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脇
脇ばかり伸びても 星なんかには届かない 肩側はぐんぐんちぢみ 一周かけて むねからのきに収まる木になって 垂れた 掃除は困難でおもったのと 逆様に動く綿ごみに驚き 金勘定も困難でだらだら 尻から落とし 木屑の混じった光沢を 周りの人が追いかけてくれた
脇 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1472.7
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 10
作成日時 2022-06-15
コメント日時 2022-06-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 10 | 10 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 10 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
モヤッとする。IQテストかマザーグースか、これは何なんだろう。解きたい。 絵描き歌みたいに解くんでしょうか。軒下の、Γ←この脇んとこから垂れるもの・・? すだれか蜂の巣かと思ったけど、とんちんかんな方向行ってる気もする。解説頂けると助かります!
0脇が伸びる。 ワキガだったら大変だなぁ。 脇毛だったら処理大変だなぁ。 とか考えて一行目以降あんまり頭に入りませんでしたがとても楽しめました。
0>垂れた 改行されているこの語が印象に残りました。 脇は腕と肩との挾間にあり敏感で隠されたくらい箇所のことになるかと。脇が伸びればその他の部位は後退していくので届かないとなるのかな。詩語と意識、身体の感覚とのずれなどをイメージさせるようでしたがくわしくはわかりません。
0追記になりますが。 最終連の落とし方やそれまでとのつながりも興味深く詠みました。自己の存在そのものなのかなと。 星-光沢 木-木屑とあって、時間の観念や他者への意識などが働き始めて周るイメージと動詞の連続により畳みかける最後の速度も佳いと思いました。 短い作品ですが詠み込ませる技術的かつ考えられたもののように思います。
0自由美学さん、コメントありがとうございます。 とんちんかんではありません。詩の言葉は「木屑」のように、書いた人から剥がれ落ちると思っています。すだれや蜂の巣、とてもおもしろい連想ですね。 確固たるイメージはないのですが、一応、棟から軒にわたる垂木と不自由な腕を連関させていると思います。
05or6.(ゴロ)さん、コメントありがとうございます。 もし脇に問題があったら、伸びてしまうと大変不自由ですね。 頭に入らなかったのなら、言葉の光沢が足りていなかったのかもしれません。がんばります。
0湯煙さん、コメントありがとうございます。 読み込む力に感服です。 「本質?反省された意識?」放棄への願望、「無意味」の出現が反映されていると思います。 身体からでる「光沢」や「木屑」が他者及び自分自身と関係し、感覚に帰ってくる螺旋構造が意識されているかもしれません。 ん〜、ただナンセンスなことへのフェチが現れているのかもしれません。
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