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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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__はみだしそうなので、そっと目を閉じて、君のその余熱で火照る輪郭をドーナツ生地にしてしまおうと思うんだ、そんで、虹色のヒレと淡いいじらしさを宇宙に浸して一息に飲み干したい。 青みがかった陽光とウミホタルの足跡を辿って、しとしと、と、空に飛び出すのです。 こちらへどうぞ、 こちらへどうぞ、 これ以上はみださないために、しっとり濡れた鬼灯に幼さを残して、心の核を知らぬまま水晶の中で紅茶になってく少女は確かに何かの「愛」だった、きっと誰かの角の影だった、そんな気がしている。 ほろほろ崩れて、羽ばたきはないのか。 錠前をかけた素足に微かな吐息を残して すでに朽ちてはいないか。 教えてよ、 あの空の上、汗ばんだ多面体。 息を殺し、まつげを震わす雛菊の群れ。 あたし、あたしね、 素直でいたかったんだぁ、 いい子のままでね、 死ぬだけなんだよ、 なんて素敵。 そんな美しい自棄。 溶けかけたカーテンの裏、青いタオルがひたすら、ひたすら降りそそいで、鵲はランプになって解けていくのでした。 言葉になれて、爛れて、きっと本望だよ、 何かを失くして それも忘れて。 柔らかなまどろみの中、 あたし、自由になりたいんだぁ、 そんで くたびれた猫のしっぽに かじりついてたいんだぁ、 きっとそうやって生きてくんだろ。 そう、せんせぇが言ってました。 ほんと、おばか。 白露をたたえた、裏切りを知らない日曜日の午後に、固結びした春と冬のどうしようもなさを想ってる、君のため、ただ君を嫌いになるだけだって言いながら群青にかまけよう。 これ以上、はみださないためにも。


♡♥♡ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1061.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-10-19
コメント日時 2018-10-20
項目全期間(2025/04/23現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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音韻00
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叙情性00
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閲覧指数:1061.1
2025/04/23 04時54分45秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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コメント数(4)
なつめ
(2018-10-19)

11月はお休みしますヾ(´〇`) また12月に戻ってこれたらな、と思います(✿︎´ ꒳ ` ) まとめの〜、にコメントをくださった、るるりら様、前作にコメントをくださった、ももいろ様、本当にありがとうございました!励みになります。ここでの返信になってしまい、申し訳ありません。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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渡辺八畳
(2018-10-19)

意図的な作風なんだろうけど、一文一文が長くてまず読みにくいなぁという感想。あまり人のこと言えた立場じゃないが。

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なつめ
(2018-10-19)

渡辺様 ありがとうございますm(_ _)m 今なつめは模索中です。 ひたすら「好き」を追求してます。今回はわざと読みにくくしてみました。ご指摘嬉しかったです。昔の自分は捨てずに、心にしまったまま、新たな「好き」を見つけていけたらいいです。 つまり、10月のなつめは、こんな文体が「好き」らしいので、10月は勉強の合間にこんなのを量産しつつ、12月はまた違う新たな「好き」を見つけていきたいと思います。 ありがとうございました!!

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かるべまさひろ
(2018-10-20)

いろんな文体を書くのは本当にいいことだと思います。 個人的にはこのスタイルなら、もっともっと読みにくくて難しくて引っ掛かってつっかかるくらいの読み応えでもガチ好みです。 「はみ出す」がキーワードになっていますが、若干遠回りが遠かったかなと感じました。ただその先で見える景色は綺麗でした。

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