事実無根の、幸福でした。 - B-REVIEW
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事実無根の、幸福でした。    

(短歌、八首) 逃げたのはおそらく一番人生で大切な鳥、夢が横切る これ以上吐き続ければ笑顔さえ失くす気がするじぶんへの嘘 黄昏に卑屈にならぬよう歩く知る人もなき異国の街並み サヨナラを言われた暗い隧道で、哀しい笑顔がそれでも綺麗で 告白もできず親しい友として握手し別れた小雪ふる駅 「来年は妻と別れる」イミテーションゴールドみたいな嘘を吐かれる もう君に出逢えただけがラッキーと思うしかない、悲しみの果て 黒板に大きく書かれた相合傘、事実無根の幸福でした。


事実無根の、幸福でした。 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1237.2
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-08-04
コメント日時 2020-08-16
項目全期間(2025/04/04現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:1237.2
2025/04/04 16時25分23秒現在
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    作品に書かれた推薦文

事実無根の、幸福でした。 コメントセクション

コメント数(4)
とがし ゆみこ
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(2020-08-04)

一首めに心をうたれました。手に入らなかった幸福を「一番人生で大切な鳥」という比喩でとらえ、「夢が横切る」と言い切る。なんて魅力的でかっこいい歌でしょう。 二首以降が、おそらくこの一連の短歌のテーマをより直接示しているのだと思うのですが、やや状況の説明にかたむいてしまっているところと、既視感のある表現(「イミテーションゴールドみたいな」や「悲しみの果て」など)が見られるところが少し残念でした。 とはいえ、定型意識にしっかり支えられた読みやすさのある作品です。繰り返しますが、一首めがほんとうに素晴らしいと思います。たのしく読ませていただきました。ありがとうございました。

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かずや
かずや
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(2020-08-05)

八首が繋がりと意味を持って連なっているのでしょうね。 最後の「事実無根の幸福」という言葉。 はかなさと薄々勘付き遅かれ早かれ訪れる別れ、それらをものともしない圧倒的な喜びを表現する素晴らしい言葉だと思います。

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花澤悠
花澤悠
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(2020-08-09)

とがし ゆみこ様。 お読みいただき、コメントまでいただき、ほんとうにありがとうございます。 私自身も個人的に、一首めが好きなんです(自画自賛、大好き、へへ)。 ただ、短歌って、情景を切り取ることが最優先事項だとされているのなら、この歌は、鬼子みたいなものかなぁ、とも思っています。 で、あえてそれを一首めに持って来ました。 それをご評価いただき、ほんとうに感謝しております。 ほんとうに、ありがとうございます。

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花澤悠
花澤悠
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(2020-08-16)

かずや様。 コメントしていただき、誠にありがとうございます。 そうなんですよ。 事実無根、という言葉が、最初にあって、それを立たせるための短歌を書きたくて書きました。 ので、そこをいいと言っていただけると非常に嬉しいです。 ほんとうに、ありがとうございます。

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