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青
くそったれと吐いた唾が ヨット・ブルーとミヨゾティの青色に吸い込まれていった。 人間、勉強だけではないんだよと 静かに教える勉強ができる先生。 私たちの青春は、もうとっくに終わっているのだろうか。 人生は大きなひとつの学問である。 と、空想上の福沢諭吉。 アスファルトの砂煙 海の照り返しで心が焦げた。 引用文には注意が気を付けて。 ああ、間違えた。 注意書きをつけて。 言葉遊びで、100年半。 私はどこに向かうのだろうか。 サンダルをはいた足がスニーカーにに変わったから、大人になった気になろう。 勝手に失恋のせいにされる短い髪にも、握って離せない進路相談の薄い紙にも、私の大人の階段を隠しておこう。 そうやって、いつの間にか子供だったことを忘れていくのだろうか。 大人に気づいたらなっていて、 今度は唾でなくて私の青春とやらがヨット・ブルーとミヨゾティに吸い込まれていくのだろうか。 それならば、はじめから大人で生まれてくればよかったのに。 子供のままと大人のはじめの、中途半端な青春とやら。
青 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 966.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-30
コメント日時 2018-08-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
まさにジュブナイルのような、透き通った言葉遣いできれいだなと思いました。 しかし「100年半」に考えさせられますね。もう少しだけ掘り下げたところも読んでみたくなりました。
0貴音です。おはようございます。 大人に近づいてく、子供から離れていくその不安定な過渡期 とっても上手く書けているなと思いました 題名が「青」な訳ですが、まさしくそうだなと感じました 久しぶりに題名と中身のドンピシャな詩を見た感じです。 この詩にもっと惹かれる人が居ればいいなと思いました。
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