逃げたい - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

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誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

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あなたへ

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

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だれのせいですか

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sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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逃げたい    

朝起きた時に感じる絶望感 また一日が始まる コップで一杯の水を飲む それでやっと生きているのを自分に知らせる 水滴がたくさん付いているのをただじっと眺めていた 色々やってはみたけれど 私には詩は書けない 詩のようなものが出来るだけだ 小さな頃から人の顔色ばかり見ている子供だった どうしたら怒られないか どうやったら褒められるのか たぶんそんなことばかり考えていたと思う 薄汚くて卑屈だと 分かっているから 綺麗な詩をわざと書いてきた でもいくら書いたって それが本当に書きたかったことなのか分からなかった 何を書いたって嘘っぱち 才能がないのは分かっていた それでもしがみついて詩を書いている 現実逃避したいだけだった 物心ついた時から 絵を描いたりノートになにか文章を書いている時も 薄暗い現実から逃げたかった ただそれだけだ カーテンを開けて 陽の光を浴びている時も 私はいつも逃げたかった コップに付いた水滴は流れ落ちてテーブルの上で小さな水溜りになっていた



逃げたい ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 24
P V 数 : 1750.8
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 22

作成日時 2023-08-09
コメント日時 2023-08-21
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性44
前衛性22
可読性44
エンタメ22
技巧33
音韻33
構成44
総合ポイント2222
 平均値  中央値 
叙情性44
前衛性22
可読性44
 エンタメ22
技巧33
音韻33
構成44
総合2222
閲覧指数:1750.8
2024/11/21 22時52分38秒現在
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    作品に書かれた推薦文

逃げたい コメントセクション

コメント数(24)
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-08-09)

>カーテンを開けて >陽の光を浴びている時も >私はいつも逃げたかった ここ、めちゃくちゃいいっすね。またコメント書きます。

0
もじゃお
もじゃお
作品へ
(2023-08-09)

最終連、効いてますね。

0
コーリャ
作品へ
(2023-08-09)

河合隼雄のエッセイにたしか神話療法について言及しているところがあって曰く子供に神話的英雄のロールプレイをさせることによって認知を癒やすということが書いてありそのことを思い出しました アートは自己療養であると共に他者にとっての癒やしでもあります なぜひとはひとの悲しみをうけて癒やされるのか それは不可思議でもあるとともに自然に納得されるようなことでもあります すこし詩文のテーマとはズレるかもしれませんが更にそれについて対話する 表現するということになれば その広がりは思いの外大きく やさしいのかなと思ってるこの頃です

0
m.tasaki
作品へ
(2023-08-09)

こんにちは。 読んでいて胸が痛くなるような詩です。 「私には詩は書けない  詩のようなものが出来るだけだ」 まるで自分のことを言われているような気がします。 でも、読み進んで気がついたのですが、 「何を書いたって嘘っぱち」 「薄暗い現実から逃げたかった」 そう書かれているこの詩も「嘘っぱち」? 「私は嘘つきだ」という有名なバラドックスと同じような構造がこの詩の中にはあります。 上手く言えないのですが、もし本当に詩が書けないならば、そのことを吐露した詩を書くという矛盾の中に、何か大きなヒントのようなものを感じます。 わからないまま書くという道もあるような気もします。書きながら探してゆくような。 詩の定義は詩人の数だけある、という言葉もありますから・・・ やはり上手く言えなくて済みません。

0
きょこち(久遠恭子)
田中恭平 newさんへ
(2023-08-09)

こんばんは。 カーテンを開けてのところ、良かったとのコメント嬉しいです!ありがとうございます。 明るい陽の光を浴びても気持ちがついてこなくて。というか、カーテン開けない日もあるくらいです。

1
きょこち(久遠恭子)
もじゃおさんへ
(2023-08-09)

こんばんは。 最終連は、最初の方でコップの水のことを書いたので時間の経過が感じ取れたらと思って付け足して書きました。 嬉しいコメントありがとうございます。

1
きょこち(久遠恭子)
コーリャさんへ
(2023-08-09)

こんばんは。 河合隼雄さん、読んだことはないのですが有名な心理療法家の方ですよね。神話療法、私も無意識に絵や詩の中でお姫様になったり妖精になったりしていました。現実から離れて自分自身を癒していたのかもしれません。アートを見てそれが悲しさから生まれたものだとしても人は癒されること、あるのでしょうね。人と人との感情が溶け合って救われるような気持ちになるからでしょうか。それについて対話したり表現するのはなんででしょうね、本当の自分を見つけたかった。その広がりは思いの外大きく やさしいと思って下さったことに心から感謝しております。

0
きょこち(久遠恭子)
m.tasaki さんへ
(2023-08-09)

こんばんは。 本当ですね。私は詩が書けないという詩を書いている。たしかになんだか変ですよね。 私もこの詩を書いて、コメントをいただき今本当に矛盾した詩だなと思います。それは否定的な意味ではなくて、詩はやっぱり自由なものなんだなと改めて感じました。 私はただ詩の世界の中でくらいは自由で居たい、そう思うばかりです。上手く説明出来ないですが、本当の気持ちが書きたくてこの詩を書きました。 丁寧なコメントありがとうございました。

1
もじゃお
もじゃお
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2023-08-09)

冒頭とのリンク、詩の内容から流した涙のメタファーと受け取る余地もありますので、この最終連の2行のあるなしで余韻がかなり違うと思いました。

0
きょこち(久遠恭子)
もじゃおさんへ
(2023-08-09)

再度のコメントありがとうございます。 そうですね。水滴を涙のメタファーと捉えることも出来ますね。つけ足して良かったです!!

0
松嶋豊弐
松嶋豊弐
作品へ
(2023-08-14)

ぽつりぽつりと紡ぎだすような言葉遣いに好感が持てました。

0
きょこち(久遠恭子)
松嶋豊弐さんへ
(2023-08-14)

こんにちは。 ぽつりぽつりと紡ぎだす、素敵な感想をありがとうございます。 言葉を書くのは難しくて、楽しいけど大変な部分もありますがもっと上手くなりたいです。

0
鷹枕可
作品へ
(2023-08-14)

とても佳い、と思います。 >私には詩は書けない >詩のようなものが出来るだけだ この地点に辿り着く迄に、どれほどの方が筆をお折りになられたのか。 唯一無二の境地にあらせられると感受を致しました。 早く、自分もその地点まで到りたいものでございます。

0
きょこち(久遠恭子)
鷹枕可さんへ
(2023-08-14)

こんばんは。 とても佳いとの感想、ありがとうございます。恐縮です。 私は詩が上手くなりたいです。コメントとてもありがたいです。

1
湖湖
湖湖
作品へ
(2023-08-14)

自分の問題点をさらすことで新鮮な荒野へ降り立ち、孤独の中で自分を抱く、そうしたら、自分は唯一無二になれる気がします。よかったです。

0
きょこち(久遠恭子)
湖湖さんへ
(2023-08-14)

こんばんは。 自分の問題点をさらすのは、正直勇気がいりました。人と上手くコミュニケーションが出来ない。だから詩を書いているのかもしれません。 コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

0
エルク
作品へ
(2023-08-15)

「書くことを怖いと思ったことがない人間の書いたものを信用しない」(だったかな) と言っていた人がいて、だからこそ、 なにかを書こうとする人は、書かない人よりも、悩まなければいけない。 足掻くようにして書かれたものを文芸として昇華し続けていく行為が、尊いのだと思います。

0
きょこち(久遠恭子)
エルクさんへ
(2023-08-15)

こんばんは。 最近特に詩について悩んでいます。書くということがこんなにも難しいと分かっていなかった若い頃の自分を恥じています。 足掻く、その言葉が一番しっくり来ますね。 コメントありがとうございました。

0
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-08-15)

この作品をですね、プリントアウトしてみたのですね。 その過程で、横書きでみたりしたけれども、可読性(よみやすさ)という意味で 横書きの方がいいのかもしれないのかな、と思いつつ、別段そうした方がいいですよ という気もありません。実際、紙にしてみたら、やはり横書きかな?と思って。 ただ、そう冒険できる余地はあるのかな、と思いつつ その、きょこちさんには以前ゴーイングマイウェイを薦めてしまっているので・・・。 そのせつは失礼しました。 それで、紙に印字したものをふむふむと読んでみると、非常に気がつかなかった 「構造」のようなものがある。  色々やってはみたけれど  私には詩は書けない  詩のようなものが出来るだけだ ふむふむ、以前、ちびまるこちゃんが「私は作文が書けません」という内容の 作文が学級文集に載る、といったアニメを見たけれど じっさい、業といいますか、闇が深い。 イントロ。  朝起きた時に感じる絶望感  また一日が始まる 中間。  薄汚くて卑屈だと  分かっているから  綺麗な詩をわざと書いてきた で、至るのが  でもいくら書いたって  それが本当に書きたかったことなのか分からなかった その、一段深いんですねと。 やっぱり、冒頭  カーテンを開けて  陽の光を浴びている時も  私はいつも逃げたかった というのが、バツグンに私は良いと思いました。 なんだろうなぁ、きょこちさんに、そのテクニックとして何か伝えられそうなことが・・・ とかでもないんですよね。 その、詩として印字してみると、懐が深い。 詩が書けないからヒントを下さいって内容でもないんですよ。 もっと深いんですよね。 その、関係ないですけれど、僕には大魔王が憑いているとして きょこちさんには天使?精霊?憑いているんじゃないでしょうか? それは天然とかじゃなくて(焦)。僕が天然なのですけれど。 36なのですけれど、そういう風に思います。何の話・・・。

0
田中恭平 new
田中恭平 new
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2023-08-15)

あっ、冒頭 というのはコメント欄の上の方で書いた、ということです。失礼。

0
きょこち(久遠恭子)
田中恭平 newさんへ
(2023-08-15)

こんばんは。 再度のコメントありがとうございます。 横書きでプリントして下さったのですね。そこまでしていただいたことに嬉しくて驚いています。 だんだん、強さが出るように文章書いたのかな。書いた時には意識してなかったので覚えてないですが汗 田中恭平さんには大魔王が憑いてるのですね。強そう!! 私は天使か精霊なのですか。それが本当だったら何でも叶いそうですね! 私なんて結構なおばちゃんですよ。歳は取りたくないものです。 何の話…(笑)

1
三浦果実
作品へ
(2023-08-21)

一年以上ぶりにきょこちさんの作品にコメントを書いております。 以下は2021年の7月にきょこちさんが投稿された作品に三浦が書いたコメントです。 >技巧に誠実さがなければいけないと、以前に学んだことがありますが、誰に誠実かといえば自身にかと。ネット検索で調べて知ったような言葉を並べた、現代詩っちっくな作文など、最悪だと思います。社交性に長け、誰も傷つけず、自分も傷つかない、そのような人間が、 いえ、これ以上コメントを書く気にもならない。 本作は、ご自身に誠実な作品だという印象を受けました。ただ、技巧は誠実なのかというと、未だそうではないように、思うのです。自身の身の丈に合った(リアリティ)語句をフル活用していない。 昨夜、久しぶりに詩を書き投稿しました。そもそも自分に誠実な技巧ってなんだよって考えました。おそらくですが、自分に誠実な技巧はテキストにではなくて、書いている私の姿勢に宿るのだと、そう思うのです。私の人間性は不誠実そのものです。でも自分に誠実な技巧なら持っています。 一つだけ絶対と言えることがあります。私は生きるということ。絶対に生きると決めていること。これだけは自分に誠実であり、それ以外は不誠実であれなんであれ、たとえ嘘八百の詐欺師が書く作文であっても自分のリアルさがある言葉を追求すること、それに尽きるのではないでしょうか。自分に誠実な技巧とは自分だけのリアリティある言葉の追求、そう確信しております。 話が長くなりましたが、いつか必ず大賞を取ってください。

0
きょこち(久遠恭子)
三浦果実さんへ
(2023-08-21)

こんばんは。 自分に誠実な技巧とは自分だけのリアリティある言葉の追求、そうお考えになったのですね。 それもひとつの考え方であっていると思います。 私が今回書いた作品は、少し淡白に書くくらいでちょうど良いかなと思って書きました。それは、悪戯に悲壮感を表現したくなかったからです。私の感情の吐露という一面もありますが、作品として読んでもらいたくてリアリティ(現実性)は少し抑えめに書きました。 まだまだ上手くなりたいので感想嬉しかったです。ありがとうございました。

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きょこち(久遠恭子)
三浦果実さんへ
(2023-08-21)

こんばんは。 自分に誠実な技巧とは自分だけのリアリティある言葉の追求、そうお考えになったのですね。 それもひとつの考え方であっていると思います。 私が今回書いた作品は、少し淡白に書くくらいでちょうど良いかなと思って書きました。それは、悪戯に悲壮感を表現したくなかったからです。私の感情の吐露という一面もありますが、作品として読んでもらいたくてリアリティ(現実性)は少し抑えめに書きました。 まだまだ上手くなりたいので感想嬉しかったです。ありがとうございました。

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