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自分の愛し方すら知らない25歳の人生は
別に大丈夫 わたしなんてどうせ 誰かが話しているなら わたしは話す必要なんてない 家族の中でわたしの場所はいつもそれだった 次第に口数が減り 人の話を聞くのがうまくなったけど その分相手に何かを伝えられなくなった ほんとうは、わたし、 ほんとうは、わたし、 いつも「ほんとうは」の自分がいて いつも「ほんとうは」は嘘になっていく そうやって偽って偽って 自分が誰なのか何なのか わからなくなった25歳のわたしは もう需要なんてないのだろうか この空虚感はどうやって 埋めていけばいいのだろうか こんな時期でよかった 泣いてもばれないじゃん そう強がって呟いても 真っ赤な秋空を見て また涙が溢れる 変わりたい変わりたい変わってやりたい 長年の埃を振り払いたい 振り払ってきれいになりたい
自分の愛し方すら知らない25歳の人生は ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1244.8
お気に入り数: 2
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2021-10-16
コメント日時 2021-10-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最後の一連が、切実さと実感を伴っていて響いてきました
0拝読しました。 あくまで実体験に寄りすぎているであろうという賛否は当然あるでしょうが、 てらいのない、哀切な訴えがわたしの心を捉えました。 うまく例えが浮かばないのですが、ピッチャーのボールを素手で打ち返したかのような…。 自分の詩のスタンスを見つめ直す機会になりました。
0即興で返詩を。 言葉を出しても 誰にも通じない 必死の訴えは 馬鹿にされて終わる 勝手に体が動き出し 頭を壁に机に打ち付ける 吃音という トゥレット症という レッテルがない世界 レッテルがないから ただの異常者にされてしまう 本当は ほんとうとは なんなのか 馬鹿にされ気持ち悪がられ嫌悪され 遠ざけられ異様に思われ 怒られ怒鳴られ避けられ どうしようもない 自らを「優れている」とも「等しい」とも「劣っている」とも思うな。 諸々の言葉により自らの価値を判断しないようにせよ。 釈迦 スッタニパータより 善い言葉を聞こう 30年に及んだ苦痛は何も生まなかった 善い言葉を残そう 30年の苦悩を離脱した 言葉を 降り払え 振り払え この世に点在する善い言葉の力を借りて 生まれ変われ 生まれ変わるのだ 多くの善い言葉を吐き出しながら 叫び出せ叫び出せ 涙を流しながら 言葉にならない叫びをこの世に出せ いずれ言葉にしよう いずれ言葉になる 痛みが終わっていく 善い道をただ歩く
0告白ですね 変わりたいと思ってるひとって変わっていくと僕は信じてます
0涙を流して... そうしてまた詩を書いて これを繰り返して... あなたはきっと変わっていくと感じた。 その秋空のようにきれいに
0>いつも「ほんとうは」の自分がいて >いつも「ほんとうは」は嘘になっていく この一節が心に残りました。 だいたい、「ほんとうは」と言う時に思い描いている自分は、 「ほんとう」ではないんですよね。 こういう部分を冷静に観られるところが好きです。
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