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完全な自由と調和
真夜中の烏。 もう一度、あの時に戻ったとして、迷いなく同じ道を選択できるだろうか。 幻想ポロネーズの走馬灯のメロディが胸をえぐる。 全ての男は英雄である。 しかし、間違ってるのは、それを女にわからせようとすることである。 バラモン教の、三位一体の第三格は、ヴィラージ=英雄的といわれる。 賭け続けること。 命がけで生き続けること。 俺は、挑戦し続けた。 強くなったな。 昔より、格段に地に足を着けたな。 プライドをかけて生きてきた。 降り止まない雨が、ひたすら心にしみる。 言葉にならない悲しみが走馬灯となって、安らぎに解けていく。 もうここらでいいだろう。 生きるということは自分の卑小さに絶えず向き合い続ける屈辱的拷問だ。 女は、犯され身ごもる性だから、このことをよく理解している。 来い。わが正午よ。 ほとんどの人は自我を固めることを求めるが、自我が消える道を選ぶ人はまれである。 嗚呼、間違ってなかったんだ。 俺が歩んできた道は間違ってなかったんだ。 悟りは全ての、過去を正当化する。 降り止まない雨は、悲しみを癒していく。 私を大人にしたのは、女だった。 中途半端な美に酩酊するほど子供じゃない。 針の穴を通ってたどり着いた。 どの道、僕がどれだけ努力し苦しんできたか君らにはわかるまい。 何の理由もなく、ぶらりと町にいって人の輪に入ってみる。 何もしてないのに、失恋自殺の少女は自殺をやめ、悪人は正しい生き方に目覚め、人々は笑い出す。 無為にして人を化す。 みんなひとつだったんだ。みんなつながってたんだ。 植物、町並み、人々、それらは全て私であった。 切ない都会の不倫、パワハラを受けるサラリーマン、家庭で権力を握ろうとする主婦 それら全ては私であった。 海から完全に脱した太陽は、勝利の光彩を放っていた。
完全な自由と調和 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1707.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 86
作成日時 2019-06-08
コメント日時 2019-06-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 13 | 13 |
前衛性 | 12 | 12 |
可読性 | 12 | 12 |
エンタメ | 13 | 13 |
技巧 | 12 | 12 |
音韻 | 12 | 12 |
構成 | 12 | 12 |
総合ポイント | 86 | 86 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4.3 | 1 |
前衛性 | 4 | 0 |
可読性 | 4 | 0 |
エンタメ | 4.3 | 1 |
技巧 | 4 | 0 |
音韻 | 4 | 0 |
構成 | 4 | 0 |
総合 | 28.7 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
マジでノーコメントノーポイントとかいじめだな。
0イジメ?意味がわからないですが作品、拝読しました。 >生きるということは自分の卑小さに絶>えず向き合い続ける屈辱的拷問だ。 こういった部分は分からなくもないものです。あなたはぼくよりも知識を持ち、理解は出来ないが思索を深くされているのでしょう。矮小であるなら矮小でよいし、自我、ここでは詩におけるものとして言いますが消すのだとしたら、詩も自我を抑えて書かれてはいかがでしょうか。強くなった、地に足がついている、などの過程を具体的に詩にしたものを読んでみたく思いました。 読まれたいならば他人の作品にも親身にコメントするべきでしょう。或いは有無を言わさず読ませるものを書くか。それだけです。では。
0最近、以前注意がありました、コメントの催促をすることはマナー違反(B-REVIEWのガイドライン上)を繰り返されてるので、不思議に思い、ネット上のtaishi ohiraさんのパブリック発言を一年分くらい見てきました。 まず、明言するのは、twitterと違い、ビーレビはアクティブユーザー数が桁違いで少ないので、ノーコメントノーポイントがいじめではないということです。 大平さんの言葉を借りるなら、利己主義から来る悲しみを、癒す人員はここにはいません。 また、ユーザーはtwitterを見ていない人やインターネットのリテラシーもそんなに高くない人間、現代音楽や解脱や精神疾患歴や犯罪歴の自分語りや性欲や高偏差値学校出身という事実について詳しくない方も多く、大平さんの前提知識を共有できていません。 しかし、たとえばかるべも上記のような「属性」は共通部分がありますが、無反応=攻撃と論理的に感じません。 主に、大平さんの心的タイミングでマナー違反が起こっていると感じます。また、他者へのコメント活動をしてくださっているのは観察していますが、コメントの返事は読まれていますか? 大平さんが悟られてることを知らないため、コメント内での解説を望んでいる反応もありますよ。ホスト歴を活かした、わかりやすい口調も、時には大事だと思います。作曲の講評には平易な語が用いられているように、奏者や読者の想像力を手助けされてみてはいかがでしょうか? 少なくとも広島の高校時代から作曲は続けていらっしゃったようですし、もう少し対面で話すような時の口調を意識されてはいかがでしょうか。 無論、それでも続くとは思っておりまして、せめて同じ行為を繰り返すというのだけは避けていただければと存じます。
0この詩個人的に好きです。
0そうですか。たまらず自分でコメントしてしまいました。すいません。
0taishi ohiraさん 悲しい時には泣いて良いのです。 本当のこと本当の気持ちで。 忍耐強い貴方は素晴らしいです。 kei?✨
0読んでくださってありがとうございます。
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