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風花想
はれたひははれることがあたりまえのようで あめがふることをわすれる わすれられたあめのひは いつかあまつぶのなかにせかいをうつしかえるから とうめいなほねは むねのおくにしまって あさいねむりにつく いつまでも香る花の名前 もうすこしだけ、と くもりぞらにいのる祈りと、 かたてでかぞえる夜のかずと りょうてでかぞえる雪のかずが ひめくりされてかぜにふかれてゆく はれたひびを いまではないどこかへはこぶ みずいろのとり bird、 やくそくの名をあおく みなもにのこして
風花想 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1401.8
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-28
コメント日時 2024-06-18
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
BIRDの存在が印象的ですね。「やくそくの名」と言うと、ユダヤの約束の地であるかのような。むねのおくにしまわれた、とうめいなほねがどうなったか知りたく思いました。
1ご指摘の箇所、自分にはなかった視点で私も探ってみたくなりました。ありがとうございます。
0かんたんなことばで書かれてあり、一文字ずつ読見込ませるように平仮名が使われている。きれいだなと思う。漠然とした希望のようなものを求め、旅立つよう。全体的にぼんやりとしていて視界に映し出すものはなく。晴天にちらつく雪を想いながら、なにかすこしずつ感覚的なものがやわらかなひかりに近づくイメージ。この詩の形だとざっと読まれてしまうので、余韻が残らない気がする。もうすこし、行を大胆に区切ってみたり、空白や連を多用すると吐息のようなものが感じられるように変化するかも知れません
1コメントありがとうございます。 昔、文学極道に初投稿した時に創設者のダーザインさんに似たようなことを言われたのを思い出しました。「水彩画みたいできれいだな~と思いながら読んで、読み終わったら印象がぼんやりして何が書かれていたか忘れちゃった」みたいなこと。(成長してないなー笑) アドバイス、参考になりました。色んな方法に挑戦してないんだろうと思いました。(頑張ってみます!)ちなみに最初はタイトルを『老犬』にしようと思ったんです。タイトルで余計にぼやけた気もするので、もしかしたらその方がよかったのかも知れないですね。
0ああ、ソレでとうめいなほねなんですね。なっとくです。わかってしまうと一理それも楽しいところですが。まあ私としてはこの詩の、受け取れない姿があることがかえって魅力だったと思っています。老犬だったら私コメントしてないとおもう。わかりみすぎるんで。在り来りになってしまう気がします。すいません!わからないことが好きなのでね。まあ詩を読み手に伝えるよう置くのか、思わせる含みを与えるのか。titleは重要で難しいですよね
1タイトルでネタバレになるんですが、ちょっとご意見を聞きたくて書きました。私もタイトル大事だと思います。タイトルでネタバレさせるとそこで了解とってしまうわけで、それを読ませて読んで良かったって思わせるのって結構ハードル高いと思うんですよね。 それからわかって欲しくて書くとわかりたい読み手がもれなく付いてきて関係性が非常にウェットになるのが苦手だったりするので勝手に読んで貰うスタイルが好みだったりします。その上で核心を突かれるとグラっと来ますが。笑
0titleは、詩の顔で骨で、詩の内側を支えるものだと思っていて、なにを重心にもってきているかだとおもっています。たとえばこの作品だと、老犬にしてしまうとそのものに視界を収めてしまう、そうするとどうしても老犬に対する「作品の中の思い」はかき消され老犬一物語として読み手の共感や経験、そういった事柄が引き出される結果になってしまうわけですよね。まあ文字を読むと視界に映し出す認知特性も関係していて、理解へ導かれる仕組みはそれぞれなので。だけとはいいきれませんが。 そういった作者と読み手のズレみたいなものが、やはり詩の醍醐味ですから、楽しいところですよね。まあ詩は自由に読め これは鉄則で、でも作者的にはこう読まれたくみたいなのは確かにありますから。なのでそういった印象操作みたいなものは作者の徒労でしかなくて、核心をつかれたらその方に興味が湧くていどの一種遊び的要素だと思っています。そこには作者の意地と希望とニンマリが詰まっているんです(なんだそりゃ??)
1ですね。 安易な共感を集めてしまうと作品としては失敗したと思ってしまうんですよね。上手く言えないんですが、もっと深く他者を感じたいというか、もっと予想外に開けたもの、有り得ないような可能性を感じたい。そしてそれは決して言語ゲームに終わるのではなく、です。(ここ強調!)それが私にとって理想の詩であり、理想の作品(作者)と読者の関係かな。(ま、それには作品のクオリティが問われるのが前提ですから頑張ります^^;) 有益で楽しいやり取りに感謝。
1読後感がまるで風花のように儚げでした。みずいろのとり/bird、が頭の中でずっとリフレインしていました。繊細な筆圧ながら丁寧に描かれた詩の世界に作者特有の個性を感じます。匿名投稿ですが、誰だか分かってしまいます。形式上、それは言わぬ約束かもしれませんが、なぜ匿名投稿なのでしょうね。無記名であることで、更にこの詩の清涼な透明感が強化されていると考えることができます。読んでいて負荷がなく、するりと入ってきました。詩情が奥ゆかしく光っています。
1>かたてでかぞえる夜のかずと >りょうてでかぞえる雪のかずが という部分、雪のかずという表現が特に素敵だと思いました。作品に付随する物語性、あるいは物語が始まっていこうとする淡い感覚が(はれたひははれることがあたりまえのようで という書き出しからそれをひしひしと感じました)、作者の方の詩にはいつも予感されます。その予感を詩の中に滲ませるのは、決して容易なことではないと、詩を書く人ならばみな、知っているはずと思います。 僅かな言葉だけに漢字が充てられていて、それは作者の方の感性だと思いますので、僕が言い添えることに意味はないと思いますが、その行為から、もう少し何かを感じてみたかったなと思いました。 話は変わりますが、もう読めなくなってしまった、紫陽花の出てくる詩が好きでした。また、読んでみたいです。
1とても美しくて余韻が残る作品です。晴れた日を待っている花の話なのかなぁってちょっと思いました。 「わすれられたあめのひは いつかあまつぶのなかにせかいをうつしかえるから」 ってところがすごく好きです。
1詩的だ。
1類さん、コメントありがとうございます。 記名に関しては仰る通りで、自分が誰かの詩を読む時、出来るだけ先入観を持たずに読みたいんです。私は余り頭のきりかえが器用じゃないんでついつい書かれてないことも読み込んじゃうので。(それが良く働く場合も稀にあるんですが。)丁寧に読んで下さったと感じます。ありがとうございます。
01.5Aさん、コメントありがとうございます。 私が自分の作品を残して来なかったのは自分の作品に納得していないからなんです。本当に表現したい事とどこか違う出来上がりというか…。ただ1.5Aさんにその時の自分を振り返る事が出来ると言われて、今は未完成と感じる作品も残しておこうと思っています。消してしまった昔の作品は何らかの形でリライトして行けたらと思ってます。(全然違うかたちになると思いますが、気に入っていたフレーズとか、痕跡をどこかに残したいなぁ、と…この作品では過去作で使ったbirdを残しています。) 漢字にも気を留めて下さってありがとうございます。漢字もですが、A・O・Iさんのご指摘も合わせて視覚的な表現にもちょっと挑戦して行きたいと思っています。
1ほりさん、はじめまして。 ほりさんの作品読ませて頂きました。すごく若々しい感性で、私と全く違うスタイルの方が自分の作品を良いと感じで下さったのがなんだかとても嬉しいです。ほりさんの解釈もとても素敵です。ありがとうございます。
0ありがとうございます!
0俺はオーストラリアに住んでて ワライカワセミとゆー鳥とレアポケモンの確率でエンカウントするんですが更にレアなやつは羽の懐のところが青いやつがいて 出会うとなんだかラッキーな気分になります(なんの話だ)?
1気配に満ちて素敵です、読んでないのですが風姿花伝という言葉の作品が頭を掠めました。
1コメントありがとう。 ワライカワセミは動画でしか見たことがないけどめっちゃ可愛いよね。(ブルーが入っているレアちゃん見てみたいなー)住んでる場所、国なんかが違えば考え方や価値観は大分変わると思う。日本とオーストラリアなんてニホンカワセミとワライカワセミくらい違って、どちらにも違った良さがあるよね。まぁ言いたいことは何となくわかる、(かな!?)ちょっと閉塞感がある日常で描いたものだからね。 ちゃんとした批評は後日、天才くんの話よりややすると鳥たちの声に聴き入ってしまいそうなあの公園で動画にしてくれると嬉しい。笑
1肝心なことを書き忘れました。 住む国は違っても同じ人間であってそこに共通するもの、それは誰彼も(万人)ではなくて、また一つの価値観に過ぎないけど、その共通する価値観の共有が出来たらいいなーと、コメント書きながら思いました。
1素敵なコメントをありがとうございます。 『風姿花伝』、知らなかったのでちょっと検索しました。読んでみたい感じです^^
1自分の作品に納得していないというのは、先を見つめることができるということだと思います。bird、覚えています、今ここでタイトルまで書くことができればいいのですが、残念ながら失念してしまいました。タイトルだけ覚えていて、内容が・・・という作品もよくあります。良くも悪くも、これがネットの世界という気がしています。視覚的な表現への挑戦、リライトを含めてまた作品を描かれる可能性があるということ、とても楽しみです。待たせて頂きます、でも無理はなさらずに。
1>タイトルだけ覚えていて、内容が・・・という作品もよくあります。良くも悪くも、これがネットの世界という気がしています。 私はネットだけではなく紙だって同じ気がします。(葉月さんへのコメントで最果さんの作品も同様だったんじゃないかな?)過去の視覚詩については、私も気になって思い出そうとしたけど文極や現フォで幾つか見た記憶は残っていているけど作者も作品も一つも思い出せずでした。 大切なのは、その時その作品を読んで自分が何を感じたか、それがどう自分の血肉に変わったか、じゃないかと思います。書くことも読むことも私はそういうスタンス。本当に自分に刻まれたものは残るし、それ以外は忘れ去る、そうやって更新され続けるものだと思います。詩に限らずね。 私は中学生の時に買った文庫の一冊を何十回と読み返して、カバー表紙はいつの間にか紛失して、本体も破れや擦れでかなり傷んで色褪せた本を(全部記憶しちゃた感じで読み返しはしないけど)今でも手に取れる書棚に置いてます。そういうスペシャルは一冊。詩もブランク入れて十年以上になるけどそれに該当するのは谷川俊太郎さんの一作だけ。 1.5Aさんの『Polar Bear』と葉月二兎さんの『沈水花(二稿)』は記憶に残るだろうと思いますがネット詩はそのくらいかな。ま、人それぞれだと思う。そんなことをつらつらと思いながら残しておきます。
1もう少し辛辣に書いてしまうとね。本当にまた読みたいのであればダウンロードしとけば?って思う。 >もう読めなくなってしまった、紫陽花の出てくる詩が好きでした。また、読んでみたいです。 私は紫陽花の花を使った作品の記憶がないんだけどワンフレーズでも覚えてますか?これがネット詩の世界〜なんて発言もあなた自身を表しているだけではないかしら? 私の作品以外で作者に失礼極まりない批評もどきの感想が2、3続けて目に入ったから上げ進行で申し上げておきますね。 いったい何がしたいのか意味不明だわ。
1コメントを拝見させて頂いて、紙でもネットでも同じ、自分が自分に残そうとしていくかどうかだと感じました。うろ覚えのまま書いてしまうのは確かによくないことでした。ご指摘頂き、ありがとうございました。以後、気をつけたいと思います。
0私は励ましや社交辞令や馴れ合いが欲しくて投稿しているわけじゃないからそういうのはいりません。 書く書かないも作品を消すのもあなたには関係ないことだし、あなたが残す残さないも私には関係ない。ただそれだけ。
0一連目で日本のひらがなというのはなんでこんなにまるいのか ということを一番考えたというか、いや、目で追いなが らひらがなのまるさに快楽をおぼえていたというべきか もしれない。だから一行目は内容よりも はれたひはは、はひひれることがはほほのようで としか頭に入ってこなかった。これがまた面白かった。
0昔、甥っ子を連れて『こどもの国』という娯楽施設に行った帰り、電車を待っていると、甥っ子が「こどものカニだ」って唐突に言うものだからホームに蟹!?って思って「どこ!?」って床を探したらホームの向かいの大きな看板を指さして…まだ漢字を習っていない彼には『国』が蟹の形に見えたらしいんです。そんな事を思い出しました。そういった感性って大人になって消えてしまうのかも知れません。それってつまらないですね。面白く読んで頂けたのは読み手さまの感性だと思います。そういった感性を失わずに磨きたいなぁと思います。
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