「浮遊の空と僕の影」 - B-REVIEW
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「浮遊の空と僕の影」    

僕の過ちに名前をつけるのなら それは自分自身なのだろう 過去は変えられないから それでも忘れたい 消し去りたい そう願うのは弱さなのですか? 傷つけたのは他でもない僕です 今生きていても活きれてなくて 感じることをも捨てきれないで 君の顔を思い出してみても 胸の内側から痛いよ ただ痛いだけ 空は一つだと誰かが言った だけど憂いでいるの 心は一つだと誰かが言った だけど泣いているの 体は一つだと誰かが言った だけど崩れているの 歩き出したのは僕の方が遅かった 君は遥か遠く遠くから振り返って その瞳は何を語っているのだろう 責める気持ちが何よりも勝って 踏みしめた地面が沈んでいく 大嫌いな海が足跡を消しては消え 照らす月は何を映すのか 愛情はFAKE 真実は歪められて 僕は悪魔にでもなろうじゃないか 耳を塞ぎたいほどの声がそう 望むのなら… 瞼を越えれない涙がまた一つ 心の中に戻っていくのを感じた 指を離した二つの小さな手 さようなら、 愛しき無垢たちよ


「浮遊の空と僕の影」 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1048.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-10-25
コメント日時 2018-10-26
項目全期間(2025/04/23現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:1048.7
2025/04/23 23時33分23秒現在
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    作品に書かれた推薦文

「浮遊の空と僕の影」 コメントセクション

コメント数(6)
かるべまさひろ
(2018-10-25)

さびしいギターが聴こえてきました。

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ふじりゅう
(2018-10-25)

拝見しました。 センスで持っていった詩ではなく、丁寧に丁寧に推敲を重ね練り込まれたという印象を受けました。 言葉巧みにこの詩の素晴らしさを語ろうと、この詩を一目した時の感慨には勝てない気がします。私的にはかなり好きな詩です。 「今生きていても活きれてなくて」が素晴らしいと思います。

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オオサカダニケ
(2018-10-25)

まさに言葉の芸術であるとかんじました。磨きあげられた表現の連なるさまはまさにげいじゅつですね。緻密な構成と繊細な詩人の魂にこころうたれました

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HIROKI
(2018-10-26)

かるべまさひろさん、 コメントありがとうございます。 僕は楽器ができないんですけど、哀愁の泣きのギターソロが曲のラストにほしいです。

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HIROKI
(2018-10-26)

ふじりゅうさん、 コメントありがとうございます。 指を離した二つの小さな手というのは、子供のことです。 離れ離れになった家族のことをテーマにしています。 生きていて、楽しいときや笑っているときでも、ふとした瞬間に悲しくなってしまうときがあって、気づけば、あの頃のように活きれていないのだなと感じるときがあります。

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HIROKI
(2018-10-26)

オオサカダニケさん、 コメントありがとうございます。 数年前から少しずつ、思い浮かんだ言葉を連想していて、最近ようやく一つの詩にできました。 そう感じていただけたのなら幸いです。

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