虹 - B-REVIEW
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青い空に べたべた色を塗り重ねて その透き通った 鏡のような姿を 見えなくしてしまった 今さら いくら磨き 払い落とそうとも 浮いた油のように 揺れたままで すくっては 放ち すくっては 放ちて 今はただ 必死になって せせらぐ小川で あの空を洗っている


虹 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1252.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-12-04
コメント日時 2018-01-08
項目全期間(2025/04/16現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:1252.4
2025/04/16 21時01分18秒現在
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    作品に書かれた推薦文

虹 コメントセクション

コメント数(8)
三浦果実
(2017-12-04)

はじめまして。投稿ありがとうございます。絵画を描いているような言葉の選び方をされてるなあと思いました。上塗りをしては、また再び磨いては消すを繰り返すような。 浮いた油のように 揺れたままで ここは素敵な比喩ですね。

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イチゴミルク
(2017-12-04)

はじめまして。コメントありがとうございます。 絵画のようにと感想をいただき、目指しているところと同じだったもので、とても嬉しかったです。 単純な比喩ですが、評価いただけて嬉しいです。 ある想いから、それぞれちがう3つの虹が浮かんできました。うまく形にできてよかったです

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イチゴミルク
(2017-12-05)

花緒様はじめまして。 もともと長い詩がかけなくて短いものが多いのですが、こだわりすぎる面もあるのかな、短すぎるセンテンスも時々あったりします。 身体性は、、そうですね、、気持ちと行動がともなっていたと思うので、、そうなったのだと思います もう少し言葉に厚みを増すことができればと、コメントにとても勉強になりました、ありがとうございます

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百均
(2017-12-21)

シンプルなのですが、力強いですね。まず、やっている事が分かります。虹が空に色を付けるのではなく、空に色を付ける事が「虹」なのだという、、、逆転の発想というのか。 > 今はただ >必死になって >せせらぐ小川で >あの空を洗っている ここが本当に面白い。空を洗う口実として虹を持ち出してきている。それから視点を川に持ってきている。すると、「油」の意味も強くなるし、空に色を付けるから、川に色を付けるという風に淀みなく場所を転化させていく事によって意味も生まれてくる感じがします。例えば川が汚れているから環境汚染のイメージでもいいし、心象風景のイメージに持ってきてもいい、一度色が付いてしまった者は中々透明な物に戻らないという抽象性を獲得する事に成功している。

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イチゴミルク
(2018-01-05)

百均様はじめまして。 月初ごろの投稿だったため時間が経ちコメントに気づかず年明けのお返事になり申し訳ありません。 これほどまでの感想と評価をいただきとても嬉しいです。 普段持っている気持ちや行っていることが、いつもついつい他のものや現象に置き換わるだけなので 自分の詩はほんとに単純なものが多くて、すぐにやっている事がわかってしまいます ただ逆転の発想や抽象性はそこから出てくるのかなと思っていて そして、そうなることで自然と無限の解釈へと届けられてゆく姿がそこに在るのかもしれないですね。 苦労する部分は、詩になってゆく過程でそれらがきちんと繋がらないことが多い、ということなのですが 今回はそれらがきちんと繋げられることができたのかな、と、短文でしたけれど自分でもとても満足できました。 出てきた油のイメージは、虹としての印象の強かった、アスファルトに浮いている膜を引用しました。 ただそのままでは前後のつながりはなく、とりあえず気持ちを記すスタンプと致しました。 せせらぐ小川で空を洗ったのは、 庭先に撒かれるホースから出るシャワーをイメージして描いてみました。 川そのものが油膜で汚れてしまう副産物までをも産んでいただき、素敵な感性でやりとりができたのかなと、嬉しい気持ちで溢れています。

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眠莉
(2018-01-06)

私には、童話的な世界が見えました。優しい色鉛筆で彩られた絵がそばにあるみたいでした。 ほんのりと、柔らかな感じがしました。

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イチゴミルク
(2018-01-08)

眠莉さん はじめまして。コメントありがとうございます。 素敵な世界をイメージしてくださったことにとても感激しています。 童話作品には詩作を初めて以後ほとんど接したことはなかったのですが 新しい扉を自分に開かせてくれるかもしれない感想をいただきとても嬉しいです。 思わず自分も、クレヨンでお絵かきをしている小さな子供の姿をイメージすることができました。

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イチゴミルク
(2018-01-08)

蛾兆ボルカさん はじめまして。ご感想ありがとうございます イメージが深くなってゆくと、もうそこではすでに大人でも子供でもなくなっていることが多いです。 「にじを、かいてくれたひと」は時を追って、さまざまな応えになってゆくのだろう、と。 ただ感情だけはわかっていて。 詩作においてはそれらを常に意識して、子どものころの思いやイメージも大切にしたいなって思っています。 あらためて自分と客観的に向き合えたことにとても感謝しています。

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