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ことば

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独り    

孤独はすきだ それは人を いつか孤高にするだろう 愚痴に染まり 死んで生きたくはない 俺にできることは 静かに遠ざけること 生来無口だが 社会って奴は 更に無口にさせる 孤独はすきだ それは ふとした折に たまらなく寂しくさせる あたたかさに触れるとき 失うとき 届かないとき 知ってしまった体温は 孤独には存在しない 孤独はすきだ それは 対話であり黙考である 後悔であり希望である 安らかで苛烈な閉じられた部屋だ


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作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1091.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-10-02
コメント日時 2017-11-16
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:1091.6
2025/04/09 16時43分35秒現在
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    作品に書かれた推薦文

独り コメントセクション

コメント数(5)
斉藤木馬
(2017-10-02)

三か所の「すきだ」というところ、私はそれぞれ「好きだ」「隙だ」「鋤だ」と読んでみました。孤独とはいったい何だろう。暮らしの上で孤立が困るのは分かる。疎外感も理解できる。しかし「孤独」というものには特段の価値があるように思えてなりません。

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沼尾奎介
(2017-10-03)

斉藤木馬さん、感想有難うです。 自分の中では、総て「好き」で書いてました。ただ繰り返したかっただけですかね。読み手によって解釈が変わるのは面白いです。 俺にとって孤独は価値があります。 一言「孤独は必要だと思うけど、どうよ?」を詩に落とし込んだ作品です。

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沼尾奎介
(2017-10-03)

花緒さん。感想有難うです。 詩情が宿っていると感じてもらえたなら嬉しいです。曖昧ですけど「詩情」は大事だと思います。それは詩なのか?という問題だから。 基本的に直裁にしか書けないですし、それが好きだから、そこに如何に詩情を乗せるかが課題でもあります。

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まりも
(2017-10-09)

孤独と疎外は違う。自ら選び取った孤独と、一人の状況にいやおうなく追い込まれる(あるいは集団の中に居て、孤立させられる)疎外との違いについて、考えさせられました。『うたげと孤心』が再注目されていますが、自ら選び取った孤独、その性質を〈それは 対話であり黙考である〉と「解説」し、〈後悔であり希望である〉と置換し、〈安らかで苛烈な閉じられた部屋だ〉と比喩でたとえる。この三連が面白かったです。

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沼尾奎介
(2017-11-16)

まりもさん。感想ありがとうございます。コメントに気付きませんでした。返事が遅くなりすみません。 考えてくれたなら嬉しいです。俺は何かを考えさせる詩が書きたいのだと思います。 俺が思う、良き方向を提示したいのかなと。 自分では「解説」とも「置換」とも意識せずに書いてるので、客観的に言われて、初めて意識しました。参考になります。

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