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凝って、夕暮れに
沼がそこに在り、スニーカー全速力でぽしゃん。 と、そしたらば抜けなくなった。 あ た り ま え ? 今いるここがどこだか分からず どすぐろ沼 笑い合える友も去っていきます どすぐろ沼 鞄にシードルを忍ばせたままで どすぐろ沼 次第に凝固していく 僕の一部。 蝶がプラットホームにいるよ 息絶えて
凝って、夕暮れに ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 778.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2017-09-20
コメント日時 2017-09-26
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
むだの省かれた佳作だと思います。 シードルのところなどは、お酒で楽しくやろうと思っていたらアテが外れて沼の中、という、滑稽と悲惨のどっちにもみえる微妙な感じがあって好きです。 「沼がそこにあり スニーカー全速力でぽしゃん」は、簡単にみえて書くとなるとナカナカ書けない端正なフレーズかもしれません。 「息絶えて」のあたりは、とっぴょうしもなく沼に落ちてしまうような人の、案外冷めているもののみかたが対比的で、おもしろいです。
0amagasasasiteさん、おはようございます。 全編に貫かれたユーモアと、そして最終行でのドキッとする感覚が、表現豊かに混ざり合っていて、 とても不思議な感覚の詩になっていますね。 どこにいるのかわからず、沼にはまり、しかも追い打ちをかけるように「僕」は凝固していきますね。 特に印象的なのが「笑い合える友も去っていきます」って表現が、とても共感しますし、考えさせられました。 何故かと考えてみたのですが、人生って、ある時期から急に過酷になると思うんですよね。 その自分自身の人生の過酷さに対して、世間は無関心に何事もなかったように動き続けるじゃないですかー。 例えば、自分に何か大変なことが起きても、朝には当たり前のように新聞が配られて、テレビではお笑い番組が放送されてる、 そしてみんなだけ楽しそうに笑って過ごされている、みたいな。 それって、本当に残酷な世界の不条理で。 でも、自分自身の人生の過酷さを、詩(芸術)で書いたり、表現することで、そして共感して下さる人がいることで、 その瞬間に、少しだけ僕は世界を動かせた、少しだけ僕は世界を変えられたと手応えを感じています。 いつも的外れなことを書いてすいません。 でも、amagasasasiteさんの独特の優れた詩世界は外界に訴える力が強いと思うので心惹かれます。
0はじめまして。 「沼がそこに在り、スニーカー全速力でぽしゃん。」、なんて美しい表現なんだ、と思いました。 「どすぐろ沼」なのに「ぽしゃん」という粘度の低そうな音を立てて飲み込まれ、 抜けなくなって、凝固していく、そういうヒンヤリとしたリアリティを感じました。 友達もいて、シードルを忍ばせていて、一見外界と繋がって生きているようでありながら、 蝶がプラットホームに息絶えている、とてもリアルを(勝手に)感じました。
0みいとかろさんへ こんにちは。沼へ自ら入っていくのが何故だか、私は書きながらもよく分かりませんでした。鞄の中にお酒を詰めて、友に会いに行く寸前に裏切られたのかもしれません。 「沼がそこに在り、スニーカー全速力でぽしゃん。」の一行は突然のひらめきで生まれたことばです。
0森田拓也さんへ こんにちは。頭に浮かんだ言葉たちで書いてみました。アタフタしているというよりはどこか虚しげな「僕」は、沼に入った時点ですでに絶望していたのかもしれません。 そうなんですよね。自分がひとりぼっちになろうが病気になろうが最悪な気分になろうが、世界は平常運転で。不条理すぎて。 私も森田さんと同じで、今のところ複雑な感情を詩を書いて昇華することによって、心身を解放させています。 ありがとうございます。これからも是非、もっと惹かれて頂きたいです。
0homaさんへ 初めまして、こんにちは。そのフレーズは実は、推敲はおろか突然ひらめいたものなんです。 「ぽしゃん。」だけど「どすぐろ沼」なのは良い意味で不自然感を表現出来たかな?と思います。美しいと褒めて頂けて、とても嬉しいです。 嵌まって抜けなくなった足と息絶えた蝶=それが何を意味しているのか?を読み手に自由に想像させたいです、難しいですが。
0はじめまして。 題名に、夕暮れとあるにも関わらず、私には何だかひんやりとした詩に思えました。 よく分からないのですが、綺麗な寂しさのようなものが感じられました。 とても簡単な感想ですが、記したいと思います。
0眠莉さんへ 初めまして、こんにちは。 ひんやりとした様に受け取っていただき、そういったイメージにも捉えられる作品を作れて良かったと私ながらに思えました。ご感想をいただき、有り難うございます。
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