作品投稿掲示板 - B-REVIEW

とがし ゆみこ


投稿作品数: 1
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プロフィール
記録
プロフィール:
冨樫由美子|歌集『草の栞』(ながらみ書房)短歌とエッセイ『バライロノ日々』(新風舎) 小倉百人一首三角定規詩訳 『トライアングル▽とらんすれえと▲百人一首』(とよよん商会)|短歌人会所属 emotional 同人 糖花〈こんふぇいと〉、TaNoShi メンバー

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初コメント送信者の燈火

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一首めに心をうたれました。手に入らなかった幸福を「一番人生で大切な鳥」という比喩でとらえ、「夢が横切る」と言い切る。なんて魅力的でかっこいい歌でしょう。 二首以降が、おそらくこの一連の短歌のテーマをより直接示しているのだと思うのですが、やや状況の説明にかたむいてしまっているところと、既視感のある表現(「イミテーションゴールドみたいな」や「悲しみの果て」など)が見られるところが少し残念でした。 とはいえ、定型意識にしっかり支えられた読みやすさのある作品です。繰り返しますが、一首めがほんとうに素晴らしいと思います。たのしく読ませていただきました。ありがとうございました。 (事実無根の、幸福でした。)

2020-08-04

塚本邦雄の前衛短歌にも似た句跨りの韻律と、独特な美意識に支えられ、わずか三首でしっかり世界観を構築していると思います。 >神たらしむ作法 >指さき空にひたして といったフレーズは簡単にでるものではなく、光っています。 >茫洋を確かめるんだ もいいのですが、ここだけくだけた口語で浮いている気もしました。 (徒然(短歌))

2020-05-02

羽田恭様 あたたかいお言葉をありがとうございます。 素敵な返詩もありがとうございます。 (詩型(自由詩・短歌・俳句)融合作品 「花野」)

2020-04-21

まず、タイトルがいいと思います。短歌集(短歌の世界では「連作」と呼びます。)では、タイトルがとても重要。詩でも同じだと思いますが、まずここで読者の心をつかみます。 恋、とくに片恋・失恋は短歌と相性がいいので歌いつくされているテーマでもあるのですが、作者さん独自の透明感のあることばで詠まれていて瑞々しさがあります。 タイトルにもなっている風鈴の歌が良いのはもちろんなのですが、 >タンポポを描いたドアを開けたとき心に春風とどく保育所 恋の歌だけべったり並べず、こういう歌をさらっと挟むことで一連が(いい意味で)軽くなりますよね。わざありだと思いますし、一首単体でみても好きな歌です。 一首めも好きです。 一連としてまとまりをもちながらも一首ずつ独立しても鑑賞できるという点も素晴らしいと思いました。 (はずしわすれた風鈴が鳴る)

2020-04-21

Um Fantasma 様 コメントありがとうございます。「ひとつのポエムとして読める」とのご指摘うれしいです。 南雲 安晴 様 丁寧にお読みいただきありがとうございます。 特に花野が秋の季語だということにお気づきいただき、秋という季節に着目した深い読解をしていただけたこと、感じ入りました。 鷹枕可 様 過分なお言葉をありがとうございます。 「土着的な原風景」ということはあまり意識せず己の心象風景を書いたつもりでしたが、ふだんから古典やおとぎ話を好んでおりますことから、影響を受けているのかもしれません。 また作品を投稿できるように励みます。 (詩型(自由詩・短歌・俳句)融合作品 「花野」)

2020-04-21

全体的に懐かしい感じの、しみじみとした一連で好きです。 草のなか芽吹くくらいの佇まひ捨て置かれたる白き自転車 は、自転車がまるで芽吹くかのような佇まいだ、という意味でしょうか。 だとすると「くらい」は「くらゐ」と書くのが正しいと思います。 この歌のもつ詩情に最も惹かれただけに、残念でした。 文語で通すなら、「芽吹くほどなる佇まひ」でもよかったかもしれません。 私自身、ふだんから文語旧仮名遣いをベースに短歌を書いていますので、ビーレビでこのような 作品に出会えたことは喜びでした。 ありがとうございます。 (静の嘆き(短歌十二首) 他二篇)

2020-04-20