別枠表示
一抹の
滔々と悠々と淡々とのうのうと 息を吸って吐くだけの簡単なお仕事 微生物の数だけ存在する死体を 袋に詰めて値札を貼って品定め その死体の口も多分、愛を語り合っていた こんにちは よろしくお願いします 仲は悪くないんです ただ、話す機会がそんなになくて ああ、僕が口下手で会話できないだけなんですとは言えずに 意味もなく張る見栄 両親の良心 口に出せば同じ音のそれに期待をしている 無機質に鳴り響くクラックションの リズムが助けを求めているんじゃないかと勘繰る あ ああ ああああ ああ あ あ あ あ あああ あ あ それはただの気まぐれで 全員へ通達される不審者情報のメールはスワイプ まだクラックションは鳴り続けていた 生命生気生憎出生野生再生生産生殖生花相生生粋先生 死は死でしかない死の先はない死は死でしかないから 無限ループを繰り返した先にあるのは肉の解体で 今日は、10頭分を解体しなきゃ 群がる蠅を包丁で振り払う冷凍庫 いただきます (2023年制作)
ログインしてコメントを書く
一抹の ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 470.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2025-01-25
コメント日時 2025-01-26
項目 | 全期間(2025/02/25現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「一抹の」というタイトルではなく、ただしくは、「laid」です。別作品のタイトルを誤って書いてしまいました。
0クラクションが言葉に聞こえたこと、実際に私あるんですよ~ 生の一側面が浮き彫りになってていいと思います!
0なんか……僕の描く世界とは不思議と対照的な感じがする。 >生命生気生憎出生野生再生生産生殖生花相生生粋先生 なんかこういう感じの表現ってよくあるけど、何なんだろ……こうやって言葉を羅列することで狂ったような感じの何かを表現するのって、あまり僕はしないんだよな……。
0「あ」のビジュアル的な部分、大友克洋の「童夢」を連想します。
0「等身大」から背を向けてないところに好感を覚える。 読者としては、正体不明の料理を食べているような気持ち。おいしいのかマズいのか、よくわからない。 バシッと決まっている感じというのか、ノッてる感じというのか、、いい作品にある色気はあまり感じられないな。 鮮度というか。足りない要素があるとしたら、そこらへんかもしれないですね。
0