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革命後のピュジリスト
1. 革命が終わった後の世界で、一人の貴族がうなだれている 身なりのよい男、顔の白い 憔悴した顔――それは敗北の印 存在を否定された後の世界で、どうやって生きていけばいいのだろう 2. 町は祝祭 圧政は終わったのだ! いずれこの町にも機関車が走るだろう みんなの胃袋は小麦であふれるだろう さあ、酩酊しようじゃないか 3. 賢者は静かに町を出た 知恵を抱えたまま、町を出た 彼の知恵は、膨大な知識に基づくもので 彼の知識は、彼が裕福であったがゆえに手に入れられたものだったから 賢者は静かに町を出た それは、彼の保身であり 同時に、ささやかな反抗でもあった 町から、賢者が一人消えた 4. 臆病な拳闘家 明日の試合を恐れて震えている 花の世界の片隅で 膨れ上がった筋肉の メランコリー 5. 町は祝祭 革命が成った! 音楽は群衆の声を綯い 踊りは、身体を熱くする 革命が成った! 6. 街角で殴られる貴族の 悲しい痣 敬虔さを示すには あまりにも貧弱な肉体 貴族は誓う ――奴らにわからせる日よ、来たれ 7. 町はずれの隠者は 何も知らない 町のことも 国のことも 革命のことも ただ、かつての知識だけを 埃をかぶった知識だけを抱いて その、かけがえのない知識を 8. 負けた拳に 怒号の飛ぶ、ひとり リングに寝る、臆病な 牛、折れた角 9. ああ、街角のピュジリスト 君は大きく成った 筋肉的キリスト教徒の夢 右の頬を打たれたら 気を失うまで、奴を殴れ 奴らにわからせろ!
革命後のピュジリスト ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1076.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2022-07-02
コメント日時 2022-07-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 4 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉をスイングにたとえると大振りすぎる気がします。でも風を切る音は聞こえないようなそんなスイングです。
1作品にとっての奇抜さを感じましたが、他に何を言えばいいのか分からないです。
2コメントありがとうございます。 静かなスィングでした
0コメントありがとうございます。 作品にとっての奇抜さ、というのがあまりわかっておらず、褒められてるのか貶されてるのかもわからんです(笑)
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