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メレンゲ
もしも わたしが ねじ切れて 泡をたてて 重油のような死体になったら そんな醜いわたしの姿は 見ないでね 見つけないでいて 白いメレンゲの猫が死んでいた 死んだ姿までケーキみたいだった ずるいな、 と微笑んでみる 心の中では 顔を顰めて 可愛いをフォークで殺した 君の涙とはかけ離れた味だ わたし いつか 君の目の前で 君のゲロに似た死体になりたい ねえ。 ときどき 考えているの わたしが死んだら 君はどう思うのかな 君の心に興味があるんだ わたしのせいで傷付く心に 君の心の消えない傷になれたら 忘れないでいてくれるかな なんだか悲しくなったから 死んじゃった 綺麗でも 死体は死体
メレンゲ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1318.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 26
作成日時 2019-03-21
コメント日時 2019-03-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 11 | 11 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 8 | 8 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 26 | 26 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2.8 | 2.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 1 |
エンタメ | 1.3 | 1.5 |
技巧 | 0.5 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 6.5 | 5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
女子高生のカリスマ的、と言えば良いでしょうか。人によっては、あーまた加虐表現ね、って感じるパターンではあると思います。 ですが僕もこういう表現は好きです。僕が書くと残酷さというかサイコパス度が強くなりすぎて「女子」要素が欠けてしまうので、この匙加減でさらりとまとまっている作品は、尊敬します。 死んだ姿がケーキみたいとかは、この詩にしっかり個性をもたらしていると思いました。
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