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爛漫
春の陽射しは水溶き片栗粉で世界が少しだけ若かった頃の色合いにくるむから嘘つきと決めてたけど、朝の遊歩道に木瓜の花が空を仰いであかあかと火照ってて誰も騙されてないのかもと思えたのは今日がはじめて、でも青空を渡る花の蕾がささやくクライマックスにまで倚りかかってだいじょうぶ?ってニットを着込んだこころは思う、そのコンマ数秒の時差なのに交互に繰り返す陰日向にからだはクレープみたいに広がって、少し遅れたわたしは諦めて光を受け入れるほかない、蜜柑色の素粒子が降りそそぐ世界を歩いて言い訳でも後付けでもいいからわたしは鮮やかに発色してる、小さくなったロリポップも口の中から肯定してくれてる、このわたしが融けこんだ三次元360度の一瞬ををパノラマ写真でうつして今すぐきみに共有したい
爛漫 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 721.0
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-10
コメント日時 2024-02-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
独特な表現方法だと思います。それが合う人と合わない人とをすっきりと分けていってしまうような。僕はもっと言葉にグラデーションをかけて、個性ではなく、作者の方にしか分からないような表現の角を落とすべきじゃないかなと思います。結構期間をおいてから、またこの作品を読まれてみるとなんとなく合点がいくのではないかと思います。
1ひょうげんがこみかるになってしまうのですよね、タイトルの爛漫も然り、チグハグな印象を与えていますね。片栗粉やクライマックス、ニットやクレープ、素粒子やロリポップなど、癖のある表現で置き換えられているので、際立たせるためにわざとやっているのかなと思われました。それがあなたの個性だとすればもっともっと書いてとぎすましていけるかなと面白く読みました。
1文章の長さが、恐らくは発想を呼び込みながら書いていっただろうと想像させます。 それは一つの書き方であり、良いも悪いもない。この文体が作っている価値もある。 それは、言葉の概念がより関わり合って、創造的なイマジネーションを可能にすること。 ちょっとしたスパイスのように、作者のアイディアがまぶされ、それがいい感じに働く。 心の中で起こっていることが、外の世界と呼応している。 世界も私も輝いている。少し浮かれてしまうのが春。
1蜜柑色の素粒子......はっとしました。蜜柑色の 素粒子で出来た世界ってどんなのでしょうね。 何か永遠を感じる瞬間をカシャッと切り撮った ようなインスタ映えのする詩。悪くないですね。 最近若い人たちが可能性のある詩をどんどん 投稿されるのでなんかうれしい。
1コメントありがとうございます。表現の角を落とすということ、時間をおいてから読み返すということ、やってみたいと思います。
1コメントありがとうございます。もっともっと書いていきたいと思います。
0コメントありがとうございます。前向きにとらえていただきうれしいです。これからも自分なりの感覚で書いていきたいです。
1コメントありがとうございます。本当に「何か永遠を感じる瞬間をカシャッと切り撮ったような」ものが伝えられるといいなと思っていたので、うれしいです。そういうものの集まりに感覚を凝らしていきたいです。
0何度も読みました 読むたびに受ける印象が違います どれが本当か見極めるのに 私では力不足だなと思います
1ありがとうございます。自分でも何が本当なのかわからないので、読むたびに印象が違うというコメントもうれしいです。
0>パノラマ写真でうつして今すぐきみに共有したい わたしはひとと情景を共有したいと思う時、写真や映像ではなく、そのひとに、わたしになってこの光景を見てほしい!とおもってしまうので、作中人物は理性がしっかりあるひとだなと思いました。 >蜜柑色の素粒子が降りそそぐ世界を歩いて ここ素敵だと思います。
2ありがとうございます。コメントいただいて気づいたのですが、もしかしたらわたしには、誰かにわたしになってほしいとか、わたしが誰かになりたいとかそういう思いはあまりないのかもしれません。
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