フォークロア - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

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フォークロア    

蜜枯れて空っぽの鳥籠 夜の鱗をはがしたら 地図上にあふれる迷子のピクトグラム 立ちつくす少女 さかしまの蝶群れをなして 聖かすみ沈黙する林檎 朝の静脈こわれたら 砂丘に生まれた巨大な目のオブジェ 駆けだした少年 いさおしの鐘辺りにこだまして 少女がカンバスに描いた花のような絶望 少年がポケットに詰めた麗しい憎しみ 溶けだした地球の一番透明な部分で 重なりあった 反応した 輝いた 記憶の背中の夢 夢の背中の記憶 裏側にこゝろ そして 愛 薬指を握りあうことも出来ない二人だから 背中あわせのまま振り返ることもなく フィルムの中の永遠にお帰り


フォークロア ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1604.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 30

作成日時 2019-03-20
コメント日時 2019-03-29
#テキスト #酷評OK
項目全期間(2025/04/14現在)投稿後10日間
叙情性1111
前衛性22
可読性33
エンタメ11
技巧77
音韻33
構成33
総合ポイント3030
 平均値  中央値 
叙情性1.61
前衛性0.30
可読性0.40
 エンタメ0.10
技巧11
音韻0.40
構成0.40
総合4.33
閲覧指数:1604.5
2025/04/14 09時40分45秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フォークロア コメントセクション

コメント数(2)
かるべまさひろ
(2019-03-29)

イメージとイメージをつなぐことに、詩を見出す論の方もいらっしゃいますが、 そのつなぎが、つながっているのか突飛なのかの議論がなかなか行き詰まりがちです。 この作品は、やや断続的な車窓のような印象なのですが、すごく丁寧に綴られています。 確固たるイメージがあるのは感じるのですが、筆者のそれには辿り着けなくて、それが些かもどかしい気がしました。

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岩垣弥生
(2019-03-29)

かるべまさひろさま 読んでくださりありがとうございます。 本作はタイトルの「フォークロア」を具体的にイメージする言葉を意識的に避けた結果、うまく作者の意図が伝わらなかったのだと思います。もう少しやり方を考えた方が良かったですね。 率直な感想をくださり本当に感謝です。作品づくりに生かしていきたいと思います。

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投稿作品数: 2