記念の日 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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記念の日    

花びらが道路の端にずっと落ちている 枯れ葉も道路の端にずっと落ちている そしていつも思うのだが、 見れば坂や階段の多い地区だ 向きこそさまざまの坂や階段が、そちこちにある 曙光がやさしく暗く色づけている、 紅に黄色にねずみ色に そして道路はたぶん濡れている 夢幻を厭う私も、これらを私の心としたい 今日は結婚した妹に御祝を現金書留で出す日だ 封じ目に、もう割り印をしてある この記念すべき日に、何の誤りもしたくない 今は暗い曙光が、私に、待つように言う 今日もまた、明るい日となろう 辺りが次第に見えやすくなるようだ 何か子どもの匂いがする 景色がわずかに照らされて、匂うのだ 妹ができた時、私は自転車に乗る練習をしていた 幸あれ


記念の日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1313.4
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2020-12-03
コメント日時 2020-12-18
#現代詩
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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前衛性00
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閲覧指数:1313.4
2025/04/10 04時22分07秒現在
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    作品に書かれた推薦文

記念の日 コメントセクション

コメント数(6)
くつずりゆう
作品へ
(2020-12-03)

わたしにも兄がいます。大切な選択を迫られた時、兄だけは頑張れと言ってくれました。いつも見守ってくれていたことを思い出します。

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yasu.na
くつずりゆうさんへ
(2020-12-03)

 コメントありがとうございます。  小さな時には妹をいじめたこともあります。父は私に言ったものです、「ダメだよ、いつかは二人、助け合っていかなきゃならないんだから」と。  この作は力まずにやさしく紙をボールペンで擦るようにして書いたものです、サラサラと。  内容が個人の手記めいていて、ビーレビという場に発表するかどうか悩みましたが、誰かに読んでもらいたい気持ちが溢れて、放出しました。

0
くつずりゆう
yasu.naさんへ
(2020-12-03)

> 妹ができた時、私は自転車に乗る練習をしていた 特にこの部分がすきです。 涙がでて、なんども繰り返し読ませていただきました。 ありがとうございました。

1
r
r
作品へ
(2020-12-13)

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宵月
作品へ
(2020-12-18)

姉がいます。 今は遠くにいますが、歳を重ねてから、いろいろ話すようになり、小さな頃から私を愛してくれていたのだなぁと思います。 幸あれ、姉も私に同じように言ってくれました。

1
yasu.na
宵月さんへ
(2020-12-18)

 世の中を見ていると、悲しい関係で結びつき合っている人間存在もあるようです。  一つでも多く、愛とそのあらわれがありますように。  コメントありがとうございました。

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