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無題
昨日を溝に置き去ったまま 今日を行ったり来たりして 靡かない音像にだけ 傾いていたかった時間と 放り投げた記号の山に お別れする勇気がなく 空が灰にならないうちは 潜水艦の想像で 宵を乗り越えようと思っていた 雫が落ちるのを待っていたのに 雲の様子に気がとられ 曖昧でぼやけた心象に 取り残される日々 乗合わせの果て 出会えたら 二人 白砂で模様を作りましょう 魔法で描いた蜃気楼に 手を伸ばして はにかんだ 七転びしたら安心するような リンク切れの惑星の隅 僕と私と君と貴方で 手を伸ばして 泣いていたのかも
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無題 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 880.2
お気に入り数: 1
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-06
コメント日時 2024-08-21
項目 | 全期間(2024/09/17現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
豊かなイメージと比喩に満ちている反面、 読者によっては解釈が難しい部分もあるかも知れない‥‥ 「靡かない音像」や 「放り投げた記号の山」、 「魔法で描いた蜃気楼」、 「リンク切れの惑星」などの記述はとても素晴らしいと思いました。 作者のキラキラする可能性に投票します、、
0タイトルが思いつかないのですか。
0タイトルは、苦(n**ger)っ、ちゃう、 コロンボ、ちゃうちゃう えろ黒いサクランボを摘まんで、 紅く尖った舌で舐めたり(シテ 舞い踊る) ピユッと旅に出る 泡立つピニャ・コラーダ、 それとも、炭酸で割ったボルス ピーチ あるいはサンライトスプリッツァー もしかするとカルピスサワーみたいな ちょっ、ちょっと、濁った乳白色の綴りを みんなでたっぷり、足袋を履く タタタタタタタ、タイトルは、タヴュン、【無題】。
1ぼくの指は十本あります。もし落とし前なんちゃらでエンコなんちゃらになったとして、この作品は九本指のあなたでも読んで良いよって言ってくれそうでなんか嬉しくなりました。話しは変わりますが先輩だった人のお母様が別れた旦那の指を大事そうに持ってたのを思い出しました。とてもネジってそうな指だったな。話しを戻しますが自分の指が十本あるからってそれが常識であるかのようには書かれていないと思った。この作品は。
1都会人がけっしてうかがい知れない、いなかものだけが知っている優しさみたいなものが感じられる。エモぉ。
0良い詩です。特に第三連が好きです。 atsuchanさんが言うように、言葉のイメージが散乱して、一つの解釈を通すのは難しいなと思いますが、それは、上手く意味をぼやけさせる表現を使っているからかなと。 第一連、整理してみると、 ~時間と~勇気がない→昨日を溝に置き去れず、靡く音像にも傾いちゃうし、記号の山をまだ惜しんでいる 状況かなと思います。それを、改行したり長めに形容したりしていることで、掴みとして引き込ませている。 第二連、空が灰になってしまわないか、その雲の様子に気を取られて雫に意識を向けられない。 ここは解釈が多様化しそうですが、本当は雫は無数に落ちて雨になっており、心象がぼやけて見えない雨の中に取り残されているような情景が浮かびます。 第三連、「はにかみ」と「泣き」がありますが、どちらもプラスのイメージなのではないでしょうか。「リンク切れの惑星」→クリックしても飛べない場所→私たちだけの場所 に飛んで二人だけの時間を過ごしたい。 そして、「僕と私」、「君と貴方」のように、時間が経って変化してきているお互いをどちらも尊重していきたい想いがあります。第一連では、人は変化する(音楽も、使ってる言葉も)ものだから、と簡単に割り切れないことについて葛藤していましたが、第三連で答えを出しましたね。誰にも、時間にも邪魔されなければ、その変化を受け入れられるのではと。 とても良い詩です。
0ネガティブな状態でも詩心があり、人への信頼があるのは希望ですね。
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