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Liar Liar
晴れ時々嘘をつき 君も嘘つきで僕も嘘つきで嘘がドシャ降り 傘を忘れたからそれを軒先で眺めてる 君のためとか誰かのためとか 人のためだという嘘はスパイシーな隠し味で ビターな味は好きだけど 嘘のための嘘で作ったカクテルは 苦くて飲めたもんじゃないんだよ 天気予報は記録的な大嘘だと騒ぎ立てている いい加減待ちくたびれたから 嘘まみれになりながら歩いて帰ろうか どうせ嘘に塗れた人生なんだ いつか嘘が降り尽きたら 塗り潰されていた真実が 顔を出して教えてくれるだろう すぐに嘘に塗れてしまうけれど 確かな真実はあるんだと 晴れ時々優しい嘘が降る
Liar Liar ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2161.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 89
作成日時 2020-01-03
コメント日時 2020-02-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 13 | 6 |
前衛性 | 10 | 4 |
可読性 | 13 | 4 |
エンタメ | 11 | 3 |
技巧 | 15 | 5 |
音韻 | 14 | 7 |
構成 | 13 | 6 |
総合ポイント | 89 | 35 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2.6 | 1 |
前衛性 | 2 | 1 |
可読性 | 2.6 | 1 |
エンタメ | 2.2 | 1 |
技巧 | 3 | 2 |
音韻 | 2.8 | 2 |
構成 | 2.6 | 1 |
総合 | 17.8 | 12 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
吉野朔実の恋愛的瞬間という漫画に「秘密には力がある それが秘密である限り 嘘にも意味はある 真実を忘れない限りは」というフレーズがあります。 コントロールできない嘘、もしくは自然現象としての嘘は(それが実在するならば、ですが)、やはりただの嘘でしかないのかもしれませんね。……なんて。
0本来「雨」であるべき言葉達が「嘘」になっていて、その使い方がとても心地よく感じました。 >傘を忘れたからそれを軒先で眺めてる ここは「それ」になっています。ここが「嘘」だったら、少ししつこい印象を受けていたかもしれませんが、「それ」の使い方が絶妙だと感じました。 >君のためとか誰かのためとか >人のためだという嘘はスパイシーな隠し味で >ビターな味は好きだけど ここの部分が、最後の >晴れ時々優しい嘘が降る こことうまく繋がっている気がして、嘘まみれの詩なのに優しい気持ちになりました。
0ひいらぎ 様 吉野朔実は一度は読みたくて未読なんですよね。いい台詞だ。秘さなくてはいけない、或いは秘されてしまうものがあってまさに真実を見失わない限りはそれは世界を破綻させないような力を持つように思います。詩、もある意味では嘘を描きながら真実を秘めているのかな。そんなことを思いました。
0つつみ 様 嘘も方便なんて言葉もありますが白黒だけでは生き辛いなぁ、と思ってしまいます。なぁなぁ、とか曖昧さ、或いはちょっとした嘘、少しばかり皆んなが幸せな気分になる嘘を法螺を吹くのも詩なんて書いてるものの在り方かも知れないですね。
0嘘になってしまった言葉があって、そうでなかったころは氷の結晶のようなものであったかもしれません。そのようなことを思いました。
0nituki 様 氷の結晶。儚く美しいイメージですね。同時に冷たさもありますが。嘘と真実ってなんだろうなぁ、とまた深く考えてしまいそうです
0うわぁ…私が書きたと言いたい詩です。(真です) 私は嘘を味に例えた事はありますが 嘘を天気に例えて詩を書いたことが無いのです(真です) そして、出来上がった詩は、羨ま詩い出来栄え(真です) 降りやんだらじゃなくて、降り尽きたら ここ、多くの人が書いた時に降りやんだらと書くと思うんです 天気ですし、私もそう書いてしまったと思います(真です) でも、もう降らない!降り尽きたというのはホバさんだけだと思います。(真です)