干潟にて - B-REVIEW
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干潟にて    

干潟に行く、岩と岩のあいだで、蟹と目が合う。 蟹はじっとしている、やがて岩の隙間に隠れていく。 海鼠は逃げない、そこに留まったまま、伸縮して、丸にも、それから楕円にも、変容する。  汐が満ちるまでのあいだ、干潟ではたくさんの生き物を観察することができますーー 名前も知らない小魚の群れが、そおっと、しかし素早く通り過ぎていく、手のひらでそおっと掬おうとするが、そこにあるのはしょっぱい水だけ、魚はいなかった。  うみうしは握りつぶすと、むらさきの液体を出しますーー カメノテをご存知ですか、と釣り人がわたしに話しかける。 ええ、知っていますよ、と言うと、釣り人は袋いっぱいのカメノテを、わたしに持たせてくれた。 ありがとう、と言う。お味噌汁に入れるとおいしい、と釣り人が言った。 見た目のわりに、カメノテは甲殻類のような味がする。 日が落ちる、やがて汐も満ちて、でも明日になればまた、干潟は姿をあらわす。



干潟にて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1058.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-02-12
コメント日時 2022-03-10
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1058.6
2025/04/06 15時03分09秒現在
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    作品に書かれた推薦文

干潟にて コメントセクション

コメント数(4)
羽田恭
作品へ
(2022-02-12)

丁寧に情景を描いた作品になりますね。 個人的にはもっと発見や驚きの描写があってもよいと思います。 この人物の心象を、さらにどぎついまでに表してもよいかもしれないです。

1
勉強します。ありがとうございました。いろいろと迷惑をかけました。
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(2022-03-01)

干潟の観察である。 ただそれだけである。 読み手の想像力が食い込むことのできる破れが欲しいところ。 題材は好き。

1
太季伊廊
勉強します。ありがとうございました。いろいろと迷惑をかけました。さんへ
(2022-03-10)

貴重なご意見、ありがとうございます。 確かに観察記録でしかない文章です。そこにダッシュで挿入した図鑑の文章(こども向けの、かんたんなもの)で、時間のズレをもたらそうとしたのです。が、力不足というところでした。 これからも精進して参ります。コメントありがとうございました。

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太季伊廊
羽田恭さんへ
(2022-03-10)

貴重なご意見、ありがとうございます。 死の匂いを感じるような、生き物の死骸を配置しようとすると、どうしてもあざとくなってしまい、却下した所存です。そこをまとめ上げる力がまだありませんので。 これからも頑張って書いてゆきます。コメントありがとうございました。

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