野を駆ける - B-REVIEW
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野を駆ける    

命を燃やし尽くして 野を駆ける 足の裏から伝わる大地に いとおしさを感じながら ああ 生きることはなんて気持ち良いのだろう 今もしも死を迎えるのなら 僕は喜んで受け入れよう 誰かが吐き出す 唾に怯えて 生きていくこと もうやめた 伝え損ねた 気持ちのこと 振り返るの もうやめた 木々を揺らす風が 吹き抜けた 雨が降る気配に 僕は喜びに震える 森の中に滑り込み 雨と一緒に ダンスを踊ろう そうやって野を生きる やがていつか野に還る


野を駆ける ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 915.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-08-18
コメント日時 2017-08-20
項目全期間(2025/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:915.6
2025/04/19 00時10分38秒現在
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    作品に書かれた推薦文

野を駆ける コメントセクション

コメント数(11)
紅茶猫
(2017-08-18)

コンセプトはよく分からないのですが、何か躍動感のある詩ですね。 生きることを肯定した直後に、「死を迎え入れよう」。 森に滑り込んだり、野を駆けたり常に動いている、まさに躍動感。 ランニングにダンス、身体を動かしたくなります。

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ミナト螢
(2017-08-18)

透明感のある作品で、個人的にとても好きですね。 少年の無垢な心を抱きしめているような、弱さと強さの間で揺れながらも、野に放つ言葉が私の耳にはハッキリと聞こえました。

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黒髪
(2017-08-18)

心にガッツをもらえるような気がしました。運動会では、靴派と裸足派がいました。僕も一回くらいは裸足で 走ったような気がします。スピードと感触と気持ちが、全て溶けあって、燃えるような気持ちになり、とても 良い気持ちになりました。

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タイジュ
(2017-08-19)

紅茶猫さん コンセプトを表すなら、僕にとっての生の形、本当の意味で自分自身の生を生き抜くと言うことは、一匹の獣としてあるがまに生きる。という事なのではないか。という問から生まれた詩です。 躍動感を感じて頂けたなら幸いです。生き生きとした命の形を表したかったので。

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タイジュ
(2017-08-19)

ミナト螢さん ありがとうございます。 弱さと強さ。確かにそうかも知れません。自分自身の弱さを自覚して、初めて強く生きることが出来る気がしています。

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タイジュ
(2017-08-19)

黒髪さん 裸足のまま駆け抜けて、命の限り生きることって、子供の頃は皆知っていたのに、社会で生きてくなかで忘れていってしまう感覚なのかな、と思います。

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タイジュ
(2017-08-19)

運営の方へ 誤字を発見したため、お手数ですが修正をお願い致します。 ×振り替えるの ○振り返るの

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百均
(2017-08-20)

 コメントするついでに直しておきました。ご確認ください  …とはいいつつも、出来れば一発投稿をお願いしておりますので、次回以降はミス無いよう宜しくおねがいいたします。  一読して思うのは、単純に読んでてすがすがしい思いになる作品っていう事です。  ここに描かれている事のように大人というか今の現代人が生きるのは多分大変な事のように思います。  そういう意味で本作を楽天的な詩であるとみなす事が出来る一方で、逆にこのように生きてしねたらいいなという願望のようにも思えます。だから生きる事と死ねる事がここでは等価であり、同じように軽い命の営みとして描かれている。  命の重さっていうのは、自然を生きていく上で、どれかくらい感じなければならない事なのか、というのは人間に生まれてしまった以上は、重くなる一方なのかなと思います。単純に僕は物を書いている時に命の重さみたいな物を単純に「重く」どうしても考えてしまいガチですが、命の円環そのものというのは自然を見渡せばありきたりなんだよ。そこまで気負う必要はないのだよ。と言われたような気がします。  僕個人としては、それでもやっぱり金稼いで生きていかないといけないし、僕はこれからも、ある意味根暗なスタンスで生きていくんだろうという思いから、本作のスタンスそのものに対して心から賛同はできませんが、スタンスそのもののあり方自体に対する憧れや、そういったあり方を心の隅にもって置く事は大事だと思わされました。

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まりも
(2017-08-20)

都市生活で疲弊した語り手・・・他者の気持を慮ったり、唾を吐きかけられたり(そんな痛罵を浴びせられたり)する日常から、一瞬、魂だけがアフリカのサバンナに飛び、思いっきり大地を掴んで駆け抜けていく・・・そんな夢想全開、という若々しさを感じました。 大地に感じた〈いとおしさ〉。その感触は、なぜ、愛おしかったのか。懐かしかった、のか、自分の足が大地を踏みしめていること、それが愛おしいのか・・・ネイティブインディアンの詩のような言葉を集めた中に、今日は死ぬのにもってこいの日だ、というような、生きている一日の賛歌があったことを思い出しました。 〈生きることはなんて気持ち良いのだろう〉この感嘆の部分を、その時肌に感じた風の感触や、鼻先を過ぎていった匂いや自身の汗の質感、肌を焼く日差しの感覚・・・などで「気持ちよさ」を伝えてくれると、もっとリアルに追体験できるかもしれない、と思いました。

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タイジュ
(2017-08-20)

 hyakkinn さん 修正ありがとうございます。以後、気を付けます。 確かに、この様な生き方はとても大変なものかもしれません。 けれど、きっと人のなかにはそれぞれの野があって、それに殉じて生きるという事。それこそが表現というものの根幹なのでは無いかと思ってます。 命の価値を考え始めると、扮装地域の人々の命はきっと驚くほど軽いだろうし、僕らの暮らすような先進国、死が巧妙に隠された場所ではとても重いものだと思います。けれど、とりあえずここでは自分自身の命の価値。を主軸に置きたいと思います。 精神的な話ですが、社会の中で生きていると、社会的な評価、他者との比較が当然自己評価に直結します。そして、それを自分の命の価値だと、存在価値だと容易く錯覚してしまう。 けれど、本来自分の命の価値は自分で決めるしかなくて、何をもってして自分の価値を決めるのかも、自分で決めなければならない。 そして、自分の価値を決めるもの、言い換えれば人生のテーマを内側に見つけたのなら、そこに対して命を燃やして生きていく。僕のいう野に生きるとは、そういう意味です。揺らぐことなく、あるがままに生きていくということ。 そういう生き方をして初めて、いつ死んでも良いほどの生を謳歌できるのだと。そうでありたいし、あり続けたい。これって楽観的な理想であると同時に、僕の生き方の宣言かも知れないです。 あ、けど経済活動はもちろん大事です。そこから外れたら、狩りやら農業、雨風しのぐ家まで、膨大な量のスキルが必要だし、それを全て習得する間に死んでしまいそう。もしくはホームレスとして生きるか。(笑) 感想ありがとうございました。非常に参考になりました。こんな長々と言葉を並べる必要なく、シンプルな言葉で人の心を震わせてみたいものです。

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タイジュ
(2017-08-20)

まりもさん 感想ありがとうございます。 確かに夢想全快ですね。 生きるという事を、ネガティブアメリカンの様に自然の側で生きる人々は、とても深く知っていたのでは無いかと思います。一度直に体感してみたいものです。 体感的な描写は、確かにもっと増やした方が良いですね。全く気付きませんでした、ありがとうございます。 今後の参考にさせて頂きます。

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