
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石像の眠り    

掃除、洗濯、片付け 名だたる家事を前に、私は石像と化した 足は岩になり、脳は血液から固まってしまった 動け、と思えば思うほど 筋肉は強張り、重くなって 動かなくなった。 洗濯物が言う 私を半分、犠牲にしてごらん、 と。 そこで、洗濯物は半分干からび 犠牲の上に白いシャツは白く、黒いシャツは黒くなった。 コーヒー片手に、まどろみながら、 グラスは重くないね、と コーヒーに笑いかけた



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石像の眠り ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 529.3
お気に入り数: 1
投票数   : 3
ポイント数 : 0

作成日時 2025-03-12
コメント日時 2025-03-30
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:529.3
2025/04/07 03時24分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

石像の眠り コメントセクション

コメント数(5)
レモン
レモン
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(2025-03-12)

こんにちは。 家事嫌いには、とても共感できます。 ただ分からないのが、 洗濯物を半分犠牲にすると、 何故、白いシャツは白くなり、 黒いシャツが黒くなるのか、ということ。 ラストのコーヒー休憩のシーンが良いです。 ありがとうございます。

1
かずや
かずや
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(2025-03-12)

前半の「名だたる家事」からの鬱的な描写、滅茶苦茶に格好良いと思います。 何というか、ちゃんとしなきゃと思うとできない情感がとても良く伝わります。 だったらやってやんねえわ、的な。 多分、洗濯機を回した後ですよね。 そしてコーヒーは冷蔵庫から出したアイスコーヒーで氷もなし。 そんなことを勝手に考えました。 思わず一票です。

1
ぼんじゅーる
ぼんじゅーる
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(2025-03-15)

洗濯物が言う 私を半分、犠牲にしてごらん、 と。 洗濯物との対話とは意表を突かれました。普段向き合ってるようで 意外にわすれている。少しだけ悪友になったような遊び心がドキリとします。

1
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2025-03-30)

「名だたる家事」の、「名だたる」、がミソですね。 「家事」と名づけた瞬間、石になりたくなるほど身体が固まってしまう。 「半分、犠牲」というのは、その名づけを捨て去ってみるという事でしょう。そうしてみてやっと、洗濯物の細部、「白いシャツ」が「白いシャツ」として、「黒いシャツ」も「黒いシャツ」として目の前に現れてくれる。 最後、これは疑問もあって、意図的なら面白いんですが、「グラス」だとアイスコーヒーなのかなとまず思いました。「私」というのが岩になっていて、血液も固まっていたのを、コーヒーの熱が溶かしてくれる感じを思ったんですが、「グラス」ならアイスコーヒーっぽくて、それがあえてなら、また締め方も深みあって良いなと思いました。

1
エイクピア
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(2025-03-31)

物が語るユーモアがあると思いました。具体的に言うと洗濯ものですが、グラスやコーヒーの存在も無視できないですね。

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