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そうして螺旋はきりきりと回り きりきりきりきりきりきりきりきり 螺子花の薄ピンクの花を咲かすのかい? 中途半端だな 夜風と微笑み くーるなしぇいかー寄こせ げっとくーる げっとくーる げっとくーる しゅーしゃいん(ごりらず) クールな靴磨き と 例えば7:3分け 今時…って感性 あー、 ほら、大事 そうして女は縄に首をかける 凡ての羽根が毟られて 丸出しになった夜の肌のいぼいぼまで 舐める赤い舌 浴室で初めて見る自分の性器 そういや、貴方達にはまだ挨拶してなかったな 初めまして、死んでくれ(にっこり) 螺旋上の火 下火ととろ火 からの ガスバーナー 退屈だから飲めよ 愛があるならごっくんしなよ? そんで吐け りばーすした後に 便器に滑り落ちる 涙の滴 勃起 螺旋 血 耳 夢 声 月 粉砕 狂い続けた肉体の夢 それはとても素晴らしくて 狂い続けたろーどー者 何に向かってのちてき労働? 凡ての魚が泳ぐように 凡ての鳥が飛ぶように 永遠の夢を 孵化する雛鳥の 啄む嘴が 食えよ 食えよ 食えよ! 夢のような歌を聴いた、凡てがそれで報われ、僕の瞳は月の地表のように荒廃した、夢のようだ、美しい、乾燥しきった月面に、螺子花の花が咲いた、美しい、夢の中で僕は、光を見ていて、浸食される神職、美しい、凡ての摩耗は美しい、美しく壊れることが出来るなら 精神と水鳥の羽根、君はぼんやりと見ている、僕は達することだろう、勃起もないまま、結末が断章の余白に見えることだろう、そう見えてしまう僕の目は 目 は 月光色の視線 君は 今 僕を見てる 創るの??? 1、2、3、4 深いキスを 昏迷と螺旋と火 美しい嘘と美しい真実
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作品データ
P V 数 : 870.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-07-20
コメント日時 2017-07-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
クーラ・シェイカーやゴリラズの名が出てくるというのもありますが、UKロック的、シニカルでウェットなリズムやメロディーを携えた詩な気がしました。 また、序盤の肉感的な描写と後半の夢幻的な描写のコントラストが良いなぁと思いました。
0庭に咲いていたネジバナがちょうど茶色に枯れて・・・ 猛暑に焼け焦げた庭を見ながら、白犬さんの作品を拝読しました。 迫って来るものがあるのだけれど・・・直接過ぎて、痛い、痛い、と思いながら読んで・・・ 首に縄をかけた死の瀬戸際で、供物のように炙られる(あるいは、自らを炙る)、そして 〈退屈だから飲めよ 愛があるならごっくんしなよ? そんで吐け〉この強烈な一節。 このわたしを、食い尽くせ、と迫るような・・・ 最初の擬音を多用したプロローグ、 〈そうして女は~〉から始まる、アグレッシブに高まっていく、愛と生と性と死の欲動・・・が、一歩一歩刻み込むような(たとえば、~て、~で、~な、といった抑え込むような語尾や体言止め、一行アキの作りだす呼吸)リズムで進み、〈勃起 螺旋 血 耳 夢 声 月 粉砕〉エロスとロマンを凝縮したような単語が並んだ果ての、粉砕、という一語・・・〈夢のような歌を聴いた、~〉この間奏曲のような一節が入って、静かに収まっていくようなエピローグ。 インパクトが大きすぎて、評どころか、感想としても届いていないかもしれませんが・・・構成が巧みに練られて、音楽的な躍動感や高揚感、終息感を覚える読後感でした。
0もうここまで来ると職人芸っすね。みたいな感想がまず第一。 乗れると面白いっす。 行間の空いた所の言葉が微妙にダサいっていうか単語が浮き出ててあれなんですが、その単語血肉を散文的なパーツが綺麗に縫合する事によって、ちゃんと読んだときのリズムの変調、ステップの変化がまるでカクテルシェーカーみたいだ…とか僕、バーで飲んだ事あんまりないんだけど、そういうイメージが脳内に焼きあがる。結構唐突な場面展開が言葉で刻まれるんだけど「創るの??」とか言われても、なんかわかっちゃう感じ。でも説明出来ない感じが。正にトリップしてて掛け算の詩っていう感じがする。 最初は読み始めた時に、アクセル踏みすぎじゃないか? とか恐る恐る読み始めたんですが、読み始めたらいつもどおりの白犬さんの作品っていう安定感。ただ、ぶっちゃけ作品毎の違いについては分からないから、割と作家性みたいな所で無意識の内に買っちゃってる所がないわけではないから、客観的にどうかっていうのは僕にはもう分からない。既に作品酔ってしまっているし。
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