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おまじない ※
エンデのサイコロのような、新開発の自動筆記は、今夜最適化されてしまう。心のどこかで、私たちはやっと始まるんだとも思っている。 (少し、悩んで、創作を今日はやめた) ゲイに人気の下着がある。間違えて履いていたらノンケでもゲイだと思われる可能性がある。ゲイにゲイだと思われるだけだからノンケは自分が思われてるとは露にも思わないし、世の中には喰われノンケとかいるし、古い小説では揶揄されるだけだけど。 隠れアンドロイドというよくある設定でも、高校性の恋愛が絶対に量産されるように、使い古されていても僕のゲイビライフには欠かせない鉄板ネタ。ステレオタイプの日本語で成長し続けていたい。愛の告白が、円周率を唱えることなのが、個性だとしても、世の中には伝わらなきゃいけないときがある。 なけなしの共通点 誰でも人間 発展場のエスノグラフィーで、愛は培われた。どうして、フィールドワークをあなたがする必要があるのかを、僕には理解できなかったけれど学位は認められる。まだ小さな世界との齟齬。命を脅かすことだけが、怖くなって老けたのかもしれないけれど、母を亡くした息子は泣いていた。明確な、読み手が、現れた個室。少したくましい首筋。暗闇を突く大殿筋。 君が香っている。三度目。 僕がセックスの境目がわからないように、音楽と非音楽、詩と非詩の境目はわからない。それを知っている人たちとの齟齬が一番の支障になる。それでも、大いなる集中力に覆われる。いつまでも右の腹筋を舐めていると、少しずつ錆びついてくる。堰を切ったようになにか新しいことをしなければならない。 昨日、ゆっこさんに詩を見せた。詩ってもっと短いものかと思ってた。こういうのも詩っていうんだね。 僕はメガネを舐める。 ・ぽりぽりとポテトチップスを食べきり、私は反乱軍との交渉に赴いた。アマノ軍曹の死亡宣言から半月が経って、ようやく政治が動き始めた。春崎空港からチャーターで雲をつきやぶる瞬間、ふと涙が出そうになった。 ・台湾製のボクサーパンツに手を突っ込み、太腿の手術痕を撫でた。機内の光が少し揺らめく。 今年は長かった ぼんやり手をぐーぱーとして、 平手打ちをしてみたら笑える かずくんから本当に変態だねと言われた。 こんなにあっけらかんと性癖を話すことはないのだ。まさひこさんにもよく言われる。ゆうくんにもよく自伝には俺主演のゲイビを付録にしたいと繰り返していた。 流星群、手をつないで凌いだ。白夜なのに目が冴えて、より握った。次の流星群までは生きられないのに、今は見つめ合っている。 他にも生きて詩人がいることに驚いて、あの一瞬目の前を過ぎた人が現代詩手帖に入選した人で、ウィルスちゃんが差し入れを持ってきたりしている。イェリネクは文学賞をとってもFUKUSHIMAにかき乱される。よいしょよいしょよいしょー。 姉の結婚式で、日本酒を振る舞われる。 たけちゃん。 舞台上に、 黒い絵が飾られている。 ちさとさんの黒い絵。 心の中にはいつでも生前葬の祭壇が あります。 自由絵画のレモンを置いて、 私たちが歩む、無鉄砲な振り付けで 青が引き裂かれる。 同時にはしゃぶれない。 従前の文化を、発出できないのならば日本人ではないかもしれません。しかし、中川中尉の掌が、ずっと囚えて離しません。私、どうか、いぶらずに、この島に残ります。 鉄板餃子に残った羽根が、博多のおばちゃんに刮ぎ取られる。しゃくつっ、しかしかゲーイ、と音が響く。千ベロを終えて、駅を経たねばならない。 次の十行、演技空間上で1と2が接触している間、任意の音楽を鳴らさねばならない。 1 A(タッタ/ロザンゾウ)A(タッタ/ロザンゾウ)A(タッタ/ロザンゾウ)A(タッタ/ロザンゾウ) 2 B( ララウン オエオ)B( ララウン オエオ)B( ララウン オエオ)B( ララウン オエオ) 1 A(タッタ/ロザンゾウ) A(タッタ/ロザンゾウ) 2 A(タッタ/ロザンゾウ)B( ララウン オエオ)A(タッタ/ロザンゾウ)B( ララウン オエオ) 2 B(メ メ メ メ エ)A(メ メ メ メ エ) B(レイエイ/セッ テ) 1 B(レイエイ/セッ テ) A(タッタ/ロザンゾウ)B(メ メ メ メ エ) 2 B(テスロ/ステンド )B(テスロ/ステンド )A(タッタ/ロザンゾウ) 1 A(タッタ/ロザンゾウ) A(メ メ メ メ エ) 2 B(テスロ/ステンド ) 1 B(テスロ/ステンド ) 1 A(ミテ / θ )A(テッテ/フレンドウ)A(テッテ/フレンドウ)A(テッテ/フレンドウ) 2 B( ララウン オエオ)B(テスロ/ステンド )B(テスロ/ステンド )A(タッタ/ロザンゾウ) 筑駒の向こうから、雷鳴は轟く夏光で、電柱も揺れている。電柱マニアにはたまらない木製で現役の電柱。冗長な呂律で、語るおっちゃんが好きよ。同窓会の映像はいつ届くのだろう。 二人でおまじないを唱えた。 これからも三人で生きよう。 これからも三人で生きよう。 ・アマノ軍曹には妻が一人、側室が一人、夫が三人、息子が五人、パパが二人、ご主人様が二人、性的な友達が一人、愛する人がたくさんいたと言う。そのうちの一人にも入っていないのが俺だ。ただの一度も相見えることもなかった。宇宙船争奪の事件の日も、本当にたまたまだったけれど、結局すれ違うことすらなかった。 ・俺には、好きな人が二人いる。もしかしたら今後さらに増えるのかもしれない。誰にも秘めたまま、平和を迎えることを、意気地なしと揶揄されるだろう。 年末年始はドイツで過ごす。初めてのドイツで、初めての国外での年越しだ。いささか疲れてしまったのだ。メデアを観劇する予定だ。読めないドイツ語をがんばってオンラインチケットを購入した。あまりステレオタイプな演出ではないかもしれないが、ステレオタイプなドイツ演劇だとも予感している。 そこで僕は二十八歳となる。時差や宇宙旅行と同じように、曖昧な時間意識をこの身についに纏い、群青を司る。 ※メガネ男子…… ぜったいに目で追ってしまうかわいい生き物 どんな男子もメガネをかけさせてしまえばメガネ男子なので、根本的にはかわいさを持ち合わせている。 また、メガネはかわいさを引き出す媚薬なので、取扱注意の表示がこれでもかと強調されているのがもったいない商品である。 君は人生を遮音性の高いぱちんぱちん。 太腿を見せてくれないか。 強風に髪があおられる。もう冷たさを思い知ることもなくなった。エロいランナーのシャツの横から乳首が見える。僕には好きな人が十人前後いて、増減している。それを永遠に秘めることもなく、ただ喋る。 司書が、この本にだけ記されている人を発掘して、蘇生を部屋でおこなったとき、僕は人生をもう一度歩むのに、人生はやっぱり足りなくて、水は体に染み渡る。 すべての体は一定のエロさを持っている。クジラの水槽を、泳ぐドライスーツ越しに、僕は手を振った。二人は重力が違う。 二人は重力が違う。
おまじない ※ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1108.7
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-12-27
コメント日時 2018-12-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
B-REVIEW杯不参加マークと酷評OKマークが似ているとふと思いました。 これはB-REVIEW杯不参加です。
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