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キリエ
訃報だけの冊子を小脇に 神様が僕達の密を測る 黄昏時のホームに一人立ち 死のうとしているのは誰 私が今絶対的に幸福なのは 効き目のある安定剤のお陰で 家族や学校の友達、恋人に 対するトラウマが鬱の原因だ 悪魔も天使も本当は迷子で 家なんて概念を知らないから 何処に帰ればいいのか 教えてあげなきゃならない 謂れのない罪と女の肌の匂い 俺だって下種なりにしたたかさ 夢から生まれて夢に死んでいく 片言のキリエ、エレイソン
キリエ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1861.5
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2020-05-14
コメント日時 2020-05-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 5 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 2.5 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
コメント有り難うございます。主よ憐れみたまえ、キリスト教の祈りの文言らしいのですが、実際に聞いたことすらありません。妄想の中で唐突に言葉だけが湧いて出ました。使い方合ってるのかな…(笑)
0キッチリ4×4で起承転結、確かにこの点は好感度が高いです(^_^) 言葉・内容については色々言いたいこともありますが(笑)、とにかく最後の2行が白眉。物凄く良いです。 あとは1連目が好みです。全くもって個人的見解しか言えてませんな。。 とにかく最後の2行が素晴らしいです。これ書きたくて残り書いたんじゃないかと勘ぐる程に。 使い方が合ってるかは、私もわかりませんが。
0主人公は、片足をいつも神のいるあの世に置いていて、「もう半分死んでいる」「いつでも死ねる」という立場ではないでしょうか。そのことが逆説的に生きる力となっているように思います。 悪魔も天使も本当は迷子で 家なんて概念を知らないから 何処に帰ればいいのか 教えてあげなきゃならない この部分。天使も悪魔も憐れまれる存在としての自覚を見失っている、だから「存在を消し、無として神の御許へ帰れよ」と彼は主張するのでしょう。彼自身も、天使と悪魔の葛藤する「場」であるのだが、死の世界においてそれは既に解決された課題でしかない。あちら側からの視界で、この世では夢として成就する本来の自分。その辛い祈りが伝わってきます。
0コメント有り難うございます。大体どの作品でもタイトルと関連のある謎の締めくくりで書いています。余りにもお決まりの同じ形式になるのでやめようかと思う位ですが、気に入って頂けて良かったです。
0コメント有り難うございます。死にかけなのでは、というご指摘は鋭いですね、実際リビングデッドです。半ば死んでいるからこそ夜明けの光に希望を見出だすのです。そして喧嘩っ早い神の僕達には早々にご退場願って、人間らしく助け合って生きる事に執念を燃やしたいのです。それにしては、少々頼りない言葉と姿勢ではありますが。
0私の読み方だと1人の人間についてだとしっくりするのですが 一節ごとに僕、私、俺など呼び方が違うのでやはり別人なのでしょうか? でも立場によって人は自称を変えるので そういう事だとしたら 上から下までちゃんと通っているように思われます。
0名前の違う同じ人、というのが作者的には正解かもしれません。誰にも知られずに世界を渡り歩けるなら、時には別人にもなりますが、それでも変わらないものを信じている点では同じだと思います。 コメント有り難うございます。
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