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Gestalt
どこか かげかたちは ケダモノのハアトだけを食べ残し The Poolsの庭園を千鳥は征くのだわ 夜が終わる前に 像を結んでいく 熱に浮なされて 宙と宣るをやめたみたいに Jane's Carouselはどこかで見た 白昼夢の踊り場で、おどけているのね 大聖堂のシャルトルブルーよ カモメのモビールよ、鈴を揺らしている ゆるやかに ひかりとかしていく、わたしたちに うすくのばされたときは オブジェクトにあたるから ライカは瞬きして、明後日は 昇っていくのよ 星稜に熟した キャンドルスティックをちらつかせる 鍛造されたからだ 愛憎のラ・マン badgerのさきっぽを、丁寧に指先でつかんで 塒で待っててよ 首を伸ばした黄色いだけの麒麟を跨いだ あんたが だれなんだか。 わたしは手鳩なんかをつかって、 (ああ 悪党ですとも!) いまから抜け出したいから、ゆくよ 晩餐会を散々荒らして、 空腹の放浪に いくつかの宝珠を転がし 花柄に祈った朝はいかさまの"Bonne soirée ! 角や翼を尻尾や牙は≠のmémoire まだみえやしない。 鈍く胸に残って夢見がわるいはずです たぶんしってることだから、 もう銀杭にかかったレース字、 ハーフリネンの黒い薔薇に変わる 砂時計はひらびやかな灯紗律でしょう ダマスクの壁を燃やして。 ライトグリーンの杜を抜け出すには
Gestalt ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1357.2
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-07-01
コメント日時 2024-07-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
かげかたち、像、オブジェクトなど、目に見えるものというキーワードで読み解いていくことが出来そうですね。 > わたしは手鳩なんかをつかって、 (ああ 悪党ですとも!) 手鳩って手で鳩の形をつくるあれかな?手鳩をつかう、ということと、それが悪党と呼ばれる行いにどうつながってくるのかわたしの読解力では解けなかったのですが、この作品全体を貫く口調が好きで、ああ 悪党ですとも! でその好ましさが個人的にはピークに達しました。 > ダマスクの壁を燃やして。 ライトグリーンの杜を抜け出すには この終わり方とても好きです。 全体を通して、逃避を夢見ているひとりの人物が窓から外を見ている姿が浮かびます。モビールのカモメも手鳩も飛んではいけませんものね。 ここから出ていきたいとか、見えているわたしであるのをやめたいとかそういう願望って個人的には、そこを抜け出したところでまた一回り大きい世界(別のライトグリーンの杜)にいくだけのことだよ、と思ってしまうんですけどね。でも単純に、目に見える世界からの脱出を夢見るというテーマなのかもしれないし、だとしたら装飾的な情景描写もより意味が出てくるのかなあと思いました。もう自分でも何を書いているかよくわかりません。真剣に読みはしましたが、力不足で尻切れトンボです。すみません。
1どうも作者です。多分だれかはバレてそうですけど(*_*; えーっとこれですけど今年の一月に書いたものなので意味忘れちゃったんですが、まあ迷走してたんですよね、あのころ。ここで1月にだした A/wa とかもね、そうだね。あれは現実的なものとおもったけど。これはオブジェクトをしっかり置いてみようというコンセプトで書いたものです。楽しく書いたんですが続かなかった、気に入ってはいるんですがまだ自分にはまだあわねえなとハマらねえなとおもった記憶があります。私らしいから抜け出したかったんですよね。まあ無理でしたけど。 > わたしは手鳩なんかをつかって、/(ああ 悪党ですとも!) 手鳩つくると胸の前にくるんですけど、その胸に手を当てる、心に問いかけるみたいなイメージですね。 まあtitleにもあるように形置いたらどうなる、どうみえるぐらいの実験でした。まあ駄目みたいですけどね、相変わらず抽象的なのでハハハ読もうと思えるものじゃないんだなとおもって。つうかきっと私の名前がないとスルーだろうなとはおもってて、まあ供養です。目に見えるものをつかって書くの普段書かないので、難しいですねwそのラストは結構気に入っています。お読みくださりありがとうございました!
1意味がない、かっこいいフレーズの集まりで、ビート詩っぽい。でもビート詩っていうのは60年代カルチャーの賜物だから、単純に比較するべきではない。ビート詩としては、あまり暴力感がないし、トロトロにロマンでもない。ただ、乾いてるところが、「っぽい」というだけで。 ...これ、いったい、どこを想って書いたのだろう?すくなくとも、東京ではないよねえ。海外?夢のなか? あと、オブジェがどんどん出てくる。だから映画的な印象もある。ショットが次々に移り変わっていくようなスタイル。あまりその意味を考えなくてもいいのだろうか。意味になるまえに、さっさと次にうつってしまう。 では、疾走感があるのか?というと... たとえば、チンポコの詩を書くときは、俺なら一心不乱にチンポコのことしか考えないんだけど、作者さんはチンポコも、まんこも、おっぱいも、そのたいろいろ、考えてしまうタイプかもしれないね。 この作品、サビ(笑)があったらもっとよかったなあって、まあ、作者さんは死んでも嫌だろうけど、 思うよ。これだと中心がないので。
0お返事ありがとうございます。初読のとき、作者様の書かれたものと思わなくて、感想書くために何回も読んでいるうちに、アレ……もしや?という感じでした(笑) >手鳩つくると胸の前にくるんですけど、その胸に手を当てる、心に問いかけるみたいなイメージですね。 まあtitleにもあるように形置いたらどうなる、どうみえるぐらいの実験でした。 なるほど〜。そういうことでしたか。すっきりしました。いいですね、聞いてみてよかった!わたしは今回の作風がとても好みだったので、こういう目に見える形を置いた作品もまた読んでみたいです。 >まあ駄目みたいですけどね、相変わらず抽象的なのでハハハ読もうと思えるものじゃないんだなとおもって。つうかきっと私の名前がないとスルーだろうなとはおもってて、まあ供養です。 こういう苦しみってありますね。わたしなんかはよく訳わかんなくなってしょっちゅう迷走してますんで。 いつもありがとうございます。気持ち的に助かっています。では。
1>..これ、いったい、どこを想って書いたのだろう?すくなくとも、東京ではないよねえ。海外?夢のなか? ゆめというか脳裏ですね。 >あと、オブジェがどんどん出てくる。 まあオブジェクトを置く実験だったんで、意味は強くとってないです。 >わたしは手鳩なんかをつかって、/(ああ 悪党ですとも!)/いまから抜け出したいから、ゆくよ サビは一応ここっすね。意味を解くとすればここってだけですけどね。 おまるたろうさんのいうように意味になる前に移ってしまうのは、もともと重ねがける手癖の名残でしょうね。もの置いてあらわせてしまえば、なにか見えるから。ぐらいの気持ちで書いた、記憶があります。この書き方をもっと深めたいなと、当時(1月ごろ)おもったけどできなかったので、まだその時じゃねえんだなと、模索して今のナガモノに落ち着いています。 以上、作者AOIでした。(バレてたんだろうけど)お読みくださりありがとうございます!
0これね、はじめわからなかったな。アメリカの遊園地~パリでしょう。テクスト的にどっかから引っ張り出しきて置いたみた、現代アートでいうオブジェのようなものかな、とは思ってましたが、やはりオブジェクト(対象としてのモノ)つまりIT用語的な意味合いだったんだ。分かりそうでわからないはずだ。笑。バラバラなので、引用してきたのかと思うような側面もありましたからね。 選評解釈はべつにしてもこういうのも有りですよ。他人の癖もわかる。読み取る側としてはあたまが痛い。わからないもまた面白い。
0これはたしかシュルレアリスムを調べていて建造物にあたって、そっから見ときたいオブジェクトみたいなふうに、調べていった記憶。 人工物を写真におさめること/愛や性交などの肉体的感覚のこと。それらを心に刻むこと、脳裏に散らばる記憶なんて結構飛躍するものだから、ばらばらで結びつきなんて適当なんだよと。それ(脳裏にあるもの)から(今現実に)抜け出すには?みたいなかんじだろうか。たぶん、そんなもんかなと感覚で置いた詩。今読み取るとだけどね。 品詞分解して単語をばらっばらに配色することはよくやりますが。一文まるごとひっぱるみたいなことは絶対やらないです。自分で作んなきゃ楽しくないんでね。なのでまったく引用はしてないですね。そういう作品はつくらないです。 わからないをどうやって楽しませるか、当時はそんな事をおもって模索していた気がしますね。結局ながーく書くことにハマったので。いまは、突き詰められる。けどどうなるかなと、作風をひとつに定める気はないので。 出てきた言葉かかされてしまった言葉に対して、どの姿がよくみえるだろうか、いかせるだろうか、そういう事をおもって、書き方増やしたいなと思っていますね。 まあよく読むと全部私のシツケなので、とーぜんバレますね。隠す気もないですし。ただどう読むのかなと思ったので名無しで出した。純粋な感想が欲しかったのでね。なんじゃこりゃだったでしょ?(´∀`*)ウフフ ちな、Invisible奇候 あれは5月に書いたやつで3000字こえてるんで、暇だったら読んでてそっちょくな感想ほしいかなwww 兎角アラガイさまお読みくださりありがとうございます!
0AOIさんの詩の中で、結構好きな詩です。「目に見えるもの」を置いてみたり、でも輪郭が見えるところでライトを逸らしたり、「人工物を写真におさめること/愛や性交などの肉体的感覚のこと。それらを心に刻むこと」を意識しているところなどからでしょうか。 光が気になりましたね。「かげかたち」から始まって、眩いイメージの「白昼夢」。「ひかりとかしてゆく」、「ライトグリーンの杜」……など。どんなモノも照らして浮き出させてしまう力を持つ「光」から、抜け出そうとする意識。それが何か、叶いがたいラブロマンス(?)みたいなものとして描かれていると感じました。 フランス語も勉強していかないとなぁ。詩に使われているのを見るとカッコいい。
0普段の自分のもじゃもじゃした手癖を、ひとつのかたちとしてオブジェクトに置き換えているだけなのかも知れませんけど、これはたまたまうまく行ったみたいな感じだったので、どっかでまたチャレンジしたいなと思いますが、結構クセがないとおもうので、よくありがちなものになっている気もする。自分は闇属性のくせに結構夕暮れやひかりはよく使いますが。大体ぜんたいてきにいつも暗いので、そういう意味でもこれ、とても異質な、つくられた作品だと思いますね。まあなんにせよ、気に入ってくれて嬉しいです。何も反応無しだろうなと思っていたのでね。詩の中に固有名詞とか、通称、外国語とか入れるとカッコいいけど、固定されてしまうので知ってるとたのしめるけど理解が難しくなるので、スルーされることもあるだろうし、それは難点かなとおもう。兎角お読みくださりありがとうございます!
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