コピー。 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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コピー。    

 手をコピーする。左手をコピーして、右手を コピーする。腕をコピーする。左腕をコピーし て、右腕をコピーする。顔をコピーする。光を 見ないように、目をつむってコピーする。肩と 胸をコピーする。服を着たまま、コピー機の上 に胸をのせてスイッチを入れる。お腹をコピー する。コピー機の上にのっかってスイッチを入 れる。小便する犬のように、脚を上げてコピー する。左脚をコピーして、右脚をコピーする。 足をコピーする。コピー機の前で逆立ちして、 足の甲をコピーする。コピー機の上に片足をの せて、もう片足で蓋をしてスイッチを入れる。 そしてそれらをセロテープで貼りつける。ペラ ペラとした白黒のぼく。頭のところをもって垂 らしてみる。目をつむったぼくの顔。手をはな すと、ヘロヘロヘローとへたり込む。もう一度 手にもって垂らしてみる。でも、やっぱりペラ ペラとした白黒のぼく。窓を開けて、ぼくは、 ぼくのコピーを風に飛ばしてやった。  目を開けると、ぼくは風にのって飛んでた。 とっても軽くって、ヒラヒラヒラーと飛んでっ た。高層ビルの透き間をぬけて、ぼくは飛んで った。どんどん遠くに飛んでゆく。風にのって どんどん遠くに飛んでゆく。  ああ、ぼくはどこまで飛んでゆくんだろう。



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コピー。 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 806.2
お気に入り数: 2
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2025-03-08
コメント日時 2025-03-12
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:806.2
2025/04/07 02時34分57秒現在
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    作品に書かれた推薦文

コピー。 コメントセクション

コメント数(13)
かずや
かずや
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(2025-03-08)

昔、「世界まる見え!テレビ特捜部」だったかと思うのですがアメリカで会社のコピー機で自分のコピーを取った女性が処分されたというようなエピソードがあったのを思い出しました。 なんとなく、PCでの右クリックやコントロールC作業を思い出しました。 そして全然関係ないですが知り合いの等身大パネルを大判コピー機でカラー印刷して、何故か大笑いしてしまったことを思い出しました。 何とはなく電脳世界の話のように読んだのですが、気のせいですかね。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-03-08)

塾講師をしていたときに手や顔をコピーしていたのですが、そこから思いつきました。

0
ぼんじゅーる
ぼんじゅーる
作品へ
(2025-03-08)

窓を開けて、ぼくは、 ぼくのコピーを風に飛ばしてやった 好きなフレーズです。 手をコピーするとか、体をコピーするという考えは無かったので意表を突かれた感じがします。素直に面白くて好きな表現の詩です。

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2025-03-08)

電信柱に貼り付いてそのまま居すわればいい。そうなれば毎日人々の目に触れるでしょう。(あ!詩人のあっちゃんだ)。

0
田中宏輔
田中宏輔
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(2025-03-08)

ぼんじゅーるさん、メルモsアラガイsさんへ お読みくださり、ありがとうございました。 ご感想のお言葉もいただけて、うれしいです。

0
はちみつ
はちみつ
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(2025-03-08)

コピーコピーと、ホント目が回りそうになりました(苦笑)コピー機械と格闘するような描写が面白かったです♪

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-03-08)

お読みくださり、ありがとうございました。 ご感想のお言葉もいただけて、うれしいです。

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レモン
レモン
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(2025-03-08)

こんばんは。 私は自分をコピーして、ペラペラになって、 何処までも飛んで行きたいと思いました。 ありがとうございます。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-03-09)

お読みくださり、ありがとうございました。 ご感想のお言葉もいただけて、うれしいです。

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万太郎
万太郎
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(2025-03-09)

大人のシャボン玉遊びみたいな、楽しい感じお茶目な感じの印象。変態ではないのだけれど、子供のように自由で無邪気で、大人のやることとは決して思えないけれど、嫌味がなく爽やか。 透明なセンチにも似た叙情を、悪戯心を交えてサラリと表現して見せる筆致がとても綺麗だなあと感じ入りました。最後に遊びの後、コピーされた自分は本人の意思によって、風に乗って飛ばされていってしまうんですもんね。これをなにか、他のもの。実際に表現されているもの以上のものを表していると捉えることも出来ると思うのです。ペラッペラで軽やかだけれど、儚い自身の存在や、儚い命に対する自嘲。そんな風にもとれるし、だけれどもこれをただ情景通りに素直に、楽しげだなあと受け取ってもいいと思うし、子供が周りの色んなものを舐めたり無邪気に遊ぶように、楽しく遊んでいる作者の田中さんの姿が見えるようで、とてもクールでファンタスティック。素敵なお話だと思います。

0
田中宏輔
田中宏輔
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(2025-03-09)

お読みくださり、ありがとうございました。 ご感想のお言葉もいただけて、うれしいです。

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名前ある誰か
名前ある誰か
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(2025-03-12)

コピーという単語の繰り返しの心地良さと共に、コピーするおかしさ、かなしさがだんだん明らかになった。 飛んでったのところで、そうだね、コピーって頼りなく飛んでくよね、と思う。 まるで使い古した言葉を新しく並べたSNSみたい。リツイートみたい。 でも、ヒラヒラヒラーだから、軽いノリで、そんなに深刻ではないのか? 捉え方次第も、あるのか? そんなことを思いながら、同じ単語の繰り返しにインパクトを感じました。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2025-03-12)

お読みくださり、ありがとうございました。 ご感想もいただけて、うれしいです。

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