あをの - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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あをの    

雨の色を 肩にかけて 青野をふむ 深い藍色の闇が 透きとおって きらきらと ふるりとけぶる あじさいの葉 かすかな繊毛が はらりとふるえ やはらかな 白玉の雫が 空の瞳を 覗きこみ つう、と尖った葉の先に 涙はとつりとおちて 薫るいのち うごめく涙 青野をだれかがふみわける またかをる 雨の足音


あをの ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1046.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-06-01
コメント日時 2017-06-19
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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2025/04/09 16時43分25秒現在
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    作品に書かれた推薦文

あをの コメントセクション

コメント数(2)
あきら@ちゃーこ
(2017-06-02)

花緒さん、ありがとうございます ふさわしいオノマトペはないかなーと日々探しております。

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まりも
(2017-06-19)

ふるり、はらり・・・ふるり、は造語なのでしょうか。震えながら、けぶる・・・朝もやに包まれる感じ、なのかな・・・ 「~白玉の雫が」までは、雨の夜、あるいは早朝、朝靄が経ち始める時間帯の、美しい叙景詩になっています。青野を踏む・・・裸足で無人の草原に踏み出すような、そんな幻想的なイメージもあります。 「空の瞳を 覗きこみ」この転調が面白い。紫陽花の葉の上の白露が、空を見返す、という空間的な動き。空から降って来る滴、涙、それが雨・・・とまでは書かれていないけれど(だから、語り手自身の涙、であるかもしれないけれど)遠い青野(命、が生まれる空間、なのかもしれないですね。未生の生のありか、のような)を誰かが踏み分けていく、その足音を、気配として聞きながら、命、が薫り立つ、生き生きと生き始めるのを、語り手は感じている。 美しい言葉、美しいイメージ、美しい響き・・・を追求するあまり、少し雅文調になっているのかな、という懸念はありますが、旧仮名を用いているところとも併せて、近代詩の嫡子、という印象を受けました。確かに、渋い。

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