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かなしみ
かなしみは うつくしい 苦しみは うつくしい 死にたいと 初めて願う その時に 私の心に うずくまる 何かが はたり、とこぼれだす そして 私の身体から 歌と言葉が あふれだす 歌はきらめき 言葉はかがやき きらめきは かなしみの欠片 かがやきは 苦しみの足跡 うつくしいものは 悲哀と苦難から生まれる 誰が目を背け始めたのか 世を照らす 苦しみの結晶 生みの苦しみ 去りの悲しさ 果たしてそれは うつくしい きらめく涙 静かな時 それは哀しみの星屑 かなしみは うつくしい はたと散る 桜のように 苦しみは うつくしい 寒さに耐える たんぽぽのように 生きることは うつくしい 生は苦しみの泉 そして苦しみの上に咲く 小さな喜び 死もまた うつくしい 時に宿る 静かなかなしみ 絶え間なく繋ぐ 苦しみとかなしみの鎖 そして 受け継がれる 喜びと希望の種子 世界は うつくしい 廻り ひしめく きらめきとかがやき また いつでも これからも すべては うつくしい
かなしみ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 921.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-05-06
コメント日時 2017-06-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
とても詩らしい詩だなあって思います。こういう表現から、みんなまず入って行くような気もします。 ただ、あきらさんらしさがどこかに欲しい気持ちもしました。前作の方がむしろそれはあった。 形を整えようとしなくて構わない。あきらさんの、現実に体験したこと。あきらさん自身が一生懸命考えたことを書いて行けばいい。なんかそんな気がしました。 追記。最初にある□は、何かが文字化けしてしまったのかな?
0連投すみません。タブレットから雑に読んでいたので、感想が間違うと言うか、ブレました。 これ、実はすごくテクニカルと言うか、凝った詩なんですよ。少なくとも私から見ると。 抽象的な言葉を並べて、一つのまとまった詩にする事は実はとても難しい。あきらさんは、言葉と言うものを扱うセンスがものすごく高いんです。 私が「自由に」と言ったのは、私朝顔くらい下手くそでいいよ!と言う意味合いです。あんまり言葉イコール概念、概念イコール詩と考えてここまで一般的に膾炙するようにひねらなくても構わない。 あくまでも、これは私個人の感想ですけれども、この詩にあきらさんの個人的体験。あきらさんが、学生なのか社会人なのかも ここではわからないし、わからなくていいのですけれども、例えば学校のガラス窓がどんな風だった時にこういう思念をめぐらせたのか。ガラス窓は、透き通っていたのか曇っていたのか、それとも水滴がにじんでいたのか。 あるいは、あきらさんのどんな友人とケンカしたり、あるいはなぐさめられた時これを思いついたのか。 説明する必要性はないんです。ただ、あくまでも私個人としては、あきらさんのそういう身体的な感覚がもっと読みたいなと思いました。
0華厳経、法華経、金剛経など、仏典によくみられる目覚めたひとの言葉、説法の影響を受けての作品なんでしょうか。うつくしい、うつくしいとリフレインがまた輪廻を思わせ印象に残りますね。それだけ現実の醜さ、汚辱に対する認識もまた新たにさせられるような効果に感じ入りました。
0私の世界観を詩にぎゅっと固めました。どんなものでも肯定してみたいのです。先入観がなければどんなものと美しく見えるのでは、と思います。 これは、かなしみはうつくしい、というワードから書いていったのですが、日本における判官贔屓から着想を得ました。 わたしのはじまりの詩です。
0冒頭のこの記号が、なんとも気になって気になって・・・ それはともかく。花緒さんの「現代版のお経」まさにそんな感じですね。リフレインが繰り返されていくうちに、陶酔境に入っていく。ただ入っていくだけではなく、きっと「ことだま」としてのなにか、が、作用し続ける(だろう)。 以前、うつくしい、を連発する詩を書いたことがあります。 赤いフィルターを通して世界を見ると赤が消えてしまうように、醜さを通して世界を見ると醜さだけが消えて、美しさが残るのではないか、という、実に理屈っぽい詩でしたが・・・ あきらさんの詩は、美醜に限定されない。すべてを肯定しようとする。14歳からの哲学、という本がありましたが・・・17歳の観想、と名づけたくなりました。
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