長年続いた「りんご、みかん」論争
彼女は3000円しか入ってないGUCCIの財布を持ちスーパーへ向かった
と思ったら、薬局だった
みかんかりんごを買いに来たのに
何故、薬局なのだろう
彼女は頭痛薬が欲しかった
何のため?
愛について考えすぎて
愛をその辺に棄てすぎて
とても頭が痛かった
彼女は生理痛止めを買い
自分には生理がないことを思い出した
疑問に思いながらスーパーへ向かう
スーパーだと思ったら
地獄か天国の入り口だった
ゲロや蛆にまみれながら
生肉を買おうとした
手が止まる
私は狂っていると首を傾げながら
何も買わずにレジへと向かう
何も買わずに?
彼女は慌てて引き返し
缶詰め売り場でみかんを買おうかももを買おうか迷い
りんごだと錯覚して引っ付かんだモノはカットトマト
いや、それは確かにりんごだった
どっからどう見ても、りんごに見えた
彼女は不満気に鼻を鳴らしてTomatoを買った
帰り道々考える
私は何をとち狂ってカットトマト缶を買ったのか
確かにアップルパイを焼くため
Tomatoが必要だった
考えてみれば
彼女にしてみればお高めの、
3個421円無農薬ではないが有機栽培のまるごとTomatoなら良かったのにと
彼女はりんごを呪った
まるごとTomatoなら丸かじりしたりサラダにしたり
りんごの代わりにはなる
だがカットトマトは?
カットトマトはミートソースくらいしかにならない
りんごの代わりはできても
みかんにはならない
彼女は苦労して手に入れたTomato缶を睨み
りんごが食べたかった
カットトマトは役に立たない
彼女は気難しく納豆し
りんごのようなカットトマトを
物置の奥にしまった
そんなに出来が悪いかなあ… 結構、良く書けてると思うんだけど… 意味が解らないとか? うーん…悩。
0財政支援かと思って投票したら増税だったり、幸せになるために明らかにダメな相手と結婚しようとしたり、世界平和を唱えて家で家族を殴ったり、人生にはなかなか噛み合わない時がある。 ただ最近、自分は自分と向き合い、Tomato(しかもカットしてある89円のやっすいヤツ)じゃなくて、本当にほしい赤い丸っこいりんごを求められるようになってきました。 自分の場合、その噛み合わなさは、過去のターニングポイントで選択を間違ってるところきていました。 そういうのを正せて、けっこう楽になれましたよ。
1ありがとうございます。 何も考えなかったら、りんごを買うことは簡単なんですが、 考え始めると、どんどん解らなくなるのです。 >過去のターニングポイントで選択を間違ってるところきていました。 なんか、そんな歌がありました。 違います。ある詩人さんのポエトリーリーディングで聴きました。 リンクを貼って良いか、ご本人に確認して、「オッケー」なら、のちほどURLを貼らせていただきます。 ありがとうございます。
1ん、難しいですね。 読みやすくて、書いてあることもわかるんですけど、何を狙って書かれたのかが量れない。 彼女は愛を棄てすぎて、あらゆる物を愛せなくなった結果、彼女の中の世界が混乱してきたと捉えるべきか、それとも単純に何らかの病気だと考えるべきか。はたまた大いなる比喩だと捉えるべきか。 彼女は自分自身を絶対に正しい、とは思っていないんですよね。自身の行動の結果を見て疑問を覚えたり錯覚だと断定していたり、とち狂ったと評してみたりしています。それでも彼女は行動を止めない。この辺は彼女の性格が表れているようにも感じます。 比喩だと仮定して、わたし自身こういった状況を知っているような気がするな~と考えてみました。 わたしの場合は、創作がこの作品に当てはまりそうな気がしますね。 リンゴをテーマにして書かなければ! と意気込んでキーボードを叩き始めるんですけど、なぜか果物繋がりでミカンの描写が多くなりはじめ、それでもどうにかこうにか1本書き終えたんですが、読み返してみればみるほど学生時代に追いかけてた白球を喩えているように思えてしまい、そこから我に返ってみても、リンゴを書く理由は確かに存在するものの、なぜあんな熱量でリンゴを書かねばと勢いづいていたのか思い出せなくなってしまった。 まあいいかと開き直って、そしたらどの投稿サイトに持っていこうとうろうろしたまでは良いけど、あちこち見て回るうちに気に入った作品を見つけてしまいコメントを考えているうちに、気が付いたらもう寝る時間になり、いや、そもそもこんな作品達がゴロゴロしている場所に自作を持ってきても良いものだろうかと自問自答してしまって、結局投稿しないままPCを閉じてしまったとか。 ここまで書いておいて、御作はそういう話じゃないんだろうなという気持ちに落ち着いてくるわけです。 悩みながら進んで、あちこち間違いだらけの選択をし続けても、毎日の生活はやらなければいけない事だらけで、それなのに行動の結果は受け入れていかなければいけない。 そんな詩かなとも思います。
1ありがとうございます。森っち。笑 この詩を書いた動機は、 現代詩フォーラムで、ある詩人さんから、 「世の中は、みかんばかりに見えて、みかんに見えるりんごが混じっているんだ。 僕は、それはりんごだ。と言わなければならないけど、君はみかんはみかんだと笑っててくれ」的なことを言われ、 「私だって、りんごはりんごだと言います」とお答えしたのがきっかけです。 それから、やたらと周りが「りんご、りんご」と言うようになり、 面倒臭くなったと言うか、ウザくなったと言うか。 「じゃあ、Tomatoにするよ」と書き始めたのが、この詩です。 書いている中で、 色んな気付きがありました。 「仮面舞踏会だけど、本物は1人だけだ」と思いました。 だけど、森っちの仰有ることも、良く解ります。 脱線、脱線、脱線続きの日々で、 本当は何がしたかったか、コロっと忘れてたり、 お恥ずかしいですが、実生活ではポンコツも極まれりと言う感じなんです。苦笑 明日は久々にシャワーを浴びて、 新宿アイランドとか言う場所でやっている「リャド展」に行ってまいります。 東京の駅は、ハードルが高くて、いつも駅構内で迷子になります。 ありがとうございます。
1許可がありましたので、URL貼っておきます。 https://youtu.be/8qh2EZk2N-0?si=-pGwBZq_uERDp1C8
2ひとりごと。 日本人の奥ゆかしさも結構だけど、 このインターナショナルな時代、 少しは外人さんの積極性を見習ってほしい。 昔、フェイスブックで片っぱしから友達リクエストしたことがあるんだけど、 承認後すぐアラブから電話がかかってきたり、 今度はXでフォローするなり、 英語の手紙がきて、 その後、自己紹介が日本語できて、 「私は57歳です。」って返したら、友達として話したいですって返って来ました。 そう言う風に、正直で素直な人が大好きです❤
1批評家めいたことはよその人にお任せして、 感じたままを… アンバランスな心の裡の幻想、幻視。そして想像の余地を読み手にあたえる余白。 良いと思いました。
1榮翆さん。 綺麗なお名前ですね。 ありがとうございます。 作品は作者の人となりを反映していると思います。 私は、 自分自身に、安定を求めるにはまだ早すぎる。と思っています。 ありがとうございます。
1愚痴。 あーあ。 何でこんなに難しいコメントばっかり用意されてるかね? こう、自分の102%くらい出す感じ? 刺激はあるけど、面白くはないなぁ…
1読めば読むほど面白いです。 現実なのに非日常に迷い込む感じ、好きです。
1こんにちは。 (色々、1人遊びしてるので、恥ずかしい。笑) 面白いと言っていただき、 ありがとうございます。 詩だと、非日常も味わえたりするので、 やっぱり「詩はサイコー!」って感じです。 ありがとうございます。
1レモンさん、ホントそうですね。 詩は日常を離れた非日常も味わえたりするので、最高ですよね。
1嬉しいです。 秋乃 夕陽さんは、 気が合いそうだと勝手に思っております! お知り合いになれて良かったです。 ありがとうございます!
1これからもどうぞよろしくお願いしますね。
1こちらこそ宜しくお願い致します。^^
1クスっと笑いました。 別に何を書こうとかではなくて、きっと思考の流れ、想像のようなものを書かれたのかなと。 こういう横滑りしてくような感覚は必ずあって、思考という言語で行うあやふやなものを文字起こしすると必ずこういうことってあるよなあと。
1これを書いてる(入力してる?)時は、楽しかったです。 3作目を投稿しようと、今書いてるものは、楽しくないし、飽きてきたし、疲れて来ました。きっと途中、区切りがついた時点で投稿すると思います。 詩じゃないものを、書いてて思いました。 「やっぱり詩は最高だ!」って。 ありがとうございます。
1面白い!
1おはようございます。 おお! 最高の誉め言葉。 ありがとうございます!
1この作品はレモンさんの詩の中で特別に好きです。 あれこれ狂気つつ、それをコミカルに処理しようとしていて、そしてやったことは普通の日常の生活というところが、なんか好きですよ。 何気なく生きてても、軽い倒錯感に飲まれる一瞬ってありますけど、そういうのをフレッシュに表現していると思います。 うつうつとした狂気じゃなくて、カラッと笑える不思議さというのが好きです。
1こんにちは。 そうですね。 今、コメントを懐かしく読み返しておりました。 たくさんの方にコメントいただき、 この詩は幸せものです。 「やるやん」と、 自分でも評価してあげたい。笑 私の詩は練って書かないことが多いのです。 自分で「良いな」と思える詩や、 たくさん評価していただける詩を、いつも書けるわけではなくて、 偶然、ぽこっと生まれた詩が、多くの評価をいただいたりと、 下手な鉄砲、数打ちゃ当たる精神で、 書いていこうと思っています。(今のところ。変わるかもしれません) 好きと言って下さり、 とても嬉しいです。 ありがとうございます。
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