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メタファー
明るい街の夜では次々にひかりが消えている。仄かなまなざしが迷子からやがて行方不明になっている。向かっていた先はいつもいつまでも同じだ。きっと抱かれるべき居場所が確かに見えていたのだ。 滅びた星が揺れる。暗い海の大波に隠れ、凪に煌めくそれは戻ることのないひかり。かつての夢であったかたち。それはまるで形なき窓からの眺望。それぞれのそれぞれだけに現れる固有なメタファー。 つぶらな瞳たちは黎明に深く深く眠っているだろう。枯れた声が晴れた夜空を渡っていく。声のない失われた華やぎを追うその背中。未来は決して形而上のものでなく、慣性に概ね従って続いていく。
メタファー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1650.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-11-17
コメント日時 2019-12-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
題のメタファーになにか引っかかってしまい、なかなかコメントが出来なかった。今はこの作品によく合った題と思っている。 俺はこの詩で、詩の文面には無い登場人物たちを、空気感を、街を、他いくらでも次から次に想像できた。いい具合に、言葉が新しい角度から世界を見せてくれた。華やぎ。華ヤギ。あー、俺はこういう詩も好きなんだと、発見。
0ありがとうございます。 それぞれの場面において、生み出されるメタファーがあると思うのです。 それは人だけのものではなく、きっとある程度の知能のある動物なら持ち得るのではないかとも。
0こんにちは。 どこか甘い切なさを感じる作品でした。自我が現実の束縛から少しだけ浮いている感じ。それが作品として十分展開されているかというと疑問に感じてしまいますが、この作品の世界観(と僕が受け取ったもの)に惹かれました。読者に読解を要請するメタファーというものがどれほどの有効性と正当性を持つかは別として、星のような、この世の形象が誰かの、何かのメタファーであるということを感じ取ることが詩的な経験だと思いました。
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