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嘘の理由
「大丈夫、もう平気。」 そんな嘘を、どれくらい繰り返しただろう。 本当は大丈夫じゃないのに。 本当は苦しくてたまらないのに。 自分の気持ちを隠して嘘をついてしまう。 いつからか、そんな癖がついていた。 いつから嘘をつき始めたのかは覚えてない。 でも、嘘をつくのは心配かけたくないからなんだ。 自分一人の為に時間を割いて欲しくないからだ。 だってみんなには、それぞれ大事にしたい時間がある。 そんな時間を奪ってまで、私の話を聞いて欲しくない。 だから嘘をつく。嘘を重ねる。 笑って取り繕っていれば、誰にも心配させないで済むから。 打ち明けたとしてどうなる? 何が解決される? 私がこうして病むのは、いつも個人的な理由なのに。 くだらない事だよ、そんなの。 だから、笑って過ごすの。 時々胸が痛くなるけれど、気にしない。 誰かの大切な時間を割くくらいなら、 私が一人抱え込んで壊れる方が良い。 そう思ってるのに、甘えたくなるのはどうしてだろう? ・・・分からない。でも、迷惑かけたくない。 だから今もこうして嘘をつき続ける。 殻に閉じこもって、つらくないフリをしている。 ・・・誰にも気づかれないようにしなきゃ。 この感情は私が背負うものなんだから。
嘘の理由 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1079.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-01-19
コメント日時 2021-01-21
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
アドラー心理学をお勧めします。ひとつの見解として読まれてみてはいかがでしょうか。目的のために原因を作り出してしまうというお話が入っています。別の角度から自分自身の内面を眺めてみると新しい発見があるのかもしれません。
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