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なさけない人
空の血が 降ってくる 白いおべべを 染めていく 化石になった 私の心を ふよふよと 干ししいたけみたいに 戻していくのだ けれども なさけない私の心は 弱くてもろいものだから ぱきんぱきんとかけている ざあざあ当たったところから ぶしう、と噴き出す 私の血潮 あまりに痛いものだから 欠けてしまった なにかを 探してみはするが、 不器用で なさけない 私は また 新しいところに 心をぶつけて 欠けさせて あろう事か そのまんま 置いてきてしまう あゝ、雨は嫌いだ さわやかで 生き返るようで 大嫌いだ
なさけない人 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 916.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-07-15
コメント日時 2017-07-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
リズムや韻律が、なつかしいような心地よいような感覚に連れて行ってくれますね。 百均さんのツイキャスでもコメントしたのですが、心が乾いてしまっているから、脆く折れてしまうのであるなら・・・その心を生き返らせる雨、水、思いやりや優しさ・・・は、惠の雨のはず、なのですが。 既に、乾いた心はその脆さゆえに傷ついていて・・・乾いている時には、その痛みに気付かずにいられるのに、雨で生き返っていくと、その痛みを思い出してしまう、そんなジレンマを、体感的に感じました。 あの時の痛み、この時の痛み・・・それが、かさぶたのように乾いているのに、またはがれてしまう、そんな感覚にも似ているけれど・・・もっと全体が、バラバラと壊れていくような切実さを感じます。
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