駅前広場の微睡みは - B-REVIEW
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駅前広場の微睡みは    

自動販売機の脇にある ペットボトルは無意味に響く カラスはいくつか鳴いていた 真夜中だったか明け方だったか 私はあの時ベンチにひとり ひとりでいたのにハッキリ届いた カラスはぐるぐる廻ったままで その静寂への波紋みたいだ 始発の時刻とタクシー代と 虚空のままで時間が過ぎればそれで良い カラスは何かを啄んで首を傾げる そのクチバシの先を見つめていれば きっと少し向こうで誰かが走って 生ぬるい空間は響いて終わる カラスと瞳があっても大丈夫でしょう どうせさめるまでの世界の中です



駅前広場の微睡みは ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1225.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2021-02-25
コメント日時 2021-02-27
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント22
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1225.6
2025/04/07 01時03分52秒現在
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    作品に書かれた推薦文

駅前広場の微睡みは コメントセクション

コメント数(2)
福まる
福まる
作品へ
(2021-02-25)

虚無感を感じる詩ですが最後私にはわからない表現がありました。「どうせさめるまでの世界の中」とありますが、「さめなければ」世界は続くのでしょうか私は「熱気」が必要だと思います

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白萩アキラ
福まるさんへ
(2021-02-27)

コメントありがとうございます。 この詩中に於ける生ぬるい世界は、さめなければ終わらないと私は思います。 そしてそのうち、さめざるを得ないで、終わらさなければいけないものである。という感じかも。 むしろ熱気によってでも終わるものかもしれません。 自分で書いたものなのに、意外と「あれ?」ってなるものですから、いい加減なものです。

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投稿作品数: 2