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新大陸と理屈
たった一人になれなかった たった一人になりたいときに 言葉は意味の半分くらい 家族の苦労が見えて僕は恥ずかしい 嬉しいときも悲しいときも たった一人になりたいときも あなたとてもいい人で でもたくさんの言葉は心に届かない 僕は見えるものから目を背けた 見たかったのに怖くて目を背けるしかなかった 無意味への絶望もある 苦しいとき辛いとき たった一人でやらなきゃいけない 愛のわかりづらさ 何十年たっても そうさ病気になっても 乗り越えられる病気とは知らず 一生だ 一生かけて 贖おう 自分自身を 誰もが嘘と言って自分でも疑って たった一人でいたことがないのは 生まれるまえ 一度心に殻を作った 当たり前のようにぎくしゃくした 夜になったらさよならを言って明日が来る おはようと つながっているか 一人きりなのは僕だ 一人きりなのは全ての人だ だからこんな顔をするのはやめたい 生きていけるような世の中を作れるように 少しだけでも自分に対して戦ってみる 苦しい経験を勇気に変えよう 美しさと特別さの違いを 観察している 本当に見たいものをごまかしながら それが真実に変わる予感も 死なない限りは 特別で真実なことが どうしたというわけでもないことにある 心の新大陸は いつだって見つかる 自然な笑顔を浮かべよう 真実はわからなくてもやっていくのが人生だし 真実ならば人を遠ざけて距離を測らねば 理屈続きの人生だ 理屈が負けた人生だ
新大陸と理屈 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1187.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2018-10-18
コメント日時 2018-11-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合ポイント | 1 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
仲程さん コメントありがとうございます。 新大陸ということばは、僕にとってはエイリアンのような感触でしたが、悪く働いていないようで、 よかったです。どうしても、主張の詩になるのですが、僕はよっぽど囚われているところがある ようです。
0「心の新大陸」が印象的でした。 主張の詩ということですが、書き続ける(生き続ける)上で必要なのを感じるので、読んでいて、我が身でした。
0かるべまさひろさん コメントありがとうございます。 新大陸の発見、そのための理屈、という感じに分けてみました。色々感じてくださったのなら、嬉しいです。
0こんにちは。 新大陸といえば、いつだったか 黒髪さんのお話の中に 思春期が十六世紀のヨーロッパのようであると良いとか、良かった みたいなお話を伺ったことがある気がします。大航海時代に見たことのない大地を目指すかのような精神を、「新大陸」という言葉には感じます。 真実はわからなくてもやっていくのが人生だし 真実ならば人を遠ざけて距離を測らねば 理屈続きの人生だ 理屈が負けた人生だ 架空でしかなかった見たことのない大陸を目指すのは人類だし 真実の追求のために 親しんだ人々を遠ざけてでも人は、歩んでいくことがある。 理屈では、領土拡大や女王のためだとか 大儀がなければ 船は出ないのかもしれない。 けれど、そんな理屈よりも あらたな場所への好奇心が勝っていたのが、もしかしたら 新大陸を目指した人々の本音かもしれません。 人類は アフリカ大陸から派生したといわれていますが、 じやあ日本人なんて、太古の時代から 新天地をひたすらめざしてきたから ここに、居るのかも。あたらしい何かを、めざさずにはいられないのは 理屈ではなく、もしかしたら 血に骨に刻まれたどうしようもない本音のところにある願望かもしれません。 人間だからこその病みを 持つことは、たれしもありゆることです。 わたしは、黒髪さんの葛藤を感じさせる詩文にいつも励まされてきました。 心の新大陸は/いつだって見つかる/ ↑ この箇所にしたって、混沌のなかから ひかりを見出そうという姿勢に背筋がのびる思いがいたしました。 拝読できて よかったです。ありがとうございました。
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